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活動報告

君の学びを変えるサマープログラム
君の学びこのままでいいのか?
「君の視点から始める学び 〜協働して学べという時代にあえて一人で学ぶ意味を考えてみる〜」

2024年8月20日(火)から24日(土)@日本を移動しながら

****動画coming soon***

今年で4年目を迎える「LEARN with Porsche サマープログラム」。今回も、参加者たちは行き先を知らされないまま集合場所にやってきた。でも、そこに現れたのは自分だけ。1冊の本とノートが手渡され、1人旅が始まった。毎日新しい場所へ移動し、その土地の文化を探りながら、日常生活では気づかなかったモノやコト、人々と出会い、自分自身の視点を見つめ直していく。
1人で旅立った彼らが、どこでどう繋がっていくのだろうか?そして、この旅で何を学び始めたのだろうか。

このプログラムが、トラベルWatchさんの記事に掲載されました。
よろしければ、下記よりご覧ください。
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1625702.html
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1625703.html

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

今回は文化について学ぶという目的だけが設定されているプログラムでやり方は自由でした。そのなかで点と点を結んで線にする、つなげることが何度もテーマとして出てきました。学校で先生から与えられた課題を、目的も考えずに、やることとは違って、自分で考えて、時には失敗をして、答えが簡単に出ないものの方が多かった気がします。点と点を結ぶという事は、視野を広げて物事を多角面的に見ることだと考えました。簡単には線にならず、途切れることもありました。しかし、点と点を結んで線にし、更には面にするという考え方をいつも頭の中に置いておくだけで、ものの見方が今までと全く変わりました。そして「なぜ?」という疑問がたくさん生まれるようになりました。(中3 東京都)

スタートラインが異なる事、これはまさに東京駅で集合した際に感じた。みんな時間と集合場所がバラバラ、さらに乗る電車や行先も1人1人違った。僕にとってはプログラム全体がわからないことだらけであった。1時間後の行先すらわからない、どのような人が来るのかがわからない、多くが明かされていなかったことが、不安でもあり新鮮でもあった。「LEARN with Porsche」を一言で表すのであれば、「自分の力に頼るプログラム」だと僕は考えた。今まで僕は、何をするにも情報機器や家族に頼りっきりであった。わからないことはすぐにググったり、難しいことがあれば自ら考える前に、家族や友人に安易に聞いていた。このように、すべてを自ら考えて行動し解決するという機会は、とても少なかったことに気がついた。(高1 東京都)

今回の旅では、今までで一番積極的に行動した旅となった。初日、新幹線にのり新大阪を出発。封筒の封を切りミッションが書かれた紙をみて、絶句した。行き先についての情報を「車内の人」に聞いてくださいと書いてあるのだ。LEARNとはこういうプログラムなのである。腹を決めて車内の人に聞いて回っていく。とても驚かれたが、ほとんどの人が丁寧に答えてくれた。最後は車掌さんに止められたが、これが僕の旅の始まりであった。旅の途中、僕は考え考え考え続けた。時間に間に合わせるにはどのように行動するのが最適であるか。いつどのように人に話しかけて情報を得るのか。どのように積極的になるのか。頭を使って考えることはとても楽しかった。そしてつくづく感じたのは、スマホが僕の思考を奪っていたということだ。(高1 大阪府)

同じ体験をしていても私だけが考えたことがある。その特別感は、何物にも代えがたい自分の財産になるのではないかと思った。しかしこの気づき、発見は何も見知らぬ土地でしか経験できないことではない。今までも、無意識に排除していた考えや、そもそも気づいていないものが日常生活に隠れていたのではないか。私の周りのごくごく小さい範囲のことさえも私は気づいていなかったんだ。そう思ったら、「なんてもったいないことをしていたんだろう」と悔しくてたまらなくなった。(高1 群馬県)

私が経験してきた学ぶ場においては、常に目的とゴールが用意されており隠れたレールが存在した。私たちは、それらの過程をどれだけ具体的に、論理的に説明することができるかが要求される。個々の素直な感情など「それってあなたの感想ですよね」と跳ね除けられることが当然。“学び”と“感情”とは、全く関わりのない存在だと考えるようになっていた。私が幼稚園や小学校を主な学ぶ場としていた際は、躊躇することなく感動や驚き、疑問など、とにかく口に出し情報を得ていたことを思い出した。確かに私はそうやって学んでいたのだ。それがある時を境に“叱られること”や“分からないことは恥”であるという雰囲気から、恐怖を感じ口にすることが少なくなった。そんな私に「あ。聞いてもいいんだ。」と、このプログラムは気づかせてくれた。(高2 東京都)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

主催:東京大学先端科学技術研究センター・ポルシェジャパン株式会社