LTA

活動報告

LEARN Teachers Academy
『第一期 LTA 発展コース』 

2024 年 8 月 5 日(月)〜9 日(金)

5日間にわたり、9:00から17:00まで対面で実施された本コースでは、教育に限らず多岐にわたる分野の専門家からの講義を通じて、受講者が考え、議論し、体験し、学校教育の枠を超えてこれからの教育を発展的に模索する機会を提供しました。 第一期の受講者は、北海道から九州まで全国各地より集まった12名の教員で、幼稚園、小学校、中学校、高校、支援学校等、様々なバックグラウンドを持つ方々が参加しました。

コースカリキュラム
DAY1 8月5日(月) コミュニケーションを理解する
DAY2 8月6日(火) 多様性を理解する
DAY3 8月7日(水) 多様な着眼点や発想を学ぶ
DAY4 8月8日(木) 見立てを学ぶ、ICT支援で進学の機会を得た当事者から学ぶ
DAY5 8月9日(金) 課題の発表、教育を議論する

— 参加した教育関係者からの感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

5日間の学びが、一つのストーリーになっていた。研修を通して、テクノロジー、考え方、発想方法、着眼点、参加者が普段の生活で見落としているものなど、多くのきっかけを受け取った。課題で、2日目に「多様性を理解するための新しい教育プログラム」、3日目に「計画的でない教育プログラム」、4日目に「未来の学校」を考えていくという流れに、大きなストーリーを感じた。「多様性理解」「計画的でない教育」は今の学校に欠けているものであり、それを考えた上で「未来の学校」に向き合うというストーリーには、「学校現場が変わってほしい」という熱いメッセージが注がれていると感じた。 夜遅くまで毎日課題に追われる学生のようになってしまい、最終日はフラフラだったが、精一杯取り組めたことに、大きな達成感を感じた。

「教育を変えたい」「このままの教育でいいのか??」そんな共通の思いを持っている先生方と、こんなに楽しく真面目に体験したり・議論したり、こんな学びのチャンスをこどもたちにも体験させてあげたいと思いました。そして、毎日子供達と接している先生方が一人でも多くこのプログラムを受講してくだされば、少しずつでも日本の教育が変わっていくのではないかと思いました。とにかく行動を起こして失敗を繰り返しながら少しずつ前に進んでいければと思います。

今の「教育」を本気で変えたいと思っている皆さんと話すことができた。「もっと学びたい」という意欲が溢れてくるような5日間でした。学びに「不確定要素」はつきもので、そこをいかに面白がれるかが大切なのだと体感することができました。私たち教師がもっと人生を豊かに楽しまなければならないと思う契機になるプログラムでした。未知との遭遇を面白がれる人こそが学び続けられる人、すなわち教師なのだ。

現代の計画的で見通しが示され、エラーレスな対応が当たり前の教育で、本当に先の見通せない未来を歩む子どもたちを育てられるのか…そのことを体験を通して考えるきっかけとなるプログラムが用意されていたことは、とても驚きでした。

参加者の意見を多く聞けたのも、当事者や専門家と対話する時間があったのも、どれも良かった。一秒も無駄にならなかったと思う。大切なのは足並みを揃えることではなかった。大切なのは、多様な価値観の中で、それぞれのちがいに気づき調整していくプロセスそのものだ。

「合理的配慮がゴールではなく、そこがスタート」私のLEARNの学びも今日がゴールではなく、今日からがスタート。自分の感性を信じて、小さなことからできることを始めていきます。枠の中から人を見るのではなく、個から人となりを見ることの大切さに気付かされました。