ものづくりが好きな若者向けのプログラム
森や機械に興味のある高校生あつまれ
「ポルシェで森に入る 〜60年代のポルシェトラクターを整備して森の生活を知る5日間〜」
2025年7月28日~8月1日 @北海道十勝地方
60年代の空冷ポルシェをレストアして森に入ろう。
日米の中高に通う9名の若者が森の馬小屋に集まった。
2年かけて進めてきたレストアも、3年目は、とうとうエンジンの整備に取りかかる。
磨き上げたトラクターで、森の道を進み、
十勝の森を開拓していった歴史をなぞりながら、彼らは何を感じたのでしょうか。
LEARN with Porsche 2025のプログラムがCar Watchさんの記事に掲載されました。
よろしければ、下記よりご覧ください。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/2042463.html
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
今回、はじめて溶接や設計に挑戦しました。最初は道具の扱い方すら分からず、周囲のスピードや技術に圧倒されるばかりで、自分にできるのかという不安でいっぱいでした。しかし、現場で出会った次郎さんをはじめとする大人たちは、厳しさの中にも常に温かさと信頼をもって接してくれました。また、仲間たちも声をかけ合い、励まし合いながら取り組むことで、次第に「自分で考え、自分で動く」ことの大切さを実感するようになりました。ただ「教えられる」のではなく、自分の意志で課題に取り組み、工夫し、改善していく中で、私は自分の成長を確かに感じました。このプログラムを通じて、私は「できない」と感じていたことに挑戦する勇気と、周囲と協力しながら自ら行動する力を身につけることができました。今後の生活や進路においても、この経験を生かし、挑戦を続けていきたいと思います。(高2 栃木県)
普段から家畜と接してる分、馬との接し方にあまり抵抗などはなかったが、動物にも機械にも言えることとして五感で判断することはとても大切だと思った。機械でも部品の動きを見たり、音を聞いたり、部品の摩耗を見るために触ったりする。動物もこちらを警戒してないか耳の動きを見たり、触られて嫌なところはないかを判断する。森に入って木を切り倒しにいった際は、木同士が倒した際にぶつからないように切り込みを入れる位置を決めたり、光の差し込み具合見て木のバランスを見るといった、常に危険と隣合わせの作業だからこそ、計画を立てることの大切さを学ぶことができた。また、斧を振っていくうちに狙ったところに刃を当てることができたり、木に当てた際の音の変化にも気づくことができたりして嬉しかった。(高2 神奈川県)
夢にまでも見た真っ赤なトラクターは私の思っていた「常識」の造りとはかけ離れていた物ばかりでした。私は教科書や実習で自動車の知識を取り入れてきましたが、このレストアでは、教科書には載っていない、学校の先生も教えてくれないような発見を体中で感じ、プロの池田さんが一つ一つの部品や機構の意味を教えて下さいました。トレーラー製作も学びばかりでした。溶接で母材に穴が空いた際に、急冷して上から盛り直すしかないと思っていましたが、次郎さんは溶接棒の欠片を溶接するという簡単な手段を教えて下さいました。自分のモノづくりの世界を広げ、現状を変えるには、高橋先生が仰っていたアイデアを形にして失敗から多くの経験を積み、諦めないことが大切だと深く感じました。私は8人の仲間と講師の先生方から私の追い求めていた外のモノづくりの世界と新たな価値観に出会うことが出来ました。(高3 岐阜県)
プログラムに参加し、コンプレッションの測定、シリンダーヘッドやバルブの清掃などを行い、カーボン汚れの多さにとても驚きました。3度の組み立て失敗やパーツ調整の難しさを通して、整備の奥深さと繊細さを実感しました。組み立て後、エンジンが一発でかかった瞬間は、プロジェクトに参加した人だけが味わえる感動だと感じました。完成したトレーラーに、みんなで倒した丸太や枝を積み込んだときの達成感は忘れられません。馬に乗って山に入り、ノコギリと斧だけで木を倒す作業も初めてで、現代の機械との技術力の差や、昔の作業の大変さを身をもって理解できました。5日間、何をするのか全く知らないまま現地に行きましたが、仲間と協力し、臨機応変に対応しながら乗り越える中で、大きな成長を感じました。高校生のうちにこのような体験ができ、本当に参加して良かったです。(高2 長野県)
私の家には、日本メーカーのトラクターや農機具があります。古いポルシェ製のトラクターが、どう違うのか楽しみにしていました。私はホーンが鳴らないことを知って修理しました。ホーンが鳴った時には、皆が喜んでくれて嬉しかったです。人と関わるのは苦手ですが、同じ趣味を持っている仲間と沢山話をして協力し合えた時間はとても貴重で、充実した時間となりました。また、私は今までに農機具の修理を経験していたため、同年代の中では修理の知識が多くあると思っていたのですが、まだまだ知らないことや学ぶべきことがあると感じました。北海道で過ごした時間は、私の世界を広げ、今まで感じたことのない充実感や達成感を味わえた5日間となりました。(中2 新潟県)
僕は車が好きですが、仕組みについてはあまり詳しくなく足を引っ張っていたと思いますが、池田さんをはじめ皆さんがわかりやすく教えてくださり、初めての作業も楽しく進められました。パーツを外してトレイにまとめ、テープで名前を書いて整理したり、金属パーツは外に置くときにオイルを塗って錆びないようにしたり、こうした工夫も学べて、とてもためになりました。僕は普段、人から注意されると少し緊張してしまいます。今回のプログラムでも、安全に気をつけるように注意を受けることがありましたが、その意味や理由を教えてもらうことで、どうして注意が必要なのかを理解でき、怖さよりも大切さを感じることができました。5日間のプログラムで少し長いなと思っていたのですが、参加していると一瞬で1日が過ぎていき、もう少し長くてもよかったなと思うくらい楽しいプログラムでした。(中2 兵庫県)
車やものづくりには強い興味を持ってこのプログラムに参加しました。金属の溶接経験は全くなく、インストラクターや経験豊富なチームメイトから、安全かつ効果的に溶接する方法を学ばなければなりませんでした。一見ただの廃材に見えたものが、本物のトレーラーの形を成していきました。これは私にとって、このプログラムでのハイライトの一つでした。廃材がまさかこんなに役に立つとは思ってもみなかったからです。水曜日には溶接が終わり、ディスクグラインダーで表面を滑らかにした後、トレーラーの表面を丁寧に塗装し、錆びや汚れがようやく消えました。トレーラーがポルシェトラクターの色とマッチし、一体感のある仕上がりになったのは、私にとってもう一つのハイライトになりました。木曜日は私にとって最高の一日でした。午前中は森へ行き、馬を捕まえて、乗馬をしました。馬に乗って森の中を散歩するのは楽しかったのですが、それよりも一番楽しかったのは森の中で木を切ることでした。森の奥深くまで進むと、斧を使って木を切る仕事を告げられました。その日の後半には手が痛くなり、水ぶくれもできましたが、大きな木を切る作業と、切り終えた時の満足感は一生忘れることができない経験です。(高3 東京都)
一昨年の自分からどれくらい成長したのか、今の自分の知識や技術がどれくらい通用するのか楽しみでした。OHVのヘッドばらしと組み付けは学校でもやったので、恐れる事なく作業できました。池田さんと整備士っぽい会話ができて嬉しかったです。取り付けでは、色々なトラブルがありましたが、アイディアを発言できたり、皆で力を合わせて取り付ける事ができました。エンジンは今まで始動に5分程掛かっていたのが一発で始動でき、トラクターを長距離移動させる事ができました。止まってしまわないかとても心配でしたが、とても調子良く元気に走ってくれた時は感動しました。高橋さんの話では、僕も好きを貫いて来て良かったと思いました。これからももっと高い壁に挑戦していこうと思います。5日間を通して自分の成長やまだまだな所に気付けました。自宅に着いてとても静かで寂しく、とても充実した5日間だったなと思いました。LEARNで学んだ事はこれからの人生に活かして行きたいです。(高3 東京都)
私は変わった。初めての経験の一つが、金属を溶かして組み合わせることだった。最初はぎこちなく扱いにくく、熱を加えすぎて穴まで開けてしまった。だが時が経つにつれ、自信がついてきて、学んだ注意点や小さなコツを共有しながら他人に教えることさえできるようになった。ボルトから錆を削り落とす、塗装前のサフェサーなど、私には全てが新鮮で、ワクワクした。数えきれない新しい技術を身につけ、決して忘れない友人たちを得た。体験そのものが信じられないほど楽しかった。馬を捕まえて乗馬し、斧で木を切り倒し、幹を集めて自作のトレーラーに積み込み、新しいポルシェ・タルガに乗った。これから、どう進むべきか?もちろん、考えることは重要だ。しかし、心を信じることにこそ意味があると思う。夢や野望に従い、好奇心を掻き立てられるもの、心からやりたいと思うことを追い求める。今年8月、私はロンドンへ移住した。私にとってこれは一つの節目だ。自分が望むものに基づいて選択している。そしてこの姿勢は今後も続けていくつもりだ。(高1 東京都)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
共催:東京大学先端科学技術研究センター・ポルシェジャパン株式会社