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活動報告

オンラインプログラム
どこでも科学実験室 PART 2

「君は、氷を『速く』『遅く』溶かせるか?」

2026年1月21日(水)

参加が決まった子どもたちは、LEARNから「氷づくりキット」が自宅に届くと、ミッションシートを読んで実験をスタートしました。まずは実験キットのアイストレーに水道水を入れ、冷凍庫で一晩以上冷やし、同じ大きさの氷を準備しました。

実験では、紙・プラスチック(ポリエチレン)・アルミの3種類のお皿に加え、家の中から「速く溶けそう」「ゆっくり溶けそう」と思う素材(ガラス、木、布など)を自分で選択。それぞれの上に同じ大きさの氷を置き、完全に溶けるまでの時間を計測しました。なぜその素材を選んだのかという理由も記録しながら、実験を進めました。

オンライン当日は、参加者が事前に共有した結果をグラフにまとめて画面に表示し、黒ラブ教授と白ラブ教授のコメントを交えながら、それぞれの結果や気づきを発表しました。発表の後は、黒ラブ教授のレクチャーと共に「なぜ溶け方が違ったのか」を考えました。

画面上で発言する子、チャットで書き込む子、リアクションで思いを伝える子など参加の仕方はさまざま。気づけば活発に意見が飛び交い、それぞれのスタイルで関わりながら学びを深めるオンライン実験教室となりました。

参加者

港区立小中学校に在籍する児童生徒 10名 

プログラムの様子

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>

一番うれしかったことは、先生方や周りの大人の方が、子どもである自分を「教えられる側」としてではなく、一人の考える人として対等に見てくれたことです。黒ラブ教授をはじめ、全員が意見を尊重しながら話を聞いてくれたので、自分の考えを安心して伝えることができました。また、参加者同士の年齢がわからなかったことも、とても良いと感じました。年齢で比べられることがなく、誰の意見も同じ重さで受け取ってもらえたので、純粋に「考え」そのものに集中できました。実験自体もとても楽しかったです。自分では思いつかなかった素材を使った、他のメンバーの実験の話を聞けたことが特に印象に残っています。みかんの皮や鍋のふた、石など、「そんなものでも試せるんだ?」と驚くものばかりで、発想の広がりを感じました。全員分の実験の話を時間をかけて聞けたのも良かったです。学校の授業では、人数や時間の関係でここまでじっくり一つの事を話し合う事は今までなかったので、話し合う時間がとても楽しかったです。さらに、シロクマ先生が被り物をして登場したことも面白く、場の雰囲気が和らいで、より楽しく参加できました。自分の実験や意見についても興味を持ってもらえたことがうれしく、「考えたことを話してよかった」と思えました。今回のプログラムを通して、科学は正解を当てるものではなく、さまざまな視点や試し方を共有することで深まっていくものだと感じました。そして今回のLEARNで、自分が何を感じ、なぜそう感じたのかを、もっと知りたいと思うようになりました。(小4)

普通に氷が溶けるのに結構時間がかかるとは知らなかった。土の上においた氷がなかなか溶けなかったから、もし冬に外でサバイブするときは土をほって中で過ごしたら良いと思った。ダイアモンドが一番熱を伝えやすくて、空気が伝えにくい、のもびっくりした。(小4)

発表ができて嬉しかった。自分の発表もみんなが聞いてくれてると思ったら嬉しかったし、みんなの発表が聞けて良かった。表で一覧でまとまっていたことで、自分とみんなと比べられたのも良かったし、わかりやすかった。他の子の結果が違ってびっくりしたものもあった(例えばガラスなど)し、他の子がチャレンジしたもの(メッシュタオルなど)も知れて面白かった。みんなの意見はよく伝わった。クイズとかもあって楽しかったし、黒ラブ先生の説明はわかりやすかった。(小2)

<保護者からの感想>

プログラム中は個室で扉を閉めていたのでzoom中の本人の様子はわからないのですが、プログラム後に、部屋から出てきた大悟の顔が、ここ1年ほど見せなかった、ワクワクした感情を顔に残したまま、とても穏やかな笑顔でした。楽しかった〜。良かったな〜と、暫く余韻に浸りながら考えている様子で、また参加したい!いい?と私に聞いてきました。また参加したい理由は何?と聞きましたら、自分を対等に扱ってくれた授業が人生初めてだったと僕の心と頭が言っている!学校の先生も塾の先生も優しいし楽しい授業もあるし、発言するよう当てられた時も、ちゃんと僕の意見を先生達は聞いてくれるし、クラスメイトも誰かが発言している時は、静かに聞いているんだけど、違うんだよ。やっている事は同じに見えて全然違うんだ。まだ上手く説明できないから、また参加したいんだよ。と、理由を話してくれました。久しぶりに息子の口から、本当の気持ちを聞く事ができた!と、とても嬉しかったです!(小4 保護者)

溶けていく氷の周りをさわって、ひんやりしている素材やまったく冷たくなっていない素材の違いを感じていました。娘は無数の蛾を飼育しているのですが、現在ほとんどが土の中で越冬蛹になっています。蛹化の過程で土に対してこだわる蛾を観察し続けた娘が土の上に氷をおきたかったことが、嬉しかったです。日中、雪がとけても土の中の霜柱がまだ踏めることなど、普段夢中になったことが頭の引き出しに入っていることを感じました。(小4 保護者)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:東京大学先端科学技術研究センターLEARN・港区教育委員会