LEARNin福島

活動報告

『親子のスペシャルな修学旅行』
2022年5月17日〜18日

学校や家の不安や不満をつぶやきスッキリし、
これからどう学んでいくかを相談し、安心し、
楽しむスペシャルな修学旅行

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

自分からはしない行動をしました
自分たちで行き先を決めて東京へ行くという、ちょっとした修学旅行でしたがいい思い出になりました。私は基本的に、なにかわからなくなったら直接ききにいく、リーダーシップをとるなど自分からはしない行動をしました。私はわからないことはわからないまま終わらせてしまうことが多いのです。なので、はじめてに近い行動をとりました。自分で電車、新幹線の乗り場にいき乗る。駅からのでかたやどうやって改札をでるかわからなかったらボランティアできていただいた大学生さんとききにいく、とりあえず下におりてみよう!などとちょっとヒントをだしていただいたりしてくださいました。(中略)私は東京の原宿、竹下通りに行きました。2つ目のミッションはフルーツでした。フルーツを探しながら、ちょっとした買い物をしたり、わたあめを食べました。雑貨屋さんでは、フルーツのさくらんぼのイヤリング、いちごのイヤリングがありました。私はさくらんぼのイヤリングを買いました。すごくかわいいんです。(中略)約1日という短い修学旅行でしたが、この修学旅行に参加してよかったなと思いました。すごくたのしくいい経験にもなり、いい勉強にもなりました。(中3 福島県)

初めてする事が多くドキドキしていました
新幹線でのミッションをクリアでき、とてもほっとしました。東京駅について、フルーツヨーグルトを食べました。1500円くらいで高いなぁと思いましたがとてもおいしかったです。ディズニーランドに行ったのですが中に入ってみることはできないので、ボンボヤージュというおみやげやさんに行ってクランチチョコを買いました。帰りの新幹線では、駅弁を食べて夕やけを見ながら帰りました。(中略)次の日は、土湯温泉に行ってお話をきいたり足湯をしたりなどをしました。帰りの車では、知らぬ間にねてしまっていました。少し疲れてしまいましたが、とてもまんきつできた(約)1日になりました。楽しいプロジェクトに参加出来て良かったです。(中1 福島県)

周囲の⼈々が⼦どもたちの選択を⾒守り、尊重していく重要性
東京を散策するプログラムでは、「東京のフルーツを探す(※チョコレートに興味があるならそれを⾷べてもOK!)」という、⾮常に⾃由なミッションが与えられました。このミッションのもと、東京で何をしたいか、どこに⾏きたいかを考えますが、⼦どもたちはその選択に苦戦し、興味のあることを尋ねてもなかなか答えられずにいました。また、いざ東京に到着しても、⽬的地に向けてどう進むか、困った際には誰にどう聞くべきかなど、⾃分で⾏動を選択する場⾯で⽴ち尽くしてしまう姿が⾒られました。私はこのような姿を⾒て、⼦どもたちは⾃分の選択した⾏動が、誰かに否定されることを恐れているのではないかと感じました。(中略)私たちはプログラムの中で、⼦どもたちが⾃由に選択することを⾒守り、その選択を尊重する姿勢を⼤切にしました。すると、プログラムが進むにつれ、⼦どもたち⾃ら選択する姿や、好きなものにまっすぐ進んでいく姿が⾒え始めました。このように、⼦どもたちの選択を⾒守り尊重することは、⼦どもたちの⾃⼰選択を豊かにしてくれます。こうした関わりが学校や社会の中で広がることで、⼦どもたちは⾃由に⾃⼰選択ができるようになり、⽣きづらさが解消されるのではないでしょうか。(学生ボランティア)

実際の空間で⼀緒に活動しないと⾒えてこないもの
今回のプログラム参加を通して、外で⼀緒にアクティビティを体験することで⾒えてくる⽣徒さんの⼀⾯があるのだと改めて実感できました。カウンセリング室のような閉ざされた空間で、ただただ話を聴くという時間も⼤切だとは思います。しかし、「その⽣徒さんがどのようなスキルを持っているか」や、「どのようなことを苦⼿としているか」などは、実際の空間で⼀緒に活動しないと⾒えてこないものだと考えます。その視点を持つことの⼤変さや重要さを学ぶことができた貴重な時間になりました。(学生ボランティア)