中級「家出のための知恵」 2022年10月12・13日
上級「家出する」 2023年1月19・20日
「このままでいいのか?」と悩み始めて、日々なんだかしっくりこない。
家を飛び出してみたいけど自信がない。
そんな子どもたちと一緒に、家を出て自分や家族について考えてみる。
初級編から中級編、そして最後は上級編へとステップアップしていく
家出プログラムを経て、子どもたちは何を感じたのだろう。
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
自分にとっての大事な人がわかった
印象に残ったこと。目的地に着くためにめちゃめちゃ電車を乗り継いで行ったことと、何もないホテルで15時間過ごした時に暇だったのと寂しかったことと、なかなか時間が過ぎないし、お母さんと妹が何度も浮かんできて泣きそうになって、自分にとっての大事な人がわかったことと、やっぱり一番印象に残ってるのは学割使えなくてお金の節約頑張ったけど、結局帰りの電車代が足りなかったことと、蚕の脳みそを見たこと。(中1)
幸せのハードルが下がった
家出の朝は、お母さんに「ゴミ捨ててきて〜」と言われているのを無視して、家を走って飛び出した。登校中の小中学生の波にのまれそうになりながら、集合場所の広島駅まで歩いて行った。 東京まで吹っ飛ばされるとは思っていなかったし、一人でホテルに泊まることも想定していなかったから困惑した。けれど、子どものうちだったらできないことをできた。 過酷な経験をして家に帰ったら、幸せのハードルが下がった。(小5)
少し活動的になったような気がする
プログラムを経て、少し活動的になったような気がする。 普段の生活の中で周りのことに詳しくなった。 家出プログラムでは財布を持ちながら歩いていたから、参加するまではお金のことを高い・安いくらいでしか意識していなかったけど、このお金があればこういうことができるなということを意識するようになった。(中1)
外に出ることが楽しくなった
家出プログラムの後は外に出る機会が多くなった。外に出ることが楽しくなった。それまではフリースクールくらいしか行ってなかったけど,図書館とか行くようになった。県外にひとりでいきたいなと思っている。今度、友達と映画を見に行く予定だけど、それもプログラムに出なかったらそんなことを思い付かなかった。(小5)
— 保護者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
「世の中はもっと広かったんだな」
想定外の事が多かったようで、良い意味でこういう過ごし方、生き方等学べたと思います。東京という非日常的なところでの活動を通して、帰宅後「世の中はもっと広かったんだな」ということを言っていました。この言葉を聞けただけで参加して良かったと思います。(小6 保護者)
やりたいことの視野が広くなった
初級編に参加するため初めて一人で電車に乗る練習をし、それが僅か9か月ほど前のこととは思えないほど自信をつけ、やりたいこと、やってもいいんだという事柄の視野が広くなったように思います。想像力や言葉での説明だけでは自分が何をできて何ができないのか気づきにくい子ですが、活動や経験を通してその辺りの気づきも少しずつあったのかな…とも感じます。また、学習面では「先々ものを知らないでいると不利なのか…?」ぐらいには思っているのか、短い時間ながら机に向かっています。切り替えが悪いので取りかかる声掛けは私がする時もありますが、、、(小5 保護者)
人生においてかけがえのない体験
家出プログラムの初級を終えた頃から、せっかくだからと一人で個人として参加する!と言うようになりました。家を出発したところから、あった事見た事、その時々の思い感じた事を帰宅するなり、長時間ノンストップで報告してくるのですが、活き活きと話す様子や目の輝きを見て、人生においてかけがえのない体験をさせていただいてきたのだと、参加させていただくたびに実感させられます。教授をはじめスタッフの皆様、息子にとって信じていいんだ、話をしたい会いたい、と思える大人の方々に出逢え関わらせていただけていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。(中1 保護者)