ザワザワした音が苦手。人の話がうまく聞き取れない。
授業中のノートがとれない。読むことにとても時間がかかってしまう。
聞いたり、書いたり、読んだりすることに苦手さのある子どもたちが集まった。
今日は、AIやスマホを使って、君たちの苦手さを補う方法を一緒に考える日。
子どもたちは、初めて出会うICT機器にワッと驚き、どんどん使いこなし、そして、街に繰り出す。
ICT機器を使った先に見えた世界は、どんなものだったのだろう?
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
ノイズキャンセリングを使う時に、ワクワクした。良い学びができたと思います。(中3 千葉県)
知らない子と、話が合って沢山話せた時、ワクワクした。こんなに話が合う人がいるんだと驚いた。(中1 茨城県)
短い時間だったけれども、しゃべっていることを録音して、お菓子を買って楽しかったです。(小5 東京都)
携帯の操作で、音を聞き取りやすくすることができると知った時、びっくりした。「こんな技術が携帯に入っているんだ」と驚いたし、お友達と活動できて楽しかったです。(小5 山梨県)
コンビニにいく冒険が楽しかったです。またやりたいです。(小5 東京都)
また東大駒場に行きたいです。次は今日見学した研究を1日かけてやってみたいです。オヤツをありがとうございました。でもスーパーカップが溶けてしまって残念でした。お世話なりました。ありがとうございました。(小4 長野県)
知らない機能をたくさん知ることができてよかった。学校でそれを使うことはまだ実感がないけれど、家ではどんどん試してみたいと思う。(小4 東京都)
タブレットを使って文字が出たり、録音することができたことに驚いた。音がメモの代わりになることに感動した。(小4 神奈川県)
買い物しに行くのが楽しかった。買い物の内容を注文されたのが普段と違ったから。自分たちで場所を探すのが楽しかった。ボイスメモとか、マップでルートを検索するのも初めてだった。お友達とも相談できた。あんまり遠いところはだめだけど、初めてのところでも行けそう。(小3 神奈川県)
はじめて東京大学に行った。ミッションをくりあしたりするゲームが楽しかったです。ロクオン機能のすごさがわかりました。ぎゅうにゅうととうにゅうをかいますと、ロクオン機能にはなしてめもしました。またちがうあそびをしたい。(小3 東京都)
お菓子を買えると聞いた時からワクワクが止まらなくて、買えたとき嬉しかったです。(小2 神奈川県)
言われた通りの買いものを忘れないように工夫するのが面白かった。自分の買いたいものも買わせてもらって嬉しかったです。(小2 東京都)
— 参加した子どもの保護者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
今回の学びを通じて、息子自身も自分がどのような環境にいると快適なのか、どのような環境だと辛いのか、そこを明確に言語化できるようになりました。
特性を理解した上で、どのように環境調整すれば良いのか、あるいはどうしようもない事については良い意味で切り捨てていくという選択もあって良いのだと知ることができたことは、これからの息子の支援に大いに役立てていきたいです。(小2 保護者 神奈川県)
初めて同じような悩みを抱えた保護者の方のお話を聞け、誰かが話すと頷きながら聞いている保護者の存在がとても心強い気がしました。同じような悩みを抱えたり、同じような経験をしているそう実感できた『子育て作戦会議』はとても貴重な時間でした。今回参加させていただき(子どもにとって)苦手なのか得意なのかを考えるきっかけを奪ってしまっていると思いました。苦手だと思えるから対処することができ、家庭では苦手にしない努力をしていても長く過ごす学校では同じようにいかないし先生に怒られてしまうという様な差が大きくなる前に気付くことができよかったと思っています。苦手なものを苦手だと認識できること、それに気付かずにストレスを溜め込むことになってしまう前に、苦手意識を持たせないようにと思ってきたことで余計不自由にさせてしまう可能性があったと気付くことができました。(小3 保護者 東京都)
参加直後、キラキラ目を輝かせて興奮しながらプログラム内容を語ってくれたことが感動的でした。帰りの道すがら、お友達の様子やお買い物の内容、使った機器やアプリなども教えてくれました。そして、自身と同じ聴覚過敏の体質を持ったお友達がたくさんいると知ったこと、その体質によって困る状況がたくさんあっても、携帯を使ってカバーしていける。と体感した事が、感動的だったようです。現在ほとんど登校できない状況ですが、学習意欲は失っていないので、特性にあった学び方を模索して行きたいと思います。親としても、希望の光を見せて頂きました。本当にありがとうございました。(小5 保護者)
本当に申し訳ありませんが、中一絶賛反抗期の二次障害いじけで、 つまんなかった。必要ない。記憶できるから。 と言っていましたが、じつはあの後外出が増えています。(最近は家族との外食や友達の誘いにも断ってばかりで外に出たがらなかったのですが)なので引っ張り出してみて良かったです。自分だけじゃないってもっともっと知ってほしいです。(中1 保護者 東京都)
今日お話いただいた中で、「めんどくさいって言うのは負荷がかかっているから」という言葉がとても腑に落ち、心に残りました。自分でいくら考えても出てこない考え方や見方に出会えたように思います。私自身が、めんどくさいという言葉が好きでは無く、思うことはあっても口に出してはいけないと考え、意識的に表に出す事はしない言葉で、子供の口からめんどくさいという言葉が出ると、とても残念な気持ちになっていました。今後は子供からのSOSととらえ、どのような負荷がどのくらいかかっているのか考えてみようと思います。新たな視点をいただけて参加できて良かったと思います。ありがとうございました。(中3 保護者 千葉県)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
LEARNスペシャルプログラム@東大駒場リサーチキャンパス公開2023
『学びに苦手感のある子ども集まれ!〜AIやスマホと共に街に繰り出そう〜』『子育て作戦会議〜学びに苦手感のある子ども編〜』
LEARNセミナー@東大駒場リサーチキャンパス公開2023
『社会と共に子どもを育てるLEARNプログラム 〜企業は子どもの教育にどのように貢献できるのか〜』
主催:東京大学先端科学技術研究センター