第三回 LEARN ONE 2023 奨学生 活動報告
※一部抜粋して掲載しています。
「自作の造形物(セロテープ)を用いたストップモーションなどの短編映画制作」
(神奈川県・中2)
1年間のプロジェクトを終えて
LEARN ONE に参加した当初から、自分自身の価値観やコマ撮りの構想などが変わっていったが、その時の自分に合った表現が出来るのが良かった。
逆に変わらなかったものとして“面白味の表現”がある。完成した作品を見たとき、一見すると変わっているようにも見えるかもしれないが、別の角度から見ると一貫性があるなど、根本的な部分は変わっていない。
今まで3ヶ月ごとの短いスパンで目標を掲げて取り組むことが多かったが、今回のプロジェクトは「1年間」という長いスパンでの取り組みだったので、上記のようなことに気づけたと思う。
1年間、ありがとうございました。
「世界記録更新(竹とんぼ競技)」
(三重県・中2)
純竹滞空競技は、 2022 年 12 月に唯一の機体を失くしてからしばらく練習ができなかった。そのせいで、機体が出来て練習できるようになった 3 月には、長くても 11 秒(平均 12 秒が目標)しか飛ばないほど飛ばすのが下手になっていた。そして、その後何度練習しても上手く回せるようにはならなかった。失くした機体より重いのではとも考えたが、それより軽いはずの機体でも上手く回せないのでそれはない。競技開始前の練習では調子が良いと高く飛ぶこともあった。それでも本番となると緊張もあってか上手くいかず、いつも 10 秒未満。結局上位に食い込む記録は一度も出なかった。純竹距離機は良い記録を安定して出すことができた。
良い竹材を手に入れること、飛ばすこと、大会に出ることそれぞれに課題が見つかり、大記録を出すには、まだ未熟者だと感じた。地元で開催する全国大会では運営側として頑張り、良い記録を出したいと思う。
「『あらまあ王』をもっと書くためにえんぴつがほしい!」
(奈良県・小4)
これからもまんが目標 70 かん がんばります。
ありがとうございました。
「東京へ自分の力で行く」
(島根県・中1)
自分は、今回の旅全体を終えて、いろいろな自信が付きました。プロジェクトに参加する前の自分は、空港に一人で行き、一人で飛行機に乗ることや、他にも色々なことが、すごく不安でしたが、このプロジェクトを通じて、「意外と準備をして、スマホを持っていれば行けるな」という自身がもて、一人で遠い場所に行ってみたいと思えるようになりました。経験をするとある程度読めなくても、スマホとある程度計画を立て、人に聞くことをすれば、読めない事関係なく旅ができる事がわかり、旅以外も今できない事や、不安だなと思う事も、計画を立て、経験を積むことで、今後できることを増やして、今後も自信をつけて行きたいです。
*右の画像は、本人がOneNoteで作成した計画メモ
「自分の作品を並べて、展示空間を作りたい!」
(愛媛県・24歳)
【個展を終えて】
会期が10日間あったことは、たくさんの人に見てもらいやすかったとは思うが、自身が疲れてしまった。毎日11時から17時まで元気に在廊したかったが、知らない人と会い話すことは楽しくもありしんどくもあった。吐き気や疲労で病院に行って点滴をしてから在廊した日や、途中から母に受付を交代してもらい、家で休んでしまっていた日もあった。でもそうして休憩しながらだが、最終日の片付け作業までやり切ることができたので、本当に心配・協力してくれた周りの人に感謝している。 良かった点として、こんなにたくさんのあたたかい感想を頂けたことは、本当に嬉しくこれからの励みになると強く思えた。この初個展は、準備段階から自身の体調や内面と深く向き合い、なんとか成立させることができたが、周囲の人に恵まれていると実感した。私は精神的な障害もあり、常日頃から希死念慮や孤独感を感じていることが多く自我のコントロールもグラつく状態だが、少しは「自分の命を大切にしよう」と血の通った人間になれたかなと思う。これが、一番の大きな収穫だと思う。
LEARN ONE のスカラーシップで得たこと感じたことを、ずっと忘れずに生きていきたい。 ありがとうございました。
<本プログラムについて>
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