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武長 龍樹 TAKENAGA, Tatsuki
修士
研究テーマ
重度・重複障害児者のコミュニケーション支援のための定位反応の解析
反応が微小であり確認の難しい重度・重複障害児者のコミュニケーション支援を目指して、彼らの定位反応に着目した研究を行なっています。定位反応は情報が伝わっているのかを確認する最初のステップとなります。観察場面での重度・重複障害児者の微小な動きを可視化し時系列解析することで、その中から定位反応を検出します。
体調などの日内・日間変動による反応の違いがあるか、情報源が左右のどちらから提示されると明確な反応がみられるかなどを分析することによって、コミュニケーションをとるのに適切な場面を見出し、支援につなげます。
研究キーワード
重度・重複障害児者,コミュニケーション支援,定位反応,階層線形モデル,状態空間モデル
略歴
2011年4月 | 東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員 |
2011年3月 | 東京大学教育学研究科博士課程 単位取得退学 |
研究業績
著書
- 黙って観るコミュニケーションー重度・重複障害の子ども達とのコミュニケーションのポイントー 2016年 atacLab刊 武長龍樹・巖淵守
学会発表
- 巖淵守・西島和秀・武長龍樹・赤松裕美・佐野将大・中邑賢龍・青木高光 重度・重複障害児に対するロボットと人間のコラボ教育 日本特殊教育学会第58回福岡大会 自主シンポジウム(話題提供)2020年9月21日
- 小宮山正晴・巖淵守・佐野将大・武長龍樹・赤松裕美・中邑賢龍 重度・重複障害児の反応や体調の変化の記録・可視化を支援するインタフェース ヒューマンインタフェースサイバーコロキウム,オンライン開催,2020年10月17日
外部資金
- 科学研究費若手研究 シングルケースデータのメタ分析による重度・重複障害児者の定位反応の解析 研究代表者 (2020-2022年)
- 科学研究費若手研究B 重度・重複障害児における触刺激への定位反応の定量化と教育支援に関する研究 研究代表者 (2017-2019年)