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活動報告

子どもプログラム

『果樹園で働いて、甘いさくらんぼを手に入れよう!
〜ICT機器を使って学校とは違う学びを楽しむ〜』 

2025年6月29日(日)、北海道の自然豊かな果樹園で、子どもたちは「本気のアルバイト」に挑戦しました。

仕事は草刈り。
自分たちの働きが、果樹園を支え、その対価としてさくらんぼを受け取ります。
「働きと結果が結びつく体験」を、身体を使って実感します。

最初は戸惑いながらも、次第に真剣な表情に変わり、仲間と声をかけ合いながら最後までやり遂げました。
自分の手で働き、自分で得た報酬を受け取る経験は、日常ではなかなか得がたい手応えとなりました。

後半はICT機器を活用したふりかえりの時間。
音声入力やマインドマップを使うことで、「書くのが苦手」と感じていた子も、自分の思いを自由に表現。
身体での体験と、言語化の体験を楽しみながら結びつける時間となりました。

保護者プログラム

『リラックス子育て作戦会議 in 果樹園
〜さくらんぼを味わいながら、我が子に合った学び方を考える〜』

子どもたちが働く間、保護者の方々は自然の中で語り合いの時間を持ちました。

「できない」ではなく、
「どうすればできる形になるのか」。

ICTの活用例や子どもの変化を共有しながら、
わが子の特性に合った学びの方法を共に考える場となりました。

体験を通して、「働くことの意味」と「学び方は一つではないこと」を、
親子それぞれが実感できた一日でした。

実施日

2025年6月29日(日) 

参加者

小学1年生〜高校3年生相当(18歳まで)の子ども30名
保護者 30名

プログラムの様子

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>

ぼくはさくらんぼのあまいゆうしょうのやつたのしかった ぼくのきいろさくらんぼは14だった くさをいっぱいあつめてやまになってつかれたやつはおともだちとにくたべたからよかった おにぎりもたべられるやつだった おかあさんからもらってにこたべた またおてつだいにいって、じじにさくらんぼのおみやげあげたいまたいきたい(小1)

ぼくは、はじめて芝刈りの手つだいをしました。しゃがんで草を切るのは大変で、とてもつかれました。でも、作業中にイモムシやクモを見つけて、どちらも小さくてかわいかったです。じっと見ていると、イモムシがゆっくり歩いていて、おもしろかったです。作業が終わったあとに、さくらんぼをもらいました。お金じゃなくて、さくらんぼがぼくの「おきゅうりょう」でした。とても甘くておいしくて、がんばってよかったと思いました。それから、おひるごはんにはジンギスカンを食べました。やわらかくて、すごくおいしかったです。つかれたけれど、たのしいこともあって、いい一日になりました。(chatGPTに手伝ってもらいました)(小4)

今回は、本当にありがとうございました。さくらんぼ狩りの前の日、ぼくは「さくらんぼ狩りって楽しいのかなぁ」と思いながら、準備をしていました。 実際にやってみると、虫が出てきてちょっとこわかったり、草刈りが大変でつかれたりもしました。でも、それでもがんばってよかったと思いました。 さくらんぼの中で、一番甘かったのは糖度32度のさくらんぼです。これは園長さんが採ってくれたもので、びっくりするくらい甘くて、とてもおいしかったです。ぼくが採ったさくらんぼは糖度18度で、それもすごくおいしかったです。 あとで糖度計を買ってもらい、それを使って自分で持って帰ったものを調べてみたら、さくらんぼによって甘さがちがっておもしろかったです。さくらんぼでジャムも作って、楽しい思い出がたくさんできました。(小6)

今日のこのプログラムで、さくらんぼ狩りなどの体験でどんな感じなのか知りました。外はとても暑くて、作業中はずっと汗だくでした。さくらんぼは一見楽しくとれると思っていたけど、かがんだり手を伸ばしたりして取るのが思ったより大変で、すぐに体力を使いました。雑草取りも地味だけど、ずっとしゃがんでいると足がつらくなってきて、「これが仕事だったら、毎日はきついな…」と思いました。今回の体験を通して、「お金を稼ぐって、本当に楽じゃないんだな」と実感しました。こんなことを毎日やっている大人たちはすごいと思いました。普段、何気なくごはんを食べたり生活したりしていたけど、それを支えてくれている人たちに感謝しなきゃいけないなと強く感じました。今日は疲れたけど、とてもいい経験になりました(中2)

<保護者からの感想>

労働を通じてさくらんぼを手に入れるという今回のプログラムは、本当に意義深いものでした。子どもが「働かなければ報酬は得られない」ということを学ぶだけでなく、最後の感想発表の時間では、労働に対する子ども自身の考えを聞くことができ、とても興味深かったです。子どもたちが作業している間、保護者同士で自由に交流できたのも、私にとって非常に学びの多い時間でした。たとえば、不登校の子どもでも現在はオンライン学習で単位を取得できるということを知りました。また、私の子どもは注意が散漫になりやすいのですが、赤松さんがノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンを使って、周囲の音を減らすことで集中力を高める方法を実演してくださいました。とても参考になり、私も子どもにノイズキャンセリングヘッドホンを購入しようかと考えています。さらに、感想文を書く際にChatGPTを活用する方法も、私と子どもにとって新しい発見でした。今回の感想文を書くときも、ChatGPTに文の語順や文法のミスを整理してもらいました。北海道では、同じ悩みを持つ保護者と話し合える機会がなかなか少ないため、これからもぜひ参加したいと思っています。(小4保護者)

子どもが“雑草取り”をして、その対価として「さくらんぼ」を受け取るという体験は、とても斬新で印象的でした。年頃の近い子3人で年下の子を自然にフォローしながら働く姿に、成長を感じました。作業後は、「うまいさくらんぼを食い尽くそうぜ!」と仲間たちと盛り上がりながら、いろんな種類のさくらんぼを味わっていたそうです。普段はなかなか見られない“働く姿勢”を、文句も言わず黙々と見せてくれて。持ち帰ってきたさくらんぼ504gを見せながら、満面の笑顔を浮かべた我が子の姿に、思わず涙が出そうになりました。さらに、似鳥会長様が差し入れてくださったジンギスカンをご馳走になり、我が子が「お母さん、先に食べてね」と言わんばかりに、ずっと肉や野菜を焼き続けてくれて…。母親として、その優しさにも涙がこぼれそうでした。お土産には、似鳥会長様のお写真入りのレトルトカレーやジャムの詰め合わせまでいただき、太っ腹なお心遣いに、親子で「すごすぎる…!」と感激しきりでした。“働くことの意味”と“人の思いやり”を、体験と出会いから学べた一日でした。(中2保護者)

最年長だったためたくさんのお子さんに頼られて終始うれしそうにしていました。最後、先生からのお言葉で「失敗から学ぶ」というお話の中でいくつかLEARN内での事例を伺いました。あのお話から息子は失敗を怖がって私を頼ってばかりでしたが、失敗を自分の成長の機会だととらえることができるようになりました。色々と大変な時期もありましたが、やっとここまで成長できたこと実感でき、私たち親子にとって人生の節目となるイベントでした。ありがとうございました。(高3保護者)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:東京大学先端科学技術研究センターLEARN・株式会社ニトリホールディングス
協力:ソフトバンク株式会社