LTA

L T A 実践コース

基礎コースに興味のある方、受講中及び修了された方向けのオンライン演習のご案内です。
このコースは皆様の日々の教育実践に直結するテーマを取り上げ、講師を招いてその課題解決を議論するオンライン演習です。ゲスト講師から30分ほど話題提供をしてもらい、その後、皆さんとディスカッションしていきます。LTAにご登録いただき、原則として各テーマで指定されたオンライン授業を視聴していることが推奨されます。修了された方はそのままご参加いただけます。

2025年度は以下の通りのテーマで8回実施予定です。

2025年度のオンライン演習テーマ
4月:テストの答案から子どもを見立てる
5月:保護者とどう付き合っていくか?
6月:公平性とは何か?
9月:重度知的・重複障害の世界から学ぶ
10月:通常級の中の特別支援教育
11月:頭の中の整理の仕方
1月:学校に行かない子はどう学んでいるか?
2月:教科教育の中の特別支援教育
※この他にも対面での実践セミナーを予定しています

2025年度 第 1 回 オンライン演習 「テストの答案から子どもを見立てる」

採点されたテストについて、点数が気になる方は多いと思います。
しかし、点数を気にしているだけでは、子どもの成績が上がるわけではありません。
まずは、どこにつまずいているのかを丁寧に分析してみましょう。
答案をじっくり眺めたり、過去の答案と比較したりするうちに、「漢字が苦手で×になっている部分が多い」「前半は解けているのに後半がまったく解けていないのは、読むのに時間がかかるからかもしれない」といった子どもの苦手感が見えてきます。
勉強不足で点数が取れないケースもあれば、内容自体は理解できているのに書き方や読む速度の問題で点数を落としているケースもあるでしょう。
こうした多様な観点をお互いに共有することで、子どもの支援の方向性が見えてきます。
点数という結果だけにとらわれず、答案からわかる「つまずき」の正体を一緒に探ってみませんか。

日時:2025 年 4月 23 日(水) 19:30 – 21:00
講師:中邑賢龍氏(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー)
形式:オンライン(Zoomミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
事前課題:
皆さんの身近にある子どものテストの答案を眺めて、「苦手そうなところ」「気になるところ」を見つけてみてください。 差し支えなければ、氏名や学校名など個人が特定される部分を隠したうえで、答案のお写真もご提出ください。
お子さんが身近にいない場合は、ご自身が子どものころに苦手だったテストや問題を思い出して、「どんなところでつまずいていたか」「それをどう克服しようとしていたか」などをお知らせください。

当日参加方法: LTA サイト内の実践コースの演習ページから Zoom ミーティングにご参加いただけます。

【実施済】

2024年度のオンライン演習テーマ

日時:2025 年 3月 26 日(水) 19:30 – 21:00
講師:中邑賢龍氏(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー)
形式:オンライン(Zoomミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
事前課題:
以下の3本の動画をご視聴いただき、事前アンケートに3月24日(月)までにご記入、送信ください。
(1) 支援者として必要なコミュニケーションの基礎知識(中邑賢龍)
(2)言語理解はあるが言語障害があり指差や視線が使える人とのコミュニケーション(中邑賢龍)
(3)YES/NOコミュニケーション(中邑賢龍)

日時:2025 年 2月 28 日(金) 19:30 – 21:00
講師:石井しこう氏(不登校ジャーナリスト)
形式:オンライン(Zoomミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
推薦教材 / 事前課題
(1) A-1. 受験社会の子育てから AI 時代の子育てへ(中邑賢龍)
(2) A-9. 「学びの構造転換」とその哲学・最前線(苫野 一徳)

日時:2025 年 1月 22 日(水) 19:30 – 21:00
講師:河野俊寛氏(北陸大学 教授)
   赤松裕美氏(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)
形式:オンライン(Zoomミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
推薦教材 / 事前課題
(1) B-4. 心理検査の効用と限界 (河野 俊寛)
(2) B-5. 日常生活から子どものつまずきを考える (赤松 裕美)

日時:2024 年12月7日(土)9:30-17:00
会場: 国立京都国際会館 Room B-1(〒606-0001京都府京都市左京区岩倉大鷺町422)
対象: LTAに受講申し込みをしている教員・教育を志す学生・教育に関心のある方
形式: 対面での開催 (※オンライン配信、アーカイブ共有なし)

日時:2024 年 11月8日(金) 19:30 – 21:00
講師:井上賞子氏(松江市立島根小学校)
形式:オンライン(Zoomミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
推薦教材 / 事前課題
(1) A-6. 先端テクノロジーの浸透と教育制度 ~ソフトウェア テクノロジー立国「エストニア」の教育を通して~(岩田真一)
(2) B-5. 日常生活から子どものつまずきを考える(赤松裕美)

日時:2024 年 10月1日(火) 19:30 – 21:00
講師:近藤武夫氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)
形式:オンライン(Zoomミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
推薦教材 / 事前課題
(1) C-3. 入試でのテクノロジー活用と公平性・合理的配慮について(近藤武夫)
(2) C-4. 学びへのアクセスを保障するデジタル教科書とは (近藤武夫)

日時:2024 年 9月 3 日(火) 19:30 – 21:00
講師:巖淵守氏(早稲田大学人間科学学術院 教授)
形式:オンライン(Zoomミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
推薦教材 / 事前課題
(1) A-5. 進化するインフラと学び方・生き方・働き方 (西山浩平)
(2) C-1. 支援技術の基礎 (巖淵守)

日時:2024 年 6 月 27 日(木) 19:30 – 21:00
講師:井上賞子氏(松江市立島根小学校)
形式:オンライン(Zoomミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
推奨教材 / 事前課題
(1) A-2 こどもたちはゲームやスマホで何をしているのか(岡 耕平)
(2) A-7 学校の未来とGIGAスクール 〜 育みたい力 〜(中川 哲)
(3) C-7 GIGAスクール構想で問い直された教育(鈴木 秀樹)

日時:2024 年 5 月 20 日(月) 19:30 – 21:00
講師:志磨村早紀 氏(武蔵野大学)
司会:中邑賢龍(東京大学先端研)
形式:オンライン(Zoom ミーティングで開催、アーカイブ共有無し)
推奨教材 / 事前課題
(1) B – 1. 感覚・知覚 : 「見える」とはどのようなことか
(2) B – 5. 日常生活から子どものつまずきを考える
(3) B – 6. 障害を理解する

日時:2024 年 4 月 28 日(日)19:30-21:00
講師:苫野一徳 氏(熊本大学教育学部)・肥後祥治 氏(鹿児島大学教育学部)
司会:中邑賢龍(東京大学先端研)
推奨教材 / 事前課題:
(1) Introduction 1. なぜ LEARN TEACHERS ACADEMY を始めるか?(中邑賢龍)
(2) Introduction 2. 好きなことをやり続ける意味(養老孟司)
(3) A-9 「学びの構造転換」とその哲学・最前線(苫野一徳)

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