LEARN in 福島2025「農園でアルバイト体験をして、農作物を東京に売りに行こう!」「農園でいつもと違う視点で子育て作戦会議」
2025年10月1日(水)、11日(土)

LEARNin福島

活動報告

子ども・保護者プログラム

▼プログラム

2025年10月1日(水)
子どもプログラム:

「農園でアルバイト体験をして、農作物を東京に売りに行こう!〜働いて、食べて、人に届ける中でリアルに学ぶ日々の営み〜」part1

保護者プログラム:

「農園でいつもと違う視点で子育て作戦会議」

2025年10月11日(土)
子どもプログラム:

「農園でアルバイト体験をして、農作物を東京に売りに行こう!〜働いて、食べて、人に届ける中でリアルに学ぶ日々の営み〜」part2

働くプログラム Part ❶ 二本松編

10/1(水)、福島県の小中学生14名、保護者14名と東京都港区の小中学生16名が、福島県二本松市の自然豊かな農園「遊雲の里」に集まりました。
子どもたちは、地元農家の方々の指導のもと、お米の稲刈り、野菜の収穫など、実際の農作業に取り組む「農園アルバイト体験」に参加しました。最初は慣れない手つきだった子どもたちも、時間が経つにつれて協力し合い、チームで効率よく作業を進める姿が見られました。
この農園では、働いた時間に応じて報酬として農作物が渡される仕組み。「1時間でこんなに取れるんだ!」「もっと頑張ってたくさんもらいたい!」といった声が聞かれ、 自分の力で得る喜びや働くことの意味を、実感をもって学ぶ時間となりました。
保護者の皆さんは、農園の一角で「子育て作戦会議」を実施しました。
日々の悩みや家庭での工夫を語り合いながら、自然の中でリラックスした雰囲気のもと、「子どもたちをどう見守るか」「子どもたちのリアルな学び」などについて考える時間を持ちました。親子双方にとって実りの多い時間となりました。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

この体験を通して私は、いつも食べている米がこんなに苦労をして作っているのがよく分かりました。なかなかできない体験ができて良かったです。(小5 二本松市)

私は今回LEARNの活動に参加し、稲刈りや、はせがけというなかなかできない体験をさせていただきました。最初は、初めての稲刈りをちゃんとできるか、みんなに馴染めるかどうか、とても不安だったのですが、農家さんやLEARNのスタッフの方々がとても優しく、温かく教えてくださったおかげで少しず緊張がほぐれコツを掴むことができました。稲刈りではどうしても屈伸運動が多く、鎌を使うのも力がいるので、とても体力を使いました。稲刈りだけでも大変だったのに、もっと大変な作業を毎日のようにこなしている農家さんたちは凄いなと、改めて普段お米が食べられている事への喜びや感謝を感じました。その後、はせがけと落穂拾いをして、お昼休憩に入りました。ご飯の準備をしながら餅つきを見たり、実際ついてみたり、ご飯の時も楽しい時間でした。豚汁がとてもおいしく、おかわりまでしてしまいました。お昼が終わり、水中の生き物を見たのですが、フナやミズカマキリなど、普段見れない生き物がいてワクワクしました。その後野菜を取りに行き、まだ緑のパプリカを二つ収穫して活動は終了しました。勉強になることが多く、とても楽しい1日でした!東京での活動も楽しみです。(中2 喜多方市)

私は今回のプログラムに参加して、農家さんの大変さや、みんなでやる事の楽しさ、自然の良さなどを学べました。まず、稲刈りをした時、刈った時に爽快感が楽しかったですが、それと同時に大変さもありました。人によっては、腰を痛めてしまったり、ケガをしてしまう人もいると思います。楽しさもありましたが、やはり稲刈りは大変なんだな。と思いました。もちろん田植えも大変なんだろうな…と思いました。そこも踏まえて、農家の方に感謝の気持ちが湧いてきました。みんなでやることの楽しさは、みんなで仲良く話していたり、虫を見つけたりしていて、見ているこっちも元気になってきました。きっと、1人よりみんなで作業した方が楽しいし、楽になるんだと思います。今回は港区の方も来ていて、福島とは違うことなどを話して盛り上がっているのを見て、他の地域の方と作業するのっていいんだなと感じました。自然の良さは、特に生き物観察で感じました。みんなでたくさんの生き物を捕まえて、楽しかったです。ここにたくさんの生き物がいるんだな…とすこし驚きました。私はあまり捕まえられなかったのですが、最後にみんなで捕まえた生き物を解説してもらって、とても興味深かったし、楽しかったです。雨の中の活動も楽しかったけど、今度は晴れた時にも生き物探しをしてみたいです。お昼は、地域の方などに準備してもらって、すごくありがたかったです。おにぎりがシンプルだったのにすごく美味しく感じたし、お餅もあんこときなこがあってすごく美味しかったです。豚汁も、お餅を入れてみるという、私的には新しい食べ方だったのですが、結構美味しくてびっくりしました。温室で野菜をとらせていただいた時も、こんなところに温室があったんだという驚きと、おいしそうな野菜がなっていてとてもわくわくしました。帰りに、野菜をもらってすごく嬉しかったです。なかなかできない体験ができて、大変だったけど、すごく楽しかったです。(中3 いわき市)

本人は疲れに弱く運動が続くと帰ると言い出しそうで心配もしていましたが初めての体験や他のお子さんとの時間を楽しんだようで、最後まで参加できました。午後は雨で靴が濡れたことが不快で機嫌も悪くなっていましたが、最後まで参加できたことが自信に繋がったようです。帰宅後は給料表を参加しなかった母親に見せたりしていました。(中2保護者 伊達市)

働くプログラムPart ❷ 東京編

10月11日、福島県の子どもたち7名が、「自分たちが育てた野菜を東京の人にも食べてもらいたい」という思いを胸に、「働くプログラムpart❷」に参加しました。
朝早くに小蕪(こかぶ)、きゅうり、トマト、なす、パプリカを収穫し、新幹線で東京まで運びました。重たい野菜を手にしながらの移動中も、子どもたちは販売のためのキャッチコピーを考えたり、値段を相談したりと、真剣な表情で準備を進めていました。
東京に到着すると、以前二本松で一緒に働いた港区の子どもたちが最寄り駅の浜松町で温かく出迎えてくれました。あいにくの雨の中でしたが、子どもたちは「おいしいよ!」「無農薬だよ!」と元気な声で呼び込み、自分たちの手で育てた野菜を一生懸命販売しました。
自分たちが作った野菜を通して人とつながる喜びや、働くことの楽しさ、伝えることの大切さを学ぶ一日となりました。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

今回は、朝早く家を出て農家さんのところで野菜を朝どれしてから東京に行くという流れだったので、自分の収穫した野菜が実際に売られるんだということを意識しながら収穫していました。自分の中でカブは辛い物だと思っていたのですが、採れたてのカブを食べた人たちが「甘い!」と言っていて、野菜の産地や鮮度もやはり味に影響するんだなと思いました。どれがどのくらい売れるか、お客さんたちに喜んでもらえるかどうかなど色々なことを考えながら、収穫した野菜を東京まで運びました。東京に着いてフリーマーケットの会場へ行き、野菜を並べ前日作ったうちわで呼び込みをしようとしたのですが雨が降っていてどうしようかと思っていたところ、LEARNの職員の方に野菜を入れた箱を持たせてもらい、それを使って呼び込みをすることになりました。あまり多くの方を呼び込む事はできませんでしたが、何人か興味を示し話を聞いてくださった方もいて、やってよかったと思いました。結果、野菜と新米の売り上げは元手以上となり、給料も上がって嬉しかったです。東京タワーをバックに記念写真を撮り、お菓子ももらって福島に帰りました。帰る途中、いただいた給料で期間限定という言葉に釣られて買ったアールグレイティーラテミルフイュを帰ってから食べて美味しかったです。本当に楽しい1日をありがとうございました!(中2 喜多方市)

野菜や米を売る時間は長くはなかったけれど、たくさんの人が買いにきてくれてよかった。野菜が売れていく様子を見てよかった、と思った。朝、早く起きて二本松に行き、野菜を採ってきたかいがあったなと思った。会場までは予想をしていたより遠かった。家族以外と新幹線に乗ったのは初めてだった。切符を自分で持っている、と言うことももちろん初めてだ。新幹線に乗って、一人でいろんな所へ行ってみたくなった。昨年のLEARN の果樹園での仕事で、りんごで給料はもらっていたけれど、本当のお金の初任給だなとおもった。初めての給料で、駅でチョコを買った。いつもと変わらずおいしかった。そして、家に届いた新米の味。自分の労働の対価だと思うといつもよりおいしく感じた。(中3 郡山市)

事前にいただいたデータを印刷して本人に手渡し「読んでおいてね」と渡したもののちゃんと確認したのか不安なまま、当日を迎えました。朝は予定どおりの時間に(プロレス以外でこんなことありません。)出発し、野菜の収穫へ。途中の車内で、まつりで収穫した米がいくらで販売されるのだろうという話題から、米がスーパーでいくらで売られているか、我が家では一回に何合くらい炊いているのか、そして、福島県のブランド米の話など、いつもは話題にのぼらないような話をすることができました。東京での販売の話は、チラシを袋にいれる仕事を手伝ったよ、と言葉少なめの報告でしたが、スタッフの皆さんに声をかけていただいて、ほんとにみんな優しい人たちばっかりだね、とニコニコしていました。お金で給料をもらったのも初めてのことでうれしかったようです。行きの新幹線でお菓子をいただいたお友達に、お給料を使ってキオスクで買ったチョコを、さっきのお礼ですとひとつ差し上げたそうです。そんなことできるんだ!気が利く!とびっくりしました。貴重な経験をしていただき、ありがとうございました。(中3保護者 郡山市)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:福島県教育委員会・東京大学先端科学技術研究センターLEARN

LEARN with Porsche 2025 未来を駆け抜ける君へ『君の学びはこのままで十分か?』
2025年8月18日(月)〜22日(金)

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LEARN with Porscheロゴ

君の学びを変えるサマープログラム
LEARN with Porsche 2025
未来を駆け抜ける君へ「君の学びはこのままで十分か?」
2025年8月18日(月)から22日(金)@日本を移動しながら

「君の学びはこのままで十分か?」・・・そんな問いかけから始まった、5年目のサマープログラム。参加者たちは東京駅と新潟駅の2つの場所から出発し、行き先を知らされないまま、毎日、別の場所に移動し旅を続けました。

歴史や自然、文化や経済を探る旅の中で、彼らはこれまで出会ったことのない人や環境、出来事に触れ、自分の感情や考えを揺さぶられました。予想外の体験は、多様な価値観との出会いを生み、新しい学びの可能性を実感させました。

今の学びに違和感を抱き、この場に集まった若者たちは、この旅でどんな「未来への学び」を始めたのでしょうか。

このプログラムが、トラベルWatchさんの記事に掲載されました。
よろしければ、下記よりご覧ください。

ポルシェ×東大先端研、今年は東京・新潟から北海道へ!
金座と水銀、公害と環境保全、キーワードを紡いで自分なりの答えを見つける旅
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/2049458.html

このプログラムの関連記事がVAGUEさんに掲載されました。下記よりご覧ください。

ポルシェ×東京大学が地方で“本物を体験する時間”を提供する理由とは?
「LEARN with Porsche」の“裏番組”に対する人々の反応は?【Behind the Product#34】
https://vague.style/post/387610

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

 5日間の旅で自分の視野の顕微鏡の倍率が大きく変化する時があった。その瞬間は一時的に全ての視野がぼやけることがあり、自分という存在の定義など、僕の根幹にあった部分ですら変化し、僕はその自分自身の変化にとても驚いた。しかし、それは自分の成長につながると信じ、肯定的に受け入れることにした。旅の途中、いくら倍率が変化しても、ぼんやりせずキョロキョロ観察し続けたつもりでいても、見えない部分や見落としている部分が多々あった。そんな見えない部分にスポットライトを当ててくれたのが、5日間を共にした仲間であり、先生方やスタッフのみなさん、旅の先々で出会った方たちの言葉であった。特に、仲間たちと各々の考えを共有することで、自分が今どこの視点から物事を理解しようとしていて、どの知識と知識の点を線でつなげようとしているのかが見えてくることが多々あった。他の人の意見を聞き、自分の考えを自分の言葉で発表することで、無意識のバイアスに気付き、なぜ自分には見えていない知識があったのかを知ることもできた。(中3 東京都)

 今回のLEARNのプログラム内容が点と点で結ばれ、線になる感覚はまだ実感できていないが、今まで自分が考えてきたことが線として結ばれた気がする。例えば自分が気づかないうちに偏見を持ってしまっていたことだ。小学校や中学校で偏見を持ってはいけないと教わったが、私自身「偏見をもっている」という感覚はなかった。しかしこのプログラムを通して私は勝手に新潟水俣病にかかった人は「かわいそう」という偏見を無意識にもってしまっていたのだ。新潟水俣病がどのようにして起こったのかも知らず、被害にあわれた方がどんな気持ちで生きて、どんな気持ちで語り部として活動してきたのかも知らず「かわいそう」という単純な言葉で片づけてしまっていた自分がいたことに気づいた。でも実際は「かわいそう」だけではなく、工場ができて町が栄えたという良い面があったことや、新潟水俣病になったことを信じてもらえず悪口を言われたり想像を絶するような、聞いてるだけで言 葉も出ないような経験をたくさんしてきたことを知った。自分のイメージだけで「かわいそう」 と決めつけて思い込んでしまっている自分がいることを知った。良く知らないのに分かった気になって、決めつけて思い込んでいることの危うさに気づけた。どれだけ自分が物事の一面しか捉えられていないかを知った。(高2 東京都)

 私が感じたのは、点が広がっていく感覚です。すでに教科書などで得た「知識」という点に、現地で実際に見たもの、肌で感じたこと、現地の方の話から得られるリアリティなどが結びつき、点が広がっていくのです。今まで、受験勉強を始めとして様々な学びに取り組んできましたが、この感覚は新鮮でした。そして、広がった点は重なり、新たなものを映し出しました。新たな共通点が見えたり、全く見えなかった側面が見えたり。実際に足を運び、五感で感じることの価値を再認識できたように感じます。(高2 千葉県)

 私は今回、「共存」と「課題意識」について、これまでにないほど深く考える 5 日間を過ごした。 世の中では「共存」という言葉が頻繁に使われ、あたかも当然のように受け入れられている。しかし今の私たちは本当に共存できているのだろうか。そう問われれば、答えはまだ「NO」だと思う。心のどこかで共存を願っていても、人はやはり自分を優先しがちである。その気持ちがある限り、他者に真に目を向けることは難しい。現に、紛争も差別もなくならず、環境を脅かしているのは他でもない私たち人間だ。だからこそ、共存の実現に必要なのは「課題意識」なのだと気づかされた。ただ並んで存在するだけなら、それは共存ではない。共存とは、理想的な到達点ではなく、課題に向き合い続ける中で形づくられる「絶え間ない営み」であり、違いを抱えたまま衝突し、ときに痛みを伴いながらも、未来へつながる選択を重ねていく。その営みこそが、私たちが目指すべき「共存」の姿であると私はこの 5 日間を通して思った。5 日間でこれほど多くの考えを巡らせることができるとは、出発前には想像もしていなかった。 ここで得た学びを胸に挑戦し続けること、考えを巡らし続けること、疑問を持ち 続けることをやめず、人生を歩んでいきたい。止まらない歩みの先にこそ、仲間と分かち合える最高の瞬間が待っていると信じている。(高3 福井県)

 プログラムでは初めから、お話を聞いた上で自分の中で「どのような学び方をするか」「何を考えてほしいか」ということに焦点を合わせ、事前に指針を与えてもらったからこそ、頭の中が常に忙しく動き続けました。これから何に出会い何を行い何を知ることになるかわからないことを知っているからこそ、常にアンテナを張りその感度を上げることができたのではないかと考えました。そしてその学び方は、点と点をつなげるとか、教科書での学びと現場での学びとか、人と 出会った対話の中でとか、言葉にしてしまえば一つのことで、私も同じような言葉でこれ までの探究活動を表してきてはいました。しかし、この五日間で自分の中ですでにあった ものを上回る現実味と実感、これらの言葉の再定義を経験できた感覚がずっと残っていま す。合流した 2 日目の夜に、「つなげる」は「共通点を見つける」とは違うのだろうと考えたことがそのひとつです。なにか抽象的なキーワードを当てはめて綺麗にラベリングしようとしてしまって、それはこれまでの校外学習のレポートなんかにはよく映える書き方なので癖になっていました。それはむしろ学びを打ち消していると思ったのは金と水銀がフェアトレードで繋がれた時で、その時の悔しさは忘れません。1 日目から 5 日目まで、今日はこれで十分だったのだろうか、もっとここを深掘ったら、 ここをもっと知りたい、この人に会ってみたい、振り返ることが多くて、その後悔や惜し む気持ちを実際に次の行動に繋げていくのが学びなんだろうなあとどきどきの止まらない プログラムでした。(高3 東京都)

 一生の同世代の友達たちにも出会えました。自分は高校3年生ということもあり、自分の進路や将来、学ばなければならない理由について考えることが多く、常に感情が完全に彷徨っている状態でした。そんな中、素晴らしく知的で面白い話ができるみんなと出逢え、本音をぶつけ合ったり、気を使い合ったりなど紆余曲折しながら体験した全ては互いにとって大きな刺激となりました。今までここにくるまでの自分の学習者としての姿勢を信じてよかったと心から思いました。自分が努力して掴もう新しい景色を目にしたステージの数だけ、自分を更に成長させてくれる新たな仲間に出会える。そう思うともっともっと学ぼうと思い、これこそが自分が学ぶことを絶やしてはならない理由だと「学び」ました。本気で人間を愛せたし愛された時間で幸せでした。全ては決して狙っては起こせない「奇跡」だったと思います。(高3 大阪府)

 旅の1、2日目はここを訪れる理由は何なのか、どういう意図があるのか、そういうわかりやすい目的を求め、答えが見つからずに困惑していました。しかし、4日目に知床で森林の再生のお話を聞いている時、何か目的を持って話を聞くのではなく、単純に好奇心からいろんな質問や興味が湧いて自然と心が踊った感覚を覚えました。それはそこまでの旅で人との会話や土地の様子からたくさんの情報や考えを得て、それらについて自分の中で噛み砕いたり、他人と話して考察していたからだと思います。何気ない情報にも意味があって、それを心のどこかに置いておくことで、新しい情報の受け取り方が変化するように感じました。(高3・大阪府)

 旅の1、2日目はここを訪れる理由は何なのか、どういう意図があるのか、そういうわかりやすい目的を求め、答えが見つからずに困惑していました。しかし、4日目に知床で森林の再生のお話を聞いている時、何か目的を持って話を聞くのではなく、単純に好奇心からいろんな質問や興味が湧いて自然と心が踊った感覚を覚えました。それはそこまでの旅で人との会話や土地の様子からたくさんの情報や考えを得て、それらについて自分の中で噛み砕いたり、他人と話して考察していたからだと思います。何気ない情報にも意味があって、それを心のどこかに置いておくことで、新しい情報の受け取り方が変化するように感じました。(高3・大阪府)

 音楽を続ける中で、「正しさ」や「美しさ」を追い求めすぎていた自分にとって、今回出会った農業、林業、演奏、記録といった営みは、どれも根源的で、逃げ場のない現実と向き合う行為でした。理屈ではなく、生きる人の人生としての重みがありました。音楽という営みもまた、複雑で矛盾を含んだ現実を、そのまま音として差し出す力を持っています。技術や形式に頼らず、迷いながらも何かを伝えようとする響きには、言葉を超えた重さがあると改めて感じ、それを自分なりに追い続けていきたいと思います。このプログラムを通じて、人間の不完全さを他人事ではなく、自分の問題として捉える感覚が育っていきました。矛盾や過ちを抱えながらも誰かのために行動し、未来へ何かを手渡そうとする営みこそが、人を人たらしめるものだと感じました。 ともに過ごした仲間たちは、決して一面的ではなく、それぞれの視点や背景を持ちながらも、深く考え、丁寧に言葉を紡いでいました。目の前の問いに本気で向き合う人たちと過ごした時間は、今も自分の中で静かに響き続けています。先生方やスタッフの皆さまが一人ひとりに寄り添い、場を支えてくださったことにも、深く感謝しています。 これからの進路や生き方に明確な答えはありませんが、この数日間で得たまなざしと姿勢は、きっと自分の中に残り続けます。自分に何ができるのか、なぜこの時代に生かされているのかという問いと向き合いながら、日々を大切に積み重ねていきたいと思います。(高3・神奈川県)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

主催:東京大学先端科学技術研究センター LEARN・ポルシェジャパン株式会社

LEARN in やまぐち『君は本当の山口を知っているか?「山口探しトレイン」に乗って探検に出かけないか? 』
2024年10月13日(日)

LEARNinやまぐち

『君は本当の山口を知っているか?「山口探しトレイン」に乗って探検に出かけないか?』

2024年 10月13日(日)

山口県の小中学生16名が、新山口駅から、山口県をぐるぐるっとめぐる列車の旅にでました。ルートは、下関を目指す西回りと、岩国を目指す東回りに分かれました。西回りは宇部新川・下関・長門市・東萩、東回りは徳山・岩国・柳井・防府と途中下車をして、その町の名物を探して、歴史を聞いていく。半数以上のグループが、列車に乗り遅れる波瀾万丈な旅で、多くのことを学んだようです。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

下関で乗り遅れるかすごく心配したけど、間に合ってホッとした。チームのみんなや東回りの人といっぱいコミュニケーションがとれたことが、僕の緊張を和らげてくれた。(小5)

山口県のいろいろな市を巡る旅がとても楽しかったです。(小4)

電車に乗り遅れたり、ハプニングがあったけど、面白かったし、いい経験になった。(小5)

場所が分からないときに人に聞いたらすぐに見つかったことが印象に残った。(中2)

私は、親以外と電車に乗るのが初めてでした。何もわからなかったので、ついて行くのが必至でした。でも、ちゃんとお兄ちゃんお姉ちゃんについていけていたので、迷子にならなくて安心しました。次は、ゆっくり買い物を楽しみたいです。(小4)

— 保護者からの感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

子どもを信じて任せていきたいと思いました
時間に合わせて行動する、ということをあまりして来なかったな、と感じました。間に合う?とこちらから声をかけていたからだと思います。今後は、少しずつ子どもを信じて任せて、先回りをしないようにしていきたいです。 迎えに行った時には、遠くからお土産の入ったビニール袋を、少し誇らしげに見せながら嬉しそうに帰って来た時の表情が印象的でした。全てのミッションはクリアできなかったり、電車に乗り遅れたりがあったようですがその時にパニックになることなく、旅も楽しめたようです。予想外のことが起きた時も、どうすればいいか立ち止まって考えられるようになってくれたら良いなと思います。(小5 保護者)

自分で旅に出たいと言っています
これまで1人で電車には乗れないと言っていましたが、もう一度同じ旅をしてみたい、西廻りのお友達から聞いた「なんとか岩」が気になったので、今度自分で西廻りもしてみたいと言っていました。自信が付いたのだと思います。帰宅してからもいろいろ話してくれました。これまでで1番楽しい1日だったと言っています。子供の人生が変わる経験だったと感じています。(小4 保護者)

生きていく力が育っていることに勇気づけられました
人に執着しない息子が、初見の子に、別れ際、わざわざあいさつにいったのに、驚きました。一緒に旅したわけではないけれど、スマフォを通じてのやり取りで、反応を返してくれたのが彼だったそうで。それなのに、名前はやっぱり交換してこないんだなぁ、と思ったのですが。ふと、単語とものごとの紐付けが苦手な息子にとっては、出会った人や見て感じたことは、映像や感覚で覚えていて、名前は音の羅列でしかないのかもしれないと気付かされました。新しい発見でした。息子は電車の乗り方はこれで完璧に分かったと言い、あと折りたたみ自転車があれば、どこまでも行けると言っていました。学校の勉強やテストはからっきしで、進学も不安だけど、彼の生きてく力が育ってきていることに、とても勇気づけられました。とことん、自然体での旅に寄り添っていただきありがとうございました。(中3 保護者)

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センターLEARN・山口県

発達障害白書」2026年版 90・91頁に赤松裕美 特任助教の「『このままの学びでいいのか』から始まった『東大先端研LEARN』の挑戦ー多様な子どもが交差する、もうひとつの学びの場」が掲載

メディア「発達障害白書」2026年版 90・91頁に赤松裕美 特任助教の「『このままの学びでいいのか』から始まった『東大先端研LEARN』の挑戦ー多様な子どもが交差する、もうひとつの学びの場」が掲載されました。

第4回LEARN ONE 2025 @個別申請型スカラーシップ奨学生決定報告

個別申請型スカラーシップロゴ
個別申請型スカラーシップLEARN ONE

第4回 個別申請型の奨学生決定報告 ​

第4回 LEARN ONE 2025 @個別申請型スカラーシップ
奨学生が決定しました。

今回は、以下の2名の子どもたちが奨学生として採択されました。
今後、スカラシップーを利用しての活動報告についてもお知らせしていきます。

  1. Aさん(東京都・中2)
    「日本中の石で絵の具を作ってみたい!」
    石を粉砕するための道具、絵の具にするための材料、石を購入する費用を支給

  2. Bさん(東京都・高1)
    「佛師になるために」
    松本明慶工房に行く旅費、寺院・美術館に行く旅費、木材を買う材料費、彫刻刀・鑿・鉋・砥石など道具購入費用の支給

また今回、以下の4名の子どもたちは準採択として、事務局から物品を支給することとなりました。

  1. Cさん(千葉県・小6)
    「機織り器を作って自分だけの布を作りたい!」
    機織りや糸紡ぎ、編み物などに関する書籍(10,000円以内)の提供

  2. Dさん(秋田県・中3)
    「3度目、4度目、5度目…N回目チャレンジ〜個展開催〜」
    いくつかの詩を載せた小冊子をLEARNのスタッフと作成

  3. Eさん(埼玉県・小5)
    「折り紙講師資格取得を目指して、たくさんの作品に挑戦したい!」
    いろいろな折り紙(10,000円以内)の提供

  4. Fさん(東京都・小3)
    「四元数、八元数についての探求」
    早稲田大学 教授・巖淵先生とお話する機会の提供

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

主催:東京大学先端科学技術研究センター LEARN

「Car Watch」2025年9月4日付にて、最近の教育では得られない学びとは? ポルシェ×東大先端研独自の教育プログラム「ラーン ウィズ ポルシェ」、2025年は“ポルシェで森に入る” が掲載

メディア「Car Watch」2025年9月4日付にて、最近の教育では得られない学びとは? ポルシェ×東大先端研独自の教育プログラム「ラーン ウィズ ポルシェ」、2025年は“ポルシェで森に入る” が掲載されました。