LEARN with NITORI@山梨県『動物言語学入門〜僕はどうやって、鳥の言葉を見つけたか?』
2024年9月8日

LEARN with NITORI動物言語学入門
LEARN with NITORI

活動報告

『動物言語学入門
〜僕はどうやって、鳥の言葉を見つけたか?』
2024年9月8日(日)@山梨県

山梨県道志村にある「養老の森」に、鳥や生き物好きの12名の子どもたちが集まりました。
今回のテーマは「観察」。森に暮らす野鳥たちのさえずりを手がかりに、生き物同士のコミュニケーションの様子を探りました。森の中を歩きながら、子どもたちは耳を澄ませ、「鳥たちはどんな方法で、何を伝えているのかな?」と想像を巡らせていました。
講師には動物言語学の第一人者・鈴木俊貴先生をお招きし、日々森を歩き観察を続ける姿を間近で見ることで、「観察すること」の奥深さや面白さを実感。鈴木先生の「観察の仕方」を「観察する」体験を通して、子どもたちは自分自身の視点や感性を磨くきっかけを得ました。自然と向き合う中で、何よりも大切なのは「好奇心」。そのことを体いっぱいで学ぶ、豊かな一日となりました。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

「百聞一見に如かず」というように、自分の五感をフルに使った活動だった。鈴木先生と過ごした時間の中で、僕が特に印象に残ったことは次の通りだ。夏場ということもあり、木々が覆い茂っていたため鳥の姿が見えにくかった。鈴木先生曰く、この時期は鳥にとっても人間の姿が確認しにくいうえに、鳥同士でも姿の確認が難しい状況になる。このため、より一層コミュニケーションをとるために、鳥たちは鳴き声が活発になるということだった。よく耳を澄ますと、色々なバリエーションの音が聞こえることに気が付いた。人間に限らず、動物もお互いに理解し合うためには、コミュニケーションが必要だということを再認識した。近年コロナ禍をきっかけに、現代社会において急速にIT化が進んだ。学校の授業や会議もオンラインを活用して遠隔でもできるようになり、対面以外のコミュニケーションの手段は以前より増えてきている。しかしその一方で、何か大切なことが失われた気がする。直接顔を突き合わせて話すことで感じ取っていた、顔の表情や雰囲気、声のトーン等の微妙な変化が分かりにくくなったのではないだろうか。こうして考えてみると、オンラインを使うことがない動物にとっては、いかに「鳴き声」が重要なコミュニケーションツールであるかがわかる気がする。(高1 東京都)

生物に興味があるので、よく観察とか採集とかに行ったりするのですが、今までほぼ全て目で見て探してきたので、鈴木俊貴先生の立ち上げた動物言語学を研究して行く中で鳥の声を聞きその現場の状況を探って鳥を探すという詮索方法に感銘を受けました。やはり人間も元々自然の一部である以上、視覚以外の感覚を使って生物やその行動を感じ取り調査する事が大切なのかと思いました。ところでチンパンジーなどのフォベアによって高い視力を持ち複雑な顔の動きが見分けられる様になった霊長類は表情で仲間とコミュニケーションを取ることができ、その一部は、人間の手話を理解し、人間とある程度意思の疎通が可能でして、巷で霊長類が高度な生物といわれる所以は意思疎通ができるからなのかと考えてみたりしていたのですが、今回俊貴先生のお話の中で、シジュウカラ以外の鳥もシジュウカラの言葉を理解することができると知り、何も霊長類だけが特別な存在ではなく、言葉を持っているというのは彼らにとっては当たり前のことなのかと思い、言葉は種族の壁を越えるとはこういうこともいうのかと思いました。(中3 東京都)

私は小鳥が好き。うちの周りにも鳥がいっぱいいる。庭にも来る。鳥小屋を付けたがまだ入ってこない。今回のプログラムは行きたくないしか思わなかった。私は普段から緊張して人としゃべることができないので、知らない人がいっぱいいるし、母親と離れると思うと、とても緊張した。嫌な気持ちになった。でもなんとなく行っておいたほうがいいと感じた。現地に到着して帰りたくなった。参加したほうがいいと思った。いま帰ったら後悔するかもと思った。その場で悩んだ。ちょっとなら参加できるかもと思った。参加していた時間は鳥のことを考えていた。鳴き声がするけど鳥がいなかった。今日はもう来ないと思った。自分で「かえりたい」のカードを見せることが出来た。カードを見せることも緊張した。森だからうちの方よりもっと鳥が見られるのかと思った。鳥がいなかった。鳴き声は3種類くらい聞こえた。姿を見ることが出来なかった。見たかった。先生の話、ちょっと興味あった。もうちょっと聞きたかった。鳥にとって危ないと感じる色は黄色と黒のしましま。黄色と黒も危険を感じるそう。人間も無意識のうちにそういう色を選んでると先生が言っていた。東京タワーも元は赤と白ではなく、黄色と黒の予定だったらしい。もし、またこういうイベントに行く機会があれば、参加できるようになりたい。(中3 神奈川県)

アオバトの鳴き声が録音出来たこと。「やったー!!!!!!!!」と思いました。何で人間の言葉に似た音を出せるのかな、鳥の声帯ってどうなってるんだろうと家に帰って録音を聴いて思いました。鈴木先生は一言で言うと凄い。鳥の生態を分析して鳥がどの様な言葉を喋っているのか理解できるなんて感動しました。今回もlearnで新しいお友達が出来て嬉しいです。(小5 東京都)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:東京大学先端科学技術研究センター LEARN・(株)ニトリホールディングス

LEARN in やまぐち 2024『初めてのアルバイト体験~働いて買い物ミッションに挑戦してみよう!~』
2024年9月7日、11月27日

LEARNin山口
LEARNin山口

『初めてのアルバイト体験
~働いて買い物ミッションに挑戦してみよう!~』

2024年9月7日、11月27日

▼子ども向けプログラム
◯おうちで働いて買い物コース
2024年9月7日(土)
◯ニトリで働いて買い物コース
2024年11月27日(水)

▼保護者向けプログラム
◯子育て相談&作戦会議
2024年9月7日(土)
2024年11月27日(水)

「働くってなんだろう?どれくらい大変なんだろう?」という問いから始まるプログラムに、山口県内の小中学生20名が参加しました。2つのコースから、自分ができそうな働き方を選びました。家でお手伝いをする「おうちで働くコース」と、お店で品出しのアルバイト体験をする「ニトリで働くコース」。どちらも、それぞれの挑戦や学びがありました。買い物ミッションでは、家族のための品物を一つ買うという制限をクリアしながら、予算ギリギリまで買おうと頭をつかっていました。

—プログラムの様子 —

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>

アルバイトを毎日続けるのは大変だった。でも、もう少し続けてもよかったかな、と思った。買い物は、税込価格と本体価格で少し迷ったけど、ちゃんと買い物できて良かった。買ったものを家族みんなで食べて、美味しかった。(小4)

楽しかった。緊張せず、もくもくと作業できた。初めてスーパーで買い物をした。計算間違いをして、900 円くらい余ってしまった。仕事でスマホが使えるとは思ってなかった。仕事は楽しかった。ニトリで働きたいと思った。(中1)

カートを押したり、箱から出したり、大変だったけれど、とても楽しかったです。帰ってから、足が痛くなっているのに気がつきました。毎日やるのはきついけど、でもやれると思います。買い物の時間が少なくて、ちょっと焦りました。でも、ギリギリまで買えて、良かったです。いつもは買ってもらえないブタ麺が買えました。(小5)

最初は、ニトリでどんなことをするのかなと、不安もあったけど、実際にみんなで体を動かして作業し始めたら、不安もなくなった。働く時間がとても短く感じた。本当に楽しかった。段ボールを開けるカッターがいつもと違って短く、開けやすかった。スマホみたいな機械で、バーコードをピッとすると売り場がわかったり、新商品の情報がわかって、面白かった。ほかの会社でのお仕事もやってみたいと思った。学校でする勉強よりも面白かったから、早く働きたいと思った。(小4) 

<保護者からの感想>

今回はとても良い体験になったと思います。家のアルバイトは、時間がかかったり、もっと綺麗にと熱中して時間オーバーするくらい、一生懸命やってくれました。綺麗になることで達成感を感じていたようですし、家族が喜んだことも嬉しかったようです。(小4 保護者)

始めるまではあまり乗り気でない様子だったが、できそうなお手伝いを表にして、できたものに ◯ をすることにして始めた。すると、こちらが言わなくても「やってるよ。◯して。」と言うようになった。初めての内容も、◯してほしいから、とチャレンジできていた。夏休みは放課後デイサービスで過ごして毎日日程が違う中、よく頑張ったと思う。よい経験をさせて頂きありがとうございました。(中1 保護者)

普段は経験できない「働いてお金をもらう」という機会が、モチベーションを大きく刺激したようで、学校では掃除の参加自体を嫌がる長男が「お給料をもらうのだから」と、床掃除を自発的に始めたという事実に、環境が違えば、こうも変わるのかと驚きました。兄弟 2 人とも、家に帰ってからも、今回の体験の話が止まりませんでした。

「合計する時に何算を使うかわからないと買い物できないから、学校の勉強も必要」 と、自分なりに今回の体験と学校の勉強とを結び付けて考え、能動的に学ぶきっかけとなってくれたように思います。今回の学びを日々の生活に生かしていきたいと思います。(小2 保護者)

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センター・山口県
協力:株式会社ニトリホールディングス 

LEARN with NITORI 2024@對龍山荘@東大先端研『虫調査プログラム~閉ざされた庭に住む生き物の秘密に迫れ~』
2024年 6月15〜16日、7月21日、9月27日

LEARNwithNITORI虫調査プログラム
LEARN with NITORI

虫調査プログラム
~閉ざされた庭に住む生き物の秘密に迫れ~

▼プログラム
◯虫調査プログラム @對龍山荘
2024年6月15日(土)〜16日(日)
◯標本整理 @東大先端研
2024年7月21日(日)
◯標本同定および養老孟司先生への報告会 @東大先端研/オンライン
2024年9月27日(水)

「我こそは、生き物博士だ!」と意気込む全国の虫好きな子どもたちが、京都の對龍山荘に集まった。築100年の歴史ある庭園で、そこに息づく昆虫や生き物についての本格的な調査に、専門家とともに取り組んだ。
 このプログラムの目的は、ただの虫捕りではなく「調査」。採集から標本の作成・整理・同定、レポートの作成まで、研究者と同じプロセスを一通り体験する学びの場だ。日中は、草むらに分け入りながらの昆虫採集や、標本づくりに夢中になった子どもたち。夜にはライトトラップを使った観察も予定していたが、残念ながら雨により途中で中断に。悔しがる声もあがったが、自然が相手の調査では、こうしたハプニングも大事な学びになる。計画通りにいかないことも含めて、研究の現場を肌で感じる経験となった。採集から標本にするまでのプロセスを通じて、「命と向き合う」時間が、自然と子どもたちに伝わっていったように思える。昆虫図鑑を片手に「あれかな?いや、ちょっと違うかも」と、同定に挑戦する姿はまさに未来の研究者。紙の図鑑を何度もめくるうちに、「わかった!」と声を上げる瞬間には、学びの喜びがぎゅっと詰まっていた。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

京都の對龍山荘での採集では、初めて同年代の虫好きの方や講師の方と一緒に生き物を捕まえて、刺激をたくさん受けました。今まで周りに自分以外に虫好きがおらず、自分より虫を追いかけている人を見たことがなかったけれど、今回のプログラムに参加した全員が熱心に生き物を探したり、観察したりしていて、世の中にはたくさんの虫好きがいるのだということを知りました。採集では、見たことのない虫を見ることができ、嬉しかったです。昆虫やサワガニなど多くの種がいて、池や川など環境も隅々まで整備されていたので、對龍山荘が長い間どれだけ大切に管理されてきたかが分かりました。標本作りは初めてすることだったので、標本の作り方を調べたり、材料を用意したり大変でしたが、勉強になりました。同定をするときも数冊の図鑑を使って、大まかな種から1つに特定するのが難しかったです。自分では見た目が似ている種までしか特定することができなかったので、これから経験を積んで自分で同定できるようにしたいです。また、博物館などでたくさんの標本を見ることができるけれど、標本づくりや標本の管理の大変さを知って、博物館の管理能力の凄さを感じました。また、プログラムに参加する前は、虫は生きている姿が一番きれいで、殺すのも可哀想だと思っていたので、標本についてあまり肯定的ではなかったけれど、学術面の標本の意味を秋田先生から聞いて、標本の大切さを学ぶことができたのでよかったです。それでも標本を作るときに生きているモノサシトンボを殺すのが心苦しかったので、個人的に趣味の昆虫採集の場面ではあまり標本は作るのは控えたいと思いました。養老先生への報告会では、養老先生の虫に対する考えを聞くことができ、良い学びになりました。実際にユーカリの木の昆虫探しはできなかったのは残念ですが、いつかまた行ったときに試してみようと思います。今回のプログラムを通して初めてのことをたくさん経験でき、とても良い学びになりました。今までは趣味で楽しむだけだったけれど、学術の面について教えていただいて、生き物の新しい世界を知ることが出来ました。(高2 岐阜県)

僕はいつも標本を作らず観察して終わりだったのですが、観察して標本を作るという過程があって大変ながらもとても楽しく感じることが出来ました。あのクビキリギスの標本は自分からみてとても上手くできた気がします。この標本作りを経験してから家でも標本を作ることが増えました。その後にした同定では今までみたことはあっても調べたことはない虫などをよく知ることができて楽しく、嬉しかったです。養老先生には、とてつもなく緊張して口ごもってしまったけど、上手く伝えたいことを伝えられてよかったです。(中2 東京都)

専門家の方達と昆虫の事について話せたり、昆虫好きの友達が出来たりして、とても楽しかったです。ライトトラップは途中で終わってしまい残念でしたが、綺麗な蛾は見れたので嬉しかったです。小さい昆虫の同定は難しかったですが同定のコツを教えてもらい、とても勉強になりました。(中3 埼玉県)

僕は今回のプログラムに参加して、甲虫の標本の作り方や、同定の仕方などを学ぶことができてとても楽しかったです。またこのようなプログラムがあれば参加させていただきたいです。(中2 東京都)

— 調査レポート —

プログラムで採取された8目77種の虫について、参加者がレポートをまとめました。下記よりご覧ください。

— 標本リスト —

※下記表は下にスクロールしてご覧ください。

標本リスト
1 カゲロウ目 トウヨウモンカゲロウ
2 カマキリ目 オオカマキリ
3 コウチュウ目 スグリゾウムシ
 
コウチュウ目
ヒメクロオトシブミ
 
コウチュウ目
ヒレルクチブトゾウムシ
 
コウチュウ目
ウスモンカレキゾウムシ
 
コウチュウ目
ヤマトタマムシ
 
コウチュウ目
マスダクロホシタマムシ
 
コウチュウ目
ヒメコガネ?
 
コウチュウ目
セマダラコガネ
 
コウチュウ目
ナガチャコガネ
 
コウチュウ目
ニセマルガタゴミムシ?もしくは、マルガタゴミムシの1種
 
コウチュウ目
ハネカクシ科の一種
 
コウチュウ目
キボシツツハムシ
 
コウチュウ目
オオナガコメツキ
 
コウチュウ目
ヒゲコメツキ
 
コウチュウ目
ラミーカミキリ
 
コウチュウ目
ナガゴマフカミキリ
 
コウチュウ目
キマダラミヤマカミキリ
 
コウチュウ目
ナミテントウ
 
コウチュウ目
オオメキバネハムシダマシ
 
コウチュウ目
クリイロクチキムシ
  ゴキブリ目 モリチャバネゴキブリ
4 チョウ目 ベニシジミ
  チョウ目 キマダラルリツバメ
  チョウ目 アカシジミ
  チョウ目 ムラサキシジミ
  チョウ目 ルリシジミ
  チョウ目 ヤマトシジミ
  チョウ目 モンシロチョウ
  チョウ目 ツマグロヒョウモン
  チョウ目 ヨツボシホソバ
  チョウ目 ナミガタシロナミシャク
  チョウ目 カノコガ
  チョウ目 クロホウジャク
  チョウ目 ホタルガ
  チョウ目 スジキリヨトウ
  チョウ目 モンクロベニコケガ
  チョウ目 エグリエダシャク
  チョウ目 ウスサカハチヒメシャク
  チョウ目 キクビゴマケンモン
  チョウ目 エグリイチモジエダシャク
  チョウ目 ヒメシャク sp
  チョウ目 キモンホソバノメイガ
  チョウ目 コキモンウスグロメイガ
  チョウ目 ヒメアカジママドガ
  チョウ目 キシタエダシャク
  チョウ目 ミツオビキンアツバ
  チョウ目 オオウスベニトガリメイガ
  チョウ目 ツトガsp
  チョウ目 ハマキsp
  トンボ目 モノサシトンボ
5 トンボ目 オオシオカラトンボ
  トンボ目 イトトンボ科の1種
  トンボ目 コオニヤンマ
  トンボ目 コシアキトンボ
  トンボ目 マユタテアカネ
  トンボ目 ショウジョウトンボ
  トンボ目 ヤゴ3
6 ハサミムシ目 キアシハサミムシ
7 ハチ目 ルリチュウレンジ
  ハチ目 キボシアシナガバチ
  ハチ目 アカスジチュウレンジ
  ハチ目 ニホンカブラハバチ
  ハチ目 キンケハラナガツチバチ
  ハチ目 クロヤマアリ
  ハチ目 ハリブトシリアゲアリ
  ハチ目 アメイロアリ
  ハチ目 クボミシリアゲアリ
  ハチ目 クロオオアリ
  ハチ目 ホソウメマツオオアリ
  ハチ目 オオハリアリ
  ハチ目 ハヤシケアリ
  ハチ目 アミメアリ
  ハチ目 ヒラセムネボソアリ
8 バッタ目 クビキリギス
  バッタ目 ANcile cinenea?

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センター LEARN・(株)ニトリホールディングス

LEARN with NITORI 2025 @静岡県熱海『たけのこの秘密に迫れ~親子それぞれプログラム~』
2025年4月12~13日

LEARN with NITORI

たけのこの秘密に迫れ 〜親子それぞれプログラム〜
2025年4月12日(土)~13日(日)@静岡県熱海

今年も熱海の竹林に春が訪れ、「たけのこの秘密に迫れ~親子それぞれプログラム~」が開催されました。
地面の下に眠る「マイたけのこ」を自分の手で探し、掘り出す体験に、子どもたちは目を輝かせて挑みました。
講師の黒ラブ教授は、細胞が水を取り込んでたけのこがぐんぐん伸びる仕組みを、実験を交えて紹介。理科が身近になる不思議な瞬間が広がりました。
2日目には最新技術にも触れ、科学が暮らしとつながっていることを実感。
保護者は子どもとの関わり方を考える対話の時間を持ち、その視点で活動を見守りました。
雨の中でも心に残る発見と出会いが詰まった2日間となりました。

【報告動画Coming Soon】

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>
タケノコを竹やぶで見つけたとき、なかなか大きいのは見つからないのに、ぼくは大きいのが見つけられたからうれしかった。大きいのを見つけたのは僕だけじゃなかったけど、ぼくは大きいのを見つけられてうれしかった。(小2 静岡県)

普段は一人で何かする方が好きだけど、グループ活動も楽しいなと思った。友だちができて、いい経験ができた。(小3 東京都)

たけのこを掘り終えて形を見てみたら想像よりも大きさが小さいたけのこで意外でした。掘る前は、1キロくらいの重さだと思っていたけど実際は、400グラムぐらいだったので意外でした。(小4 東京都)

タケノコが土の中にどのように生えているのかを知り、とても驚きました。掘り出す作業は思ったよりも難しく、タケノコの根元がとても固く、掘るのが大変だったことが印象に残っています。家に帰ってから、早速タケノコの皮をむいてみると、思ったよりも皮が厚く、中の実が少なくてびっくりしました。ですが、タケノコご飯は香りが良く、タケノコの甘さとシャキシャキした食感が楽しめて、とても美味しかったです。(小6 埼玉県)

<保護者からの感想>
この半年、息子が変わってきて学校に馴染まなくなったことへの戸惑いや、親の私が学校や社会との橋渡しをしなければいけないプレッシャーのようなものを抱えていました。そこに、根拠のある「大丈夫」をいただいて、肩の荷が下りたような気持ちになりました。子どもが楽になる方法を考えたり、つまづきの原因を探ることを諦めないでやってみます。(小2保護者 東京都)

大人と子どもがわかれて行動することで、それぞれ有意義な時間を過ごせたと思います。ふだん、つい子どもの身の回りの世話で手や口を出しすぎてしまっていることに気づき、反省しました。ただのワガママと支援すべき点の違いをよく考え、今後の生活でも今回の学びを活かしていきます。(小5保護者 神奈川県)

息子のだらしない面ばかり気になっていたけど、割とたくましく活動(友達をつくる、大人も味方にする)している姿を見られて良かった。 (小5保護者 静岡県)

タケノコを掘るという貴重な体験ができ、帰宅してからはそれを調理し、食べるという事を楽しみました。相談会でのお話は、子育てに関する気付きがたくさんあり、反省する事も多々ありました。普段、家ではあまり喋らない娘が、友達や学校の様子を話してくれ、生活を楽しんでいる事にホッとしましたし、嬉しかったです。 (中1保護者 神奈川県)

 

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス

LEARN in 港区 子ども向けプログラム/保護者向けプログラム『新しい学びの一歩を体験しよう!電脳人間になって学びをパワーアップ!』
2025年3月15日

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〇子ども向けプログラム / 保護者向 けプログラム

「新しい学びの一歩を体験 しよう ! 電脳人間 になって学びをパワーアップ!」
~ 子どもには「 自分らしく学ぶ力 」を 、保護者 には「 新 しい 子育ての視点 」を ~

2025年3月15日

「授業で先生の話を聞いているのに、大事なところが分からなくなる…」
「音読していたら、何を読んでいるのか分からなくなる…」
「みんなで話していると、何を話しているのか分からなくなる…」
「宿題を書くのが面倒で、つい後回しにしちゃう…」
「ノートを取るスピードが追いつかなくて困ることがある…」
「大人から何度も同じことを言われて怒られる…」
そんな港区の子どもと保護者が、「自分に合った学び方」を探しに東大先端研に集まった。
普段感じている「ちょっと困ること」を、ICTツールを使って解決する方法を教えてもらった子どもたちは、ツールを駆使して宝探しミッションに挑戦。
日頃使っているツールでも、見方や使い方を変えると、新たな気づきがある。
新しい学びの一歩を体験した子供たちの顔は、楽しさと自信に満ちていた。

—プログラムの様子 —

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>

為になった。例えば「聞く」という行為を助けることは、ヘッドフォンでボタン1つで周りの音を消すことが出来て現代の機械は魔法のようだと思った。(小4)

学校に行けてないけどこんなふうに人と関わる機会があると良いと思う。宝探しで二つ目が難しかったけど何度もやり直したらできた。(小4)

楽しかったし、とても勉強になりました。宝探しはとても頭を使いながらも楽しめました。最後には本当の宝(お菓子)も、貰えてとても嬉しかったです。また参加したいです♪(小4)

面白かったし、今後生活をしていくにあたって、自分にとってとても重要そうな内容が含まれている気がした。ipadは普段から学校から貸し出されているけど、今回のような使い方をしたことがなかったし、うまく説明できないけど自分の困っていることを何らかの形で助けてくれるんじゃないかという期待がもてた。(小5)

<保護者からの感想>

※一部抜粋して掲載しています。

役に立つ知識やツールについて学ぶことができる良い機会だったと思います。息子達も楽しみながら学びを得たようで、今後の変化に期待しています。(小3、小5 保護者)

苦手なことも頑張ればできると、トレーニングの方法ばかりを考えていたが、そもそも無理して頑張って取り組んでも経験(頑張り)が積み重ねられない可能性もあることを知り、改めて息子の特性をしっかりと知り、困難さを軽減できる様なツールを使いこなせる様に一緒に考えていきたいと思いました。貴重な機会をどうもありがとうございました。(小3 保護者)

ツールを使うことはずるいことでは無いと親子で認識を新たにしました。親や先生の話を聞き飛ばし、注意力が散漫なところを上手くカバーしていきたい。(小5 保護者)

 

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:港区教育委員会・東京大学先端科学技術研究センターLEARN

LEARN Teachers Academy 
『第一期 LTA 発展コース』

2024年8月5日〜9日

LTAlogo
LTA

LEARN Teachers Academy
『第一期 LTA 発展コース』 

2024 年 8 月 5 日(月)〜9 日(金)

5日間にわたり、9:00から17:00まで対面で実施された本コースでは、教育に限らず多岐にわたる分野の専門家からの講義を通じて、受講者が考え、議論し、体験し、学校教育の枠を超えてこれからの教育を発展的に模索する機会を提供しました。 第一期の受講者は、北海道から九州まで全国各地より集まった12名の教員で、幼稚園、小学校、中学校、高校、支援学校等、様々なバックグラウンドを持つ方々が参加しました。

コースカリキュラム
DAY1 8月5日(月) コミュニケーションを理解する
DAY2 8月6日(火) 多様性を理解する
DAY3 8月7日(水) 多様な着眼点や発想を学ぶ
DAY4 8月8日(木) 見立てを学ぶ、ICT支援で進学の機会を得た当事者から学ぶ
DAY5 8月9日(金) 課題の発表、教育を議論する

— 参加した教育関係者からの感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

5日間の学びが、一つのストーリーになっていた。研修を通して、テクノロジー、考え方、発想方法、着眼点、参加者が普段の生活で見落としているものなど、多くのきっかけを受け取った。課題で、2日目に「多様性を理解するための新しい教育プログラム」、3日目に「計画的でない教育プログラム」、4日目に「未来の学校」を考えていくという流れに、大きなストーリーを感じた。「多様性理解」「計画的でない教育」は今の学校に欠けているものであり、それを考えた上で「未来の学校」に向き合うというストーリーには、「学校現場が変わってほしい」という熱いメッセージが注がれていると感じた。 夜遅くまで毎日課題に追われる学生のようになってしまい、最終日はフラフラだったが、精一杯取り組めたことに、大きな達成感を感じた。

「教育を変えたい」「このままの教育でいいのか??」そんな共通の思いを持っている先生方と、こんなに楽しく真面目に体験したり・議論したり、こんな学びのチャンスをこどもたちにも体験させてあげたいと思いました。そして、毎日子供達と接している先生方が一人でも多くこのプログラムを受講してくだされば、少しずつでも日本の教育が変わっていくのではないかと思いました。とにかく行動を起こして失敗を繰り返しながら少しずつ前に進んでいければと思います。

今の「教育」を本気で変えたいと思っている皆さんと話すことができた。「もっと学びたい」という意欲が溢れてくるような5日間でした。学びに「不確定要素」はつきもので、そこをいかに面白がれるかが大切なのだと体感することができました。私たち教師がもっと人生を豊かに楽しまなければならないと思う契機になるプログラムでした。未知との遭遇を面白がれる人こそが学び続けられる人、すなわち教師なのだ。

現代の計画的で見通しが示され、エラーレスな対応が当たり前の教育で、本当に先の見通せない未来を歩む子どもたちを育てられるのか…そのことを体験を通して考えるきっかけとなるプログラムが用意されていたことは、とても驚きでした。

参加者の意見を多く聞けたのも、当事者や専門家と対話する時間があったのも、どれも良かった。一秒も無駄にならなかったと思う。大切なのは足並みを揃えることではなかった。大切なのは、多様な価値観の中で、それぞれのちがいに気づき調整していくプロセスそのものだ。

「合理的配慮がゴールではなく、そこがスタート」私のLEARNの学びも今日がゴールではなく、今日からがスタート。自分の感性を信じて、小さなことからできることを始めていきます。枠の中から人を見るのではなく、個から人となりを見ることの大切さに気付かされました。

LEARN報告会 2024-2025「未来の教育が動き出す 〜子どもや先生のリアルな声にLEARNはどう応えるか〜」
2025年3月28日

報告会2024l
報告会2024l

LEARN 報告会 2024-2025

「未来の教育が動き出す
〜子どもや先生のリアルな声にLEARNはどう応えるか〜」

2025年3月28日(金)@オンライン

2024年度「LEARN報告会」をオンラインにて開催しました。当日ご紹介いたしましたLEARNで取り組んできた活動について、一部とはなりますが、以下にご報告申し上げます。

グラフ
数字

LEARNプログラムは全国各地で開催しており、2024年度までに29都道府県で実施しました。まだ開催できていない地域でも、お会いできることを楽しみにしています。

活動報告はこちらからご覧いただけます。

地図
LTA

LEARN Teachers Academyについては、こちらからご覧いただけます。

2021年4月よりスタートしたLEARNの活動も4年目となり、今年度も多様な子ども達と未来につながる教育を多くの方にご協力いただきながら進めることができました。皆様のお力に支えられて活動が進んでおりますこと、心より感謝申し上げます。子どもたちの「やってみたい」という思いが突き動かすエネルギーを、今後ともどうぞ一緒に楽しんで見守っていただけたら幸いです。

参加者からの寄せられた感想を抜粋して、以下に報告いたします。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

僕はLEARNで育ったことが、最近本当に役立っています。中高生の自殺者が過去最高とニュースでありましたがLEARNの経験や、信頼できる大人と関われるチャンスがあると世の中がもっと変わると思います。先生方に研修をされていることが本当にすごいと思います。広島LEARNで1番必要な時に参加できた経験は僕の宝です。(中学生・広島県)

報告会を観覧させていただき、ありがとうございました。最近少しまた1人で悩むことが増え、子供との係わり方に苦痛を感じておりましたので、先生方の穏やかな語りと前向きな姿勢に心が和らぎました。特に「プログラム終了時に成果が出ていなくても、5年後10年後にふと思い出してくれればそれでいい」というお言葉で、気負いすぎていたことを自覚することができました。目の前の子供をよく観察して、社会的には「変な子」であったとしても本人の集中を削がずにやりたいことをとことんやらせてあげようと思います。(小学生/保護者・愛知県)

たった数日で成長する子ども達の姿に感動しました。大事なのは、学ばせようとする事ではなく、自ら学びたいと思う事!だと心から思いました。(保護者・高知県)

この一年間のLearnの活動全体が、こんなにも温かく子供を取り囲んで動いていたのだなあ〜と、拝見しながらとても嬉しく楽しい気持ちにさせていただきました。いつもLTAの動画やzoomで勉強会に参加させて頂いておりましたが、京都で実際にお目にかかり勉強できる機会を頂けたことも感謝でした。子供が自分自身の気持ちや体の変化、周りを認識したり感じられることこそが本当の学びがあり、この世に生まれてよかったと思える瞬間だったりする訳ですが、子供を取り囲むどんな環境の一部に自分がなれるのか?をこれからも考え続けたいです。もちろん、最高に期待をこめて!(保護者・兵庫県)

毎年報告会を聞かせていただいていますが、重心の子供や親や先生への取り組みなど、対象の幅が広がっていることを嬉しく感じました。それと同時に根底となる学びの中で大切なことは共通点がたくさんあるのだと感じました。この気づきを活かしたいと思いました。今年も沢山の視点や気づきをありがとうございました。(保護者・埼玉県)

文章からのイメージだけでは分からなかった具体的な内容がつかめました。各プログラムでの児童生徒のがんばりに感動して、胸が熱くなりました。また、魔法のキャラバンの幅広い支援方法と多様なictの活用、柔軟なプログラムの様子を知ることができて、とてもわくわくしました。来年度、魔法のキャラバンに申し込んでいるのですが、勇気を出して管理職に訴えて良かったと思いました。夏の5日間の学びにもぜひ参加して、レポーターの先生方のように自分を変えたいと感じました。(教育関係者・大阪府)

学校が合わない子だけでなく、普通学級で学習する子どもも全ての子ども達の学びに寄り添うことが教育だと感じました。そのために先端技術を活用しながら、今までのやり方に固執せず多様な対応ができる大人でありたいと、自分自身の学びとなりました。 (教育関係者・沖縄県)

夏の発展コースでは多くの学びをありがとうございました。現場に持ち帰って、少しLTAのマネをしました。先生について行く校外学習でなく、計画を立てたり行ってみようとする肢体の子に欠けている能動性を刺激するウォークラリー。こんな感じでLEARNのエッセンスを日々の実践に取り入れたいと改めて思いました。(教育関係者・静岡県)

どのプログラムも、真剣な眼差しの子ども達の様子を見ていてこちらもワクワクさせられました。不思議と、上手くいかない場面を見た時に「よかったね、失敗できて」と、嬉しくなっていました。(勝手な想像ですが)他者と比較したり、親や誰かの価値観に振り回されたりせず、自分の足で歩ける子ども、自分も他人も認められる芯の強い子どもが育っていくようなプログラムのように感じました。(行政関係者・東京都)

多くの参加希望者がいる中で、最善を考え、多様な機会を考え、実践されているLEARNの活動報告を拝見し、素晴らしいと思いました。これらが、特別なことと感じられなくなるほど、身近なものになればと思いました。自身にできることは何か、模索中です。 (社会福祉会/神奈川県)

<本プログラムについて>
イベント概要はこちらから
主催:東京大学先端科学技術研究センターLEARN

LEARN ONE プログラム参加型スカラーシップ『やり続ける展2024』
2024年5月1日~4日、9〜12日

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LEARN ONE
プログラム参加型スカラーシップ
『やり続ける展2024』

「あなたのやり続けていることを送ってください。」と公募したら 自薦と他薦であっという間に100点が集まりました。 描き続ける人。つくり続ける人。調べ続ける人。やり続けている人は、締切などなくてもいつでも出せるのでしょう。 何かの役に立つ、ではない。何かの影響を受けた、でもない。 教育にも、メディアにも、何にも毒されていない作品たち。見る人がどう思うかなんて関係ない。本当にそのことが好きで、ただやり続けている。
そんな嘘のない作品に出会える展覧会です。

展覧会は、会場展示・オンライン展示を行い、8日間に渡って行われた会場展示には、675名の方にご来場いただきました。また会場展示最終日に行ったオンライン鑑賞会には、230件の視聴お申し込みをいただきました。

展示会場となったのは、美術館ではなく井の頭公園のそばにある民家。白い美しい空間にポツンと掲示するのではなく、アートが家の中に自然と溶け込むように、イラストレーターの伊藤桂司さんが一点ずつ配置を考えてくれました。スペースの都合で一部のみの実物展示となりましたが、集まった100点の作品画像をリビング中央の壁に投影しました。出展者や関係者だけでなく、教育・アート関係者、そしてふらっと立ち寄ってくださった多くの方々に足を運んでいただきました。会場の様子は下記より、出展作品は特設サイトにてご覧いただけます。

会場展示の様子

◯会場展示
2024年5月1日(水)~ 4日(土)、 9日(木)~ 12日(日) 8日間
アートディレクション:伊藤 桂司、インストーラー:齋藤 茉弥
◯オンライン展示
2024年5月1日(水)~公開中(2025.4.7現在)
◯オンライン鑑賞会
2024年5月12日(日)16:00-17:00
登壇者:伊藤 桂司/イラストレーター、髙木 基/コピーライター、中邑 賢龍/東大先端研 シニアリサーチフェロー

出展作品は、特設サイトにてご覧いただけます。
▼「やり続ける展」特設サイト
https://yaritsuzukeru.learn-project.com/

<会場展示の感想>

多種多様な作品に実際に触れて、改めて人の感性の素晴らしさに気付かされました。普段何気なく床に転がっている子供の作品1つにこんなに素晴らしい想いがあることに改めて気付かされる展示でした。素晴らしい機会をありがとうございます。(30代 群馬/出展者家族)

保育園の頃から不登校で、他者と交わろうとしない息子でしたが、得意なこと興味がたくさんあり、それを初めて認められた展示会だったので、愛知から車で見学させてもらいました。みなさんの作品からたくさんの好きが溢れていて、心地の良い空間でした。息子の作品について展示会の場所で実際に関係者から話をお聞きすることができ感激でした。これからの息子の人生の大きな力になることでしょう。(40代 愛知県/出展者家族)

好きなものをただやりたくて始めたはずなのにやってたら嫌いになりそうになってて今の自分には雑念が多く、もっと素直に好きなものを楽しめばいいんだと改めて感じられました。 (20代 東京都)

自分にとってやり続けられる事は何か、他者の考えや価値観に左右されないものは何か、そういった事を考えさせてくれる、とても新鮮で楽しい時間でした。スタッフさんがこの展示会のコンセプトや目的、作品を作った方達がどういった人なのかといった説明をして下さって、とても楽しかったです。自分も時々趣味で絵を描いたりするのですが、最近は仕事や家の事情があり描くことが出来ませんでした。そこから絵を描く気持ちが遠くなってしまっていたのですが、久しぶりに描いてみようと思う事が出来ました。(30代 東京都)

個性あふれる素晴らしい作品ばかりで、心の底からのエネルギーを感じました。 (70代 東京都)

近くを通るたびに、何かなと気になっていたので、今回見ることができて良かった。子どもたちが作り続けているのが良いと思った。たまごの作品(81番)が気に入った。(90代以上 東京都)

誰かに言われたからではなく、やり続ける(続けてしまう)こと、自分にもあります。 ここまでの熱量ではない気がするし、途切れ途切れではありますし、人に見せられるものではないのですが、でも、この展覧会を見ていたら、なんだかそんな自分も肯定したくなりました。会場も素敵で、その時に入ってきた日差し、たまたま聞こえてきた公園での弾き語りも合わせて、良い空間で時間を過ごせたなと思います。ありがとうございました。 (30代 神奈川県/LEARN ROOM登録者)

<オンライン鑑賞会の感想>

いままでは色々なことがらに対して「やり続ける事に意味があるのか」「途中で何か切り替えるべきでは」ばかり考えていました。今回のやり続ける展のオンライン鑑賞会をみて、自分の中で最終的な答えは出しきれませんでしたが、「やり続ける事に間違いや100%の正解はない、まずはやり続けよう」と思えました。(30代 埼玉県/LEARN ROOM登録者)

アートは人に温かな気持ちを与えるモノだと実感しました。今回の作品達のエネルギーや思いが伝わってきたのだと感じました。しかもウェブ越しで。実際見たらもっと惹かれるのだと思います。そして何より作品についてのコメントや背景を知ることが作品達への思い入れが深まりました。(50代 島根県/LEARN ROOM登録者)

現地に赴く事が出来ませんでしたが、HPで色々な作品を見ることが出来、現地はさぞ面白く楽しい美術館になっていただろうと思いながら本日視聴いたしました。 また「やり続ける展」を開催して頂けたら有り難いです。(50代 福岡県/出展者家族)

やり続けている大人達を身近に目のあたりにできて、希望や勇気を与えてくれるし、そのことが大きいし身にしみるし心の中では感動していました。いとう先生の小さい頃の絵が今もとってあって、特にマンガのお化けのキャラの絵は本物を僕は知らないのに、いとう先生が小さいころに見えていたままのお化けのマンガなわけだし、かわいいから楽しくなって笑いがこみあげてきました。他の人の作品紹介で、作った人が大人もいたし低学年もいたし特性のある人も無さそうな人もいたし、区切られていないところが居心地がよかったです。(10代 福岡県/出展者) 

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

主催:やり続ける展実行委員会、東大先端研 個別最適な学び寄付研究部門LEARN
協力:株式会社atacLab

LEARN with Porsche「これからの教育探究会議『今の教育、これでいいのか?〜中高生たちが審判を下す!〜』@東京大学安田講堂
2025年2月16日

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LEARN with Porscheロゴ

これからの教育探究会議
「今の教育、これでいいのか? 〜中高生たちが審判を下す!〜」

2025年2月16日(日)@東京大学安田講堂

「何が起こるかわからない旅に出る」――そんなワクワクする学びの場がLEARN with Porscheのプログラムです。決められた正解も、与えられる目標もありません。
だからこそ、自分で考え、自分の方法で楽しみ、活用していくのです。

2月16日、私たちは東京大学の安田講堂でシンポジウムを開催しました。
前半は「LEARNの教育を中高生はどう審判するのか?」と題して、裁判形式でユーモアたっぷりにプログラムが紹介され、参加したプログラムスカラーのリアルな思いが語られました。最後に、会場の皆さんに「この教育に価値があったか?」を問いかけると、多くの人が「価値あり!」と答えてくれました。とても嬉しいけれど、価値があってもなくても、それは個々が考え、活用し、楽しむもの。 それこそが、このプログラムで分かち合いたいマインドです。
後半は「大人たちは若者に何を望むのか?」をテーマに、音楽や料理、ビジネス、研究など異分野のリーダーたちが対談。「いい音楽を作ろうとするといい音楽にならない。いい子を育てようとすると、いい子にならない?」――そんな深くてユニークな話に、中高生も大人も夢中になりました。好きなことを続けている大人たちの議論が印象的でした。

シンポジウムの写真とともに、参加者からの感想を抜粋して、以下に報告いたします

シンポジウムの様子

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<プログラムスカラー>

東大の安田講堂という場で登壇し言葉を伝えることができて、自分の思いの清算が一段落ついた気がしてます。とても良い経験でした。撤退中、四期生の方で私のスピーチが良かったと伝えてくれたスカラーがいてとても嬉しかったのですが、個人的には私のスピーチにだれも「良かった」と思わない社会になったらもっといい社会になるんじゃないかと思いながら、LEARNのこれからの活動に期待しています。対談で松任谷さんの学生たちのスピーチへのコメントを聞いてやっぱりドキッとしました。対談全体を通して見栄を張らない雰囲気であったり、特別いい音楽を目指そうとしないわざとらしさのない考え方などが面白いなぁと思い、今後の自分の中での課題としてゆっくりと考えてみたいです。(大学生 京都府)

今回は登壇者として教育探求会議に参加しました。原稿をもらったときにはまさか裁判の形で驚きました。第2セッションでは様々な方面のエキスパートの方々のお話を聞くことができました。みんなやっている時とは全然違うのに、共通点があったことに驚きました。いい物を作ろうとすると作れないこと、レールを外れて好きを追って行くことの楽しさのお話が印象的でした。また他の代のラーンの子とも交流できて良かったです。 (中学生  東京都)

Learn with Porsche についての思いを消化させることができてよかったです。ふと思い出すたびにあれは結局なんだったのだろう、どういう学びをすれば正解だったのだろうか、私に投資されたお金に価値はあったのだろうかと思い悩んでいました。今日で私の学んだことは他の同期とは違ったものだったことがわかりました。みんな同じものを見て感じたものは違っただろうし、感じてほしい意図はあっても特に正解は用意されていなかったのだなと思いました。最近進路に向き合わなければならなくなっている私にとって対談の内容は参考になりました。すきなものをみつけて他人から見ての幸せばかりを追い求めてしまわないように気をつけたいです。(高校生 京都府)

<シンポジウム参加者>

今回のシンポジウムを通して、一学生として今後の教育について考えさせられました。専門の道を突き進んできたプロの方々のパネルディスカッションで、失敗がないと成功は得られないと言うことをおっしゃっていて、自分の生きたい道を歩む勇気となりました。また、自分の好きなことややりたいことをできる環境作りが大切で、その上で自分で努力を絶えずすることがいわゆる「成功」の秘訣なのだとわかりました。裁判スタイルでの協議で、最後まで楽しく学ぶことができました。(高校生 東京都)

今回のシンポジウムではLEARNの理念にとても深い関心を抱きました。自分達が参加したLEARN、また自分が参加していない過去のLEARNの開催へ踏み切った中邑先生の信念がとても興味深かったです。中邑先生は今の子供達は親や周りが敷いたレールの上で生活することで自分達で考えて行動して失敗すること、その失敗から成功する道があることを知らない、学校でも教えてくれるわけではない、じゃあ自分たちで教えよう、そのような中邑先生の理念を知った上での参加したLEARNの内容を振り返ると、当時では理不尽だと思った内容でさえもその内側は理念の筋を通し、その筋の通った内容に沿ったものと気づきました。また、中邑先生をはじめ、同じ理念を抱く各ジャンルごとの方々のお話を聞き、なぜ今の方々があるのか、そこにたどり着くまでにあった出来事などといった興味深いことを知りました。じゃあ上記を踏まえて自分はこれからどのように考えて生きていくか。自分自身の力で周りが敷いたレールを乗り越えていきます。(高校生 香川県)

結果をすぐに求めなくていい、この言葉を聞いて気持ちが軽くなりました。家や学校で「将来の夢」を聞かれ、卒業したらどこに就職するのか考えて大学を決める。知らないこと、知りたいことが多すぎてそんなことを今聞かれても分からない。周りのみんなはやりたいことがあるのにどうして私にはないのだろう。私はこれからどうやって生きてゆけばよいのだろう。そんな悩みが単純に「自分の興味、関心があるからやってみよう」だけで良いのだとこのシンポジウムを通じて気づきました。教育がすぐに結果の出る研究ではないのと同じように、人の選択も選択する時には正解なんて分からない。正解なんて元々存在しないのかもしれない。分からないからこそ、条件や人の意見に左右されるのではなく自分の意思を尊重できる人間になりたいです。(高校生 群馬県)

今日の裁判方式の発表の仕方もユニークでとても面白かったし、発表の中で説明されていたこれから何が起こるかわからなくて臨機応変に情報に頼らず自分の力で解決する必要がある試練や状況に胸が躍りました。また、フルスピードのポルシェに乗るという普段、制限がありなかなか出来ない体験も試練の最後の味としてあるのがレールに沿わないこの革新的な教育とつながりがあり、とてもいいなと思いました。今のネットなどの情報があるからこその便利な社会で、あえて情報がない状態で様々な試練を行っていくことで情報がないことの不便さや、その情報を集める事の大変さを知ることが出来るし、学校の勉強や受験などのようなレールに、沿わない柔軟で多様な考え方や対応ができるようになった子供達がいるのを見てこのプロジェクトの凄さがよく伝わりました。(高校生 東京都)

LEARNプログラムについて、参加した子どもたち自身が感じたことを、自分の言葉で伝えていたことがよかった。共に参加した大人の話を聞けたこともよかった。簡単にいろいろなものが手に入ってしまう今の社会の中で、なかなか創出しにくい「感動が伴う生の学びの場」をLEARNプログラムでは提供している。「新しい学びの場」といいつつ、昔であればあたり前に、誰もが経験できたはずの学びなのかもしれないと感じた。そして今は、それをあえて創出しなければ経験できない社会になっているのだと感じた。安心や安全を盾に、大人が全て先回りしてお膳立てしてしまう教育では、子どもたちのもつ潜在的な力を奪ってしまう。学校教育に限らず、家庭教育、社会教育も含め、社会全体で今後の教育のあり方を問い直していく必要があると思った。(大学生 秋田県)

一人の大人として『純粋』にワクワクしました。教育の面白さ、学ぶ楽しさをこれからの人生の中で探究していきたいです。特に、登壇した学生の中で、LEARNを通じて「自信を持つことができた」と発言していたことが印象に残りました。自由な学び、社会と人とつながる学びを経験して、成長していく子どもたちは本当にすごいと思います。LEARNの子どもたちから学ぶことばかりでした。(教育関係者 神奈川県)

「いい」ってなんだろう、「いい子」ってなんだろうという問いに、一流の皆さまの「いい料理を作ろうと思ってもできない」「いい音楽を作ろうと思ってもできない」だけど、「いいもの」をたくさんみつけて感動できることが大切という話がとてもしっくりきました。実は日本は昔からとてもよい教育がされており、その成果が日本の産業を支えてきたのかもしれません。しかし、昨今あるようにグローバルな視点で、マネジメントがしっかりできる人材を育ててこなかった。その状況に日本も、労働者も、子どもたちも行き詰まりを覚えているのかもしれません。だから誰かが示す正解をもとめてしまったり、だれかの責任にしたりしている状況なのかと思います。「いい」を追求することをやめると、価値がでる、楽しみがでる…そのことをもっと子どもたちに体験させてあげたいなと思わされました。貴重な機会をありがとうございます。最後に、買えないですが…ポルシェが好きになっている自分がいました。不思議です。(教育関係者 長野県)

教科書に載っているものとは異なる現場の生きた知識”、”ネットに落ちていない地元の情報を紡いで得られるリアルな実情”、”知らない人に話す/頼む勇気”などを学んでいる様子が羨ましかった。検索して知った気になっている自分達が実際の現場に横たわる理不尽を知ったり、大人達にお膳立てしてもらわずに自ら何をすべきか判断し、行動して学ぶ過程は義務教育では経験できない、これからの教育に必要な内容だと思います。(企業関係者 東京都)

正しい教育もなければ、良い人間もない。このプロジェクトが彼らにどんな影響を与えるかは分からないし、今彼らが良かったと解釈していても何十年後にどう捉えられるかは分からない。それでも中邑さんが良いと思う体験をさせる、という姿勢に心打たれました。少なくとも、これからを生きる子どもたちにとって何が良いか皆で考えて意見を出し合うことがより良い未来を作るのかなと思いました。(行政関係者 東京都)

中邑先生を中心とし、大人側が提案した学びの場に一歩踏み出し、偶然から生まれる何かに出会い、変容していく子どもたちのリアルな審判が聞けて感動しました。それと同時に私自身の立場で「さぁこれからどうしようか」と思案したのも事実です。隣で聞いていた小6の娘は諸先輩方のメッセージに「めっちゃわかるなぁ」と。毎日「学校は面白くない」と叫ばれ、その怒りをエネルギーにしております。一人一人個性があって、成し遂げたい何かがある。その人にしかない気づきを待ち続けられるような「仕組みづくり」が少しでもできたらなとあらためて考えさせられた時間でした。(行政関係者 大阪府)

坂道を歩いているときには、この先に続く景色は見えない…ただ坂に向かって歩く足だけ。大切だと思ったのは、人生は先がみえない、わからないことだらけだという事…それを、learnを実際に経験した女子が教えてくれました。気候変動、格差社会、貧困…いろんなところで歪みが、見えているにも関わらず、やれ受験だ、将来安定だ、なんてつまらないことを気にしている大人の多いこと!!坂道を登っている間は気づかないかもしれない。けれども、坂にはいつかてっぺんがある。そこからみる風景はどう映るだろうか?中邑先生と歩んできた子ども達は、とっても素敵に育っていると思って聴いてました。これが、ニンゲンの成長と成功ですね。(保護者 千葉県)

笑いあり、涙あり、そして色々考えさせられました。子供に色々与えすぎて、手を貸しすぎて何もできなくなっていることは薄々気付いてるものの、今しか親として関わることもできないだろうという親業を全うしたい思いがありつい手を出し口を出してしまう。かわいい子には旅をさせろ、スマホを持たせず、無計画な旅に出したいですね。(保護者 東京都)

このシンポジウムが、Car Watchさんの記事に掲載されました。よろしければ、こちらよりご覧ください。

<本プログラムについて>
イベント概要および募集要項はこちらから
共催:東京大学先端科学技術研究センター・ポルシェジャパン株式会社

 

 

LEARN in 渋谷「オンラインプログラム どこでも科学実験室『君は、透明な氷と白い氷を作れるか?』」
2024年12月16日(月)

LEARN in 渋谷 オンラインプログラム
LEARN in 渋谷

LEARN in 渋谷
オンラインプログラム

どこでも科学実験室「君は、透明な氷と白い氷を作れるか?」 

2024年12月16日(月)9:30~10:45

「君は、透明な氷と白い氷を作れるか?」
というLEARNからの挑戦状に手を挙げた子どもたち。
自宅に氷を作るキットが届いたら、それぞれのアイディアで挑戦です。
試行錯誤を重ねて自分の「透明な氷」と「白い氷」を作ります。
プログラム当日にはメタバース空間に集合し、
黒ラブ教授と一緒にオンライン(Teams)で作った氷の報告会を行いました。

プログラムの様子と参加者からの感想を抜粋して、以下に報告いたします。 

プログラムの様子

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>

透明な氷を作ったときに全部中まできれいな透明でなければいけないと思っていて、16日までに透明な氷が作れませんでした。チームスでのお話を聞いて、一部でも透明だったらOKという事がわかり、それで良いんだと思いました。
チームスが終わってから、チームスでのお話を参考にしてもう一度白い氷と透明な氷を作ってみました。透明な氷は精製水を凍らせてみました。そうしたらお話にあったように真ん中は白くなったけれど透明な氷ができました。チームスでは他の人の色々なアイデアを聞けてとても楽しかったです。​​(小6)

完全に真っ白な氷と透明な氷を作ることはできなかったけれど、方法を少し変えるだけで結果が変わるって面白いなと思いました。他の人の発表を聞いていると炭酸水でやりました、クエン酸を入れましたなど、さまざまな工夫をしている人がいました。私は浄水と水道水と天然水で温度だけ変えて実験したので、どうしてそうしようと思ったのか不思議だったし、その発想がすごいなと驚きました。クエン酸はどうやって入れたのかも気になりました。真っ白な氷と透明な氷を作るポイントも黒ラブ教授に教わったので、もし、もう一度このプログラムが出来るのなら今度は真っ白な氷と透明な氷を作りたいです。方法は自分の実験の仕方と似ていたので、もう少しで正解に辿り着けたのかと思うと少し悔しかったです。
今回のプログラムを通して、学校の理科の授業にはない楽しさを感じたし、探究心は大事なものだと思いました。また何か実験をするプログラムがあれば参加したいです。(小4)

<保護者からの感想>

「おうちの冷凍庫にある氷は白っぽいところと透明なところが混ざっているけど、真っ白な氷と透明の氷はどうやったら作れるの?」と、自宅にある氷を見つめながら“何を使って”、“どんな方法で作るか”と考え込むところからスタートした今回の実験。最初は何もわからず不安そうにしていた娘でしたが、冷凍庫の温度設定を変えてみたり、使う水の種類を変えてみたりと何パターンも試し、実験の条件と気づいたことをメモ用紙いっぱいに書いて進めていきました。すると、次第におもしろくなってきたようで「科学ってこういうことなんだね!実験って楽しい!」と言って次々にアイディアを出すようになり、出来上がる氷も少しずつ白い氷と透明な氷に近いものになっていきました。
オンライン会議当日は、みんなが作った氷を見て驚いたり、黒ラブ教授のお話を聞いて、透明な氷作りに再チャレンジしたいという思いが強くなったようです。「教科書はページをめくると答えが載っているけど、答えがわからないまま進めるこの実験は楽しかった!」と学校の授業との違いを感じることができて、とてもいい経験になったと思います。将来は研究者になるのもいいなぁ、と新たな夢もできた様子。また一つ、娘の世界が広がり成長する瞬間を共にすることができました。素晴らしいプログラムをありがとうございました。(小5 保護者)

初めは、1年生でどこまで考えられるか、また正直、親がどう誘導していくか悩みました。
スクリーニングとして、10通りの氷を製氷皿で作れるか試した所、子供から様々なアイディアが出て来て、本人が気づいた点を掘り下げてみました。 氷の中央が白い事に気づき、興奮して、それは何か、また無くす事が出来るかを一緒に考えたり、また氷が凍るのは、外からか、中からか等と派生して考える事も出来ました。 氷自体に興味も持ち、今は、ロボット研究者に加え、氷の研究者が将来の夢になっています。
自主性が持てた事で、自ら実験のメモをしようとした事も大きな成果でした。そしてレッスンを通じ、課題も感じた様です。
先生のまとめは、自分ではメモが出来ず、ママメモしておいてと言われました。また恥ずかしくて伝えられなかった事や、楽しくてふざけしてしまった事も、後に反省出来た様です。
また参加したいと意気込んでおり、次回の参加を目標に、息子の課題にも親子で前向きに取り組んでみたいと思います。この度は、良い機会を頂き、ありがとうございました。(小1 保護者)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
共催:東京大学先端科学技術研究センターLEARN・渋谷区教育委員会