LEARN with NITORI 2024@静岡県熱海『たけのこの秘密に迫れ〜親子それぞれプログラム〜』
2024年4月13日(土)〜14日(日)

LEARN with NITORI竹の子
LEARN with NITORI

活動報告

たけのこの秘密に迫れ 〜親子それぞれプログラム〜
2024年4月13日~14日@静岡県熱海市

土に覆われている小さな「たけのこ」はどうやって探せばいいのだろうか?
「たけのこ」は1日でどれくらい伸びるのだろう?
どの「たけのこ」が、一番伸びるスピードが速いのだろう?
「たけのこ」の形は、全部同じなのだろうか?
やわらかい「たけのこ」を、あの皮が付いた外からどう見極めるのだろう?
竹林に入って「たけのこ」の秘密に迫ってみた。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子ども向けプログラム参加者より>
たけのこ掘るの楽しかった。根元に紫色のぶつぶつがあるのが不思議だった。また参加したい。お友だちもたくさんできて嬉しかった。自分が掘ったたけのこおいしかった。とっちゃん(父)とママがたけのこごはんをばくばく食べて嬉しかった。おいしいのを獲ったねと言われてとっても嬉しかった☆(小2 東京都)

このたけのこ掘りに参加してみて、自然の中でしか学べないことを学べたことがたくさんあった。自然の匂いをたくさん感じられました。自分で選んだマイたけのこが次の日にどのくらい成長しているか楽しみでワクワクした。最初はたけのこの上だけが少し出ていたけれど、掘ってみたらすごく大きくてびっくりした。大満足だった。そして、たけのこが生えている土の中の見えない世界はどうなっているのか知りたくなりました。(小4 埼玉県)

行く前はドキドキしました。外出したときのごはんが来るまでの時間や電車の時間など暇な時間にゲームをしたくなるけど、たけのこプログラム中はどういうわけか全然使いたいとおもわなかった。寝る前もYouTubeをいつもは見るけど、見たいと思わなかった。それは集中してできていたからだと思います。(小4 東京都)

自分がとったたけのこは、スーパーで売っている普通のたけのこの2倍美味しかったです。実は、始めはとても緊張していて、「やっぱり行きたくない」と言う気持ちもありましたが、最終的には楽しい気持ちでいっぱいでした。(小5 東京都)

一番楽しかったことはたけのこ堀りの斜面に足場を作ってくわで掘ったこと。途中までは一人でやって知り合いのお父さんに助けてもらって、くわを入れるところはひとりでできた。でかいたけのこだったので、のびる量も大きかったと思う。斜面に生えていたけど一番おいしそうであのたけのこが一番いいと思った。大きいたけのこは小さいたけのこに比べて、硬くて美味しくないと聞いて知っていたけど、最悪美味しくなくても、お母さんに美味しいから食べてと言って食べてもらって「硬くておいしくない」と言ってほしかった。失敗してもあの大きいたけのこがよかった。実際大きいたけのこを持って帰って食べたらやわらかくて美味しかった。あれ、美味しいと思った。チームリーダーがやりたいことを言ったらいいよと言ってくれて嬉しかった。大体ダメだと言われることが多いけど、否定されなかったのでやりやすかった。気持ちも楽だった。また参加したい。(小6 大阪府)

<保護者向けプログラム参加者より>
学校での生活のなかで、ルールを守らない子や皆と同じように動かない子がいると、イライラしたりソワソワしてストレスを感じることがあるようです。けれど、今回は個性豊かな子供たちが集まって過ごすなかで、特にストレスを感じている様子もなく、楽しく過ごすことができていました。周りの大人たちが、自由に過ごす子供たちをうけいれている様子を感じて、安心して活動できたのかなと思います。こういう体験が、もっと日常的にできるといいと思いました。(小3保護者 静岡県)

今回のイベントを通じたくさんの気付きを得たようで、帰宅後息子は大きなパニックを起こしていません。私も体験前と比べおおらかに構えられるようになった気がします。私自身も、先生方や他の親御さん、お子様方を見て自分を省みるよい時間となりました。本当にたくさんお世話になり、どうもありがとうございました。(小3保護者 東京都)

子どもの視座が大きくかわる二日間でした。「自分だけが違う」と感じて学校を離れた彼ですが、二日間多様なキャラクターの中に置かれたことで本当に「自分だけが違う」のか?そう思う気持ちは何なのか、うまく言葉にできませんが立ち止まり考えていたように思います。(小4保護者 東京都)

いつもはプログラムに入る前に気持ちが整わず会場にすら入れなくて帰ることがほとんどです。会場に到着して早々に、子どもの不安に押しつぶされそうな気持ちと、‘みんなと同じことをしたくない、自分の好きにしたい’というわがままにもとれる行動を、受け入れて解決してくださって、自分のたけのこを探しに行くというスタートラインに立てました。普段の子どもは、不安が強くストレスで攻撃的な言動をすることが多く、人に迷惑をかけないようにととても気を使いますが、全くそういうことがありませんでした。私もたけのこプロジェクトの空間で、緊張をゆるめて安心して過ごすことができました。そして、「失敗してもいいから自分が選んだ大きなたけのこを取りたかった!」とたくましい子どもになっていることにも気が付きました。花火を見ながら新しい友だちと話したり歌ったり、いきいきとしている子どもの様子を見て、私も幸せな時間を過ごしました。(小6保護者 大阪府)

 

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス

LEARN with Porsche 2023
君の学びを変えるサマーセミナー「動かなくても学べる時代にあえて、移動しながら学び、考えてみよ!」
2023年8月21日~25日

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君の学びを変えるサマーセミナー
「動かなくても学べる時代にあえて、移動しながら学び、考えてみよ!」

2023年8月21日(月)~25日(金)@日本

約束の時間に集合するとスタッフらしき人がいない。似たような小型スーツケースを手にリュックを背負う若者に、不安ながら「君もLEARNですか?」と声をかけてみる。気がつけばスタッフがいなくても仲間と自己紹介が終わっていた。必要があれば人は自ら動き出す。このプログラムはそんなシナリオがあちこちに散りばめられている。彼らは自ら動いて、学び、考えていく。これまで見落としていたものに気づき、素通りしていた人を意識し、自分の社会の幅を広げていけただろうか。

LEARN with Porsche 2023のプログラムがトラベルWatchの記事に掲載されました。
よろしければ、下記よりご覧ください。
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1532893.html https://travel.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1533303.html

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

高校生最後の夏。受験勉強から離れ、初めての土地で刺激を受け続けた五日間は、私に自分と世界を見つめ直す視点を与えてくれた。プログラムを通じて、私は自身の消極性を再認識した。例えば、集合場所のマクドナルド前では参加者に話しかけるまで二十分ほど躊躇したり、宗谷本線にては大河内さんと社交辞令しか交わせなかったりと、アクションを起こすまで抵抗を見せてしまった。この躊躇いは私の「間違えてはいけない」という緊張から来ていると思う。私はなまじ成績が優秀なばかりに模範生として評価されてきたので、期待を裏切ることへの恐怖を抱えている。この恐怖が枠にはまった行動しかとれない消極性に変質し、五日間で何度も抱いた「深い会話をしたかった」「チャンスを掴みたかった」という後悔を引き起こしてしまった。 (高3 千葉県)

岡本さんはお節介焼きだったし、笑う時は楽しそうだった。要するに、人間味があった。損得で言えば、岡本さんは礼文島を出るという選択をしなかった。しかし、「地元の礼文島で漁師をやるよりも、島を出て会社員でもやった方が安定するのでは?」と、もし岡本さんが理屈や損得で動く機械ならとっくに島を出ていただろう。しかし岡本さんは自分の育った島が大好きで、一度も島を出ていない。このような人の話を聞いたことはあっても、実際に目の前で見て話したことは無い。そういう意味では、僕は礼文島で初めて人間に出会えたのかもしれない。 (高3 静岡県)

斎藤さんの仕事は、天候や器具の故障など、人間によらない外的要因でその日のやること、やれることが変わる。自分が進もうとしている医学の道とは違う日々を体験し、環境の違いからくる自然や仕事に対する考え方の違いを学ぶことができた。ここから先、自分は医学、脳神経科学の道に進もうと考えている。学習し、生きていけばいくほどどんどん関わりを持つ人が自分と似たような性質を持った人になっていき、このプログラムで会ったような人とは関わる機会が少なくなっていくだろう。しかし、自分が入り込んでしまっているなと思ったときは、このプログラムで出会った人、この社会には自分と同じことを考えている人は思ったより少なく、様々な考えを持った人たちがいるという事を思い出し、一歩引いて冷静に、しかし熱心に自分の夢を追いかけて生きたい。 (高2 兵庫県)

時間に追われ、お金そのものに価値を置いている街の生活は豊かなものではありますが、何か窮屈さがあります。その窮屈さに、島の生活や人々の様子を見たり体験したりして初めて知ることができました。島の生活は閉鎖的で保守的でありながら、街にはない自由を感じました。今まで知ることのなかった価値観を知ることで、初めて自分の今置かれている「普通」や「常識」が、他の人にとっての「普通」ではないと実感しました。 (高2 郡馬県)

今まで主体的な動機から学びや探究を目的としたプロジェクトに申し込んだことが一度もありませんでした。振り返ってみると人と関わらずに受動的に生きてきたように思います。そして、このプロジェクトに申し込んだことがその態度からの転換点だったと感じます。長い間同じだった態度を変えるほど、このプロジェクトに惹かれた理由があります。それは、明確な目的や到達地点が設定されていないLEARNの趣旨が、私の人生観と同じようなものだったからです。私は自己のアイデンティティや社会への向き合い方を見極めている真っ最中です。一人で行き詰っていた時にこのプロジェクトの存在を知り、「未来へ進むためのヒントや刺激を得られるかもしれない」と大いに期待することができたのです。だから、いつもの「どうせ選ばれない」「わざわざ名前も知らない誰かに会いに行くなんて面倒だ」と思う消極的な心を無視してフォームに長い文章を打ち込んで提出しました。そしてLEARNに参加できることが決まり、旅を終えて帰ってきた今、あの行動は正しかったと感じています。 (高1 大阪府)

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センター・ポルシェジャパン株式会社

LEARN with Porsche 2023 ものづくりの好きな高校生集まれ 60年代の空冷ポルシェを甦らせよ! –人や機械からものづくりの知恵を学ぶ5日間–
2023年8月3日~7日

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ものづくりの好きな高校生集まれ
「60年代の空冷ポルシェを甦らせよ!〜人や機械からものづくりの知恵を学ぶ5日間〜」

2023年8月3日(木)~7日(月)@北海道清水町

ものづくりや車好きの高校生が、60年代の空冷ポルシェのレストアに惹かれて集まってきた。あの911をレストアできるなんて夢のようなプログラムだと思っていたが、現地で告げられたミッションに彼らは一瞬戸惑うことになる。このレストアには教科書もなく、故障部分をコンピュータで自動診断することもできない。そしてその修理は、設備もない馬小屋前で行う。頼れるのは自分の知識と経験とそして思考。車の状態を見ながら、板金、塗装などの作業を行う。現場で作業をこなす経験に基づき身につけてきたであろう専門家の知恵の凄さに感嘆し、ものづくりの面白さに改めてワクワクした。

LEARN with Porsche 2023のプログラムがCar Watchの記事に掲載されました。 よろしければ、下記よりご覧ください。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1525343.html
https://car.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1525833.html

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

初日はタイヤ班で作業した。タイヤのビード落としでは、これまでタイヤチェンジャーという機械に頼るやり方を教わってきたので、自分たちだけの力ではタイヤレバーを使っても(タイヤが外れず)苦戦していました。しかし、次郎さんが廃材から作ったL型の鉄を使うことで、いともたやすくビードが落ちました。それだけでなく、ボルト1本回すときにさえ、「そいつの限界を手探りで調べながら作業しろ。」と言われたように、一つ一つの作業を大切にしているからこそ、その中で、やっている人にしかわからない工夫が生まれるのだなと感じました。 (高2 岐阜県)

直していくうちにトラクターに愛着がわいてくる感覚であったり、自分の大好きなことを同じ熱量で話し合える楽しさであったりと、これまでの環境では味わいたくても味わえなかったたくさんの経験をすることができました。 (高2 福島県)

普段はロボットをmm単位で計算していたけど、車はタイヤをハンマーでたたき落とすなどダイナミックで驚いた。他にもオイルの役割を学んで、空気を入れる逃げ道を作ったり、いろんな工夫をすることも興味深かった。車もロボットも工夫しながら作るのは心がワクワクすると思った。 そして参加者も大人たちも最高だった。僕は大人の意味不明の圧力が苦手で、日本の中学は運動会とか修学旅行とか楽しいこと以外、中2から行かなかったけど、今回出会った大人は理解できない圧をかけてくる人もいなく、怒っているにも理由があって納得がいった。 (高2 アリゾナ州)

レストアの作業は、動画や本とかで知識を得ることはできるけど、経験した方がより深くわかるし、経験したからこそ得る知識もあるんだなと思いました。また、モノをしっかり観察したり視野を広げる大切さ知りました。 僕はボンネットを中心的に作業しました。ボンネットの凹みをきれいに戻すのがとても大変で、ハンマーで叩いたり溶接や切断をしたり、パテをもって形を作ったりなど、作業を繰り返してなんとか形にしました。一緒に作業した1年年上の子の技術や経験がとてもすごいなと思いました。自分は車に対しての知識はあるけど、作業に対しての知識や経験がまだまだだなと思いました。 最新のポルシェに乗って車の作りがすごいなと思いました。スポーツカーはよく乗っていたけど、加速や内装の作りなど安定性や乗り心地などがすごく良くてこれまで乗ってきた車と違ってとても良くて、これがポルシェかと思い感動しました。 (高1 愛知県)

60年代のポルシェ911を想像していてすごく楽しみにしていました。ですがトラクターが出て来た時は少しがっかりしたものの色々治していくうちにだんだんと愛着が湧いてきて、最後にエンジンがついた時は感動して泣きそうになりました。このプロジェクトで自分がやってみたかった板金塗装、タイヤの組み上げ、オイル交換など自分の自動車整備士という将来の夢になる為の1歩が踏み出せたと思います。 また、僕以外の車好きの8人と車について沢山語り合うことができ、自動車科の友達から僕の知らないマニアックな知識まで教えてもらうことができたので、今まで自分と同じ趣味の人達と話すことが出来る環境になかった為とても楽しくいい経験が出来たなと思います。 (高1 北海道)

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センター・ポルシェジャパン株式会社

LEARN with NITORI 2023 @ 東京都品川区『お屋敷の秘密を探せ ! 〜日本文化を学ぶ〜』『お屋敷でゆっくり、子育て作戦会議』
2023年5月13日(土)

LEARN with NITORI

子どものためのプログラム『お屋敷の秘密を探せ ! 〜日本文化を学ぶ〜』
保護者のためのプログラム『お屋敷でゆっくり、子育て作戦会議』

LEARN with NITORI 2023 @ 東京都品川区
2023年5月13日(土)

東京都品川区にあるお屋敷の秘密を探せ!
1941年に建てられた6422平方メートルの広大な敷地にたたずむ2階建ての和風邸宅。
普段は非公開のお屋敷には、秘密がたくさん隠されている。
子どもたちは、どんな秘密を見つけたのでしょうか。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どものためのプログラム>
『お屋敷の秘密を探せ!〜日本文化を学ぶ〜』

普段入れないような所に入れたり、家の中の雄大な自然を歩き回ったり、普段やらないような事が出来てとても楽しかった。(高2 東京都)

気兼ね無く会話することのできる同年代と知り合えた志向荘における時間は大変貴重なもので、何事にも代えがたく、また、偉大な成功者である似鳥様のお話や、それぞれその道の探求者である堀田様や高橋様との体験も、見聞を広める意味で素晴らしいものであったと思います。(高3 東京都)

本当に楽しくて、自分の成長のためになったと思います。私は参加していた子供達とはあまり話す機会はなかったのですが、プログラムを支えてくださった大人の方々とは、たくさん話すことができました。気軽な会話で笑うこともできましたし、俳人の堀田さんとは最後に自分の将来のことについて少し深くお話をしました。また、音札作りや俳句作りも、文学が好きな私にとっていい経験になりました。(高2 東京都)

私は今日のプログラムから、世界と触れ合うときの心得を教えていただいた。音タグをつけたり、おもてなしを体験したり、作句して句会に参加したり、それらは全てその姿勢で世界と関わることで世界の新たな側面を知る行為だった。気をつけて少し姿勢を変えてみれば、日常生活でどれだけ気付きや邂逅を見逃していたかを思い知った。 (高1 宮崎県)

慣れないことばかりでつかれたけれど、あの後仲間ができて嬉しかったです。 俳句は感覚を出すのにちょうどよく、接客はちょっと大変でした。 似鳥会長の言葉でこれからに期待できたのも良かったです。(高1 神奈川県)

面白い出会いがあり普段学校では語れない事を沢山語ることができて充実した時間を過ごすことができましたし、感覚過敏があるため普段は出来るだけ感じ取らない様にしているものを、自ら感じようとする事で細かい音だったり空気を感じる事が出来てとても素敵な体験でした。(中3 神奈川県)

<保護者向けプログラム参加者より>
『お屋敷でゆっくり、子育て作戦会議』

今まで、不登校の子どもを持つ親の集まりや講演会へは何度も足を運んでいました。しかし、今回のように発達障害などを併せ持ち、その不器用さのために生きるのに不自由を感じている子どもや、我が子のようにギフテッドのために感じている大変さを共感できる場所ではなかったように思います。いつも、参考になるお話で良かった面も沢山あったのですが、何となくぴったりはまる感じでもなかったように思います。今回、初めて参加させて頂いて、保護者の方々のお話を何度も共感させて頂きながら伺いました。初めて、子どもの事を本当の意味で分かって下さる場所を見つけたと感じると共に、私達だけじゃなく同じように悩みながら頑張っている方々がいるんだと嬉しく思いました。LEARNの方のお言葉もとても温かくて、親子で感じていた孤独感を癒やして頂き、また応援して下さる場所があるという安心感を頂きました。(保護者 神奈川県)

何の先入観も持たずに参加させていただいたので、様々な場面で、新鮮な思考と感情が生まれました。最近は誰かと向き合うことに徹してしまい、自分自身と向き合うことが出来ずにいましたが、他の保護者の方やスタッフの方のお話を伺う中で、自分の子供時代や娘達と過ごしてきた日々、子育てを通しての経験を振り返ることが出来ました。子供達と一緒に俳句の授業を受け学生に戻ったような気分になったり、堀田先生の誠実で丁寧な言葉に触れ、心が温かくなりました。子供達が紡いだ、オリジナリティ溢れる俳句。5・7・5の中での一人一人の自己表現と、保護者の皆さんのお子さんを見守られる姿に、胸が熱くなりました。真っすぐ、ありのままに子供達と保護者にお話しして下さる似鳥会長と高橋先生の姿勢にも、感激しました。そして、あのような素晴らしい和風建築や美術品を身近に感じられる時間を過ごさせていただけたことは、本当に有難いことだと思いました。「本物」や「価値」の意味を知る時間になりました。新しい世界や価値観に触れたいという好奇心からの応募でしたが、娘と一緒に一歩踏み出して、本当に良かったです。(保護者 神奈川県)

 

<本プログラムについて>
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 共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス

 

LEARN in 渋谷 2023『「初めてのアルバイト体験」働いて、秘密の買い物をして、メタバー スで解き明かそう』
2023年12月13日(水)、20日(水)

LEARN in 渋谷
LEARN in 渋谷

LEARN in 渋谷『「初めてのアルバイト体験」働いて、秘密の買い物をして、メタバー スで解き明かそう』を実施しました

働くってなんだろう?
どれくらい大変なんだろう?どんな楽しみがあるんだろう?
分からないからこそ、その世界をのぞいてみたい。自分で体験してみたい。
普段は家からあまり出られない子も、将来にぼんやり不安を感じている子も、
みんなが一歩踏み出して、ニトリ 渋谷公園通り店へやってきた。
初めての「働く」体験。どんなことを 感じたのだろう?

プログラムの様子と、参加者からの感想を抜粋して以下に報告いたします。 

○アルバイト体験・お買い物: 2023 年 12 月 13 日(水)

○メタバース会議: 2023 年 12 月 20 日(水)

渋谷区在住・通学中の児童生徒 15 名

参加者感想 *抜粋して掲載しています

【子どもたちからの感想】

とても勉強になった。とても楽しいことに気付いた。(小1)

品出しをする時が一番面白かったです。(小2)

脚立を自分で下から出して、両手で開いて、乗って、品物を入れる(しまう)のがたのしかった。がんばって働いて、最後よかったな、と思いました。お買い物ができてうれし かったです。 (小2)

発表で緊張しました。自分の番が最後の方だったので、くるのかなと心配しました。発表が苦手だったけど、発表して人に分かってもらって嬉しかった、やる気になれました。 みんなが食べた事ない物を買っていて、お店の中にあったんだと思いました。(小3)

面白かったし、勉強になるので、また参加したいです。 (小4)

みんなと話し合い出来るのが楽しかった 。(小5)

【保護者からの感想】

初めてのアルバイトはとても楽しかったようです。その反面、働くことの大変さも当人なりに感じていました。買い物中は戸惑っていましたが自分の買い物には満足しているようでした。これからは自分で考えて行動する機会を増やしたいと思います。 (小2 保護者)

参加前はママと一緒に参加だよ、絶対帰らないでよ、と不安な様子でした。しかしアルバイト体験が始まったところ、ママそっちのけ。まぁとても張り切って、目がキラキラ。 途中でママもう帰っていいよ、と言われ自信がついたなよし、と帰りました。普段は、 どーせダメかも、と投げやりになりがちな所もあるのですが、この体験で心が膨らみ、 よい方向を向いてくれたように思います。 素敵な体験をどうもありがとうございました。 (小2 保護者)

ニトリのアルバイト体験後、 10月からは一度も行っていなかった学校に、別室ではありますが登校しました。 4 か月近く食べていなかった給食を食べ、縦割りクラスのみ参加しました。給食を取りに行く、という短時間ではあるものの教室に入ったようです。少しずつエネルギーがあがってきていたというタイミングもあったのかもしれませんが、 動き始めました。 11月下旬に学校に行けなくなったのと 同じ理由でいけない、と言い突然行けなくなっていた剣道も再開しました。 プログラムが終わったあと、次はいつ? と聞いてきています。貴重な機会を頂き感謝しております。本当にありがとうございました。プログラムの継続をどうぞよろしくお願いいたします。 (小2 保護者)

買い物の資料を作るために PC で作業している時からすでに楽しそうでしたが、作った資料をもとに段落番号の付け方やテキストのフォントや大きさの変え方を細かく教え ていると「新しい事を知るのって楽しい。」と話していたのが印象的でした。メタバー ス会議の後は、日本地図 を引っ張り出してきて色々と話してくれました。産地の話から 興味を持ったのか、今は家にある名産品が書いてある本や世界地図と国旗の本をよんだり、白地図を買ってきてそこに書き込んだりと広がりがみえてきました。当たり前に知 っていると思っていた事を実は知らなかった!と新しい発見のようにしていたり、色んな物事に興味関心を持ってまた更に広げていく様子を嬉しく見守っていました。また参加したいと話していて、参加して良かったです。ありがとうございました。 (小3 保護者)

コロナ禍ではオンラインを利用したプログラムに参加することが多かったので、とても慣れた手付きで今回のプログラムも参加する事が出来ました。一緒に参加する子ども達の近況などが聞けて、不登校児が孤独にならない環境だなと感じました。また多様な特性の子が集まり、1つのプログラムに参加できるという点が素晴らしいと思いました。プログラム参加後にお喋りな息子が「また参加したい。チャットも出来るしいっぱい喋れた」と嬉しそうに話していました。過敏の強い子でも負担が少ない学びの場です。 オ ンラインだけでなく、リアルな学校でもこの様に多様な子がのびのびと学びを深める場であって欲しいです。渋谷区が目指す未来の学校に期待しています。渋谷スタイルが全国の学校に広がりますように。 (小4 保護者) 

 

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:東京大学先端科学技術研究センター・渋谷区教育委員会
協力:(株)ニトリホールディングス

LEARN with NITORI@山口県美祢市『人の力と機械の力 〜これからの働き方〜』 石灰石を運んでみて巨大な働く車の凄さを知ろう
2022年9月4日

LEARN with NITORI@山口県美祢市
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『人の力と機械の力 〜これからの働き方〜』
石灰石を運んでみて巨大な働く車の凄さを知ろう

2022年9月4日@山口県美祢市

当たり前のように立っている鉄筋コンクリートのビル。その材料となるのは、セメント。
膨大な量のセメントを作り出すためには、想像もできないほどたくさんの石灰石が必要になる。
石灰岩の鉱山の中で、石灰石を自分たちの力で運んでみる。
とても重たくて、気が遠くなる作業。みんなで力を合わせてもほんの少ししか運べない。
「人の力」だけでは到底補いきれない仕事には、人の力が生み出した「機械の力」の出番だ。
初めて目にするそのあまりにも巨大なダンプカーに、目を丸くする子どもたち。
「機械の力」の仕事量は、いったいどれくらいなのか?!
「人の力」と「機械の力」が合わさって、この社会がつくられていることに思いを馳せる。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

日頃入ることのできない、場所に、入ることができ、貴重な経験をさせてもらえて、とても、ありがたかったです。機械などを使わないで、みんなで1トンもの石灰岩や、石灰石を運ぶことにより、機械の、力や、大切さを、改めて、感じることができたのは、とても、良かったです。(中3 山口県)

石灰石を拾えて嬉しかった。石灰石がたくさんあり、驚いた。機械は大きかった。運べる量を聞いた時に、人と比べ効率が違うことがわかった。(中2 山口県)

貴重な体験ができてよかった。
特に鉱山には普段は立ち入ること自体ができないのでそれも含めて貴重な体験だった。(中2 東京都)

友達がたくさんできて楽しかったです(鉱山めちゃ深くてビックリしました) (中2 山口県)

ダンプカーに乗った
高さが高かった
車体の下に潜り込んで観察した
パイプがあった
全てがでかい
かっこいい
暑かったけど、暑い感覚を忘れていた
忙しいと、感覚を忘れる
現場仕事は絶対向いていないと思ったけど 絶対無理ではないことがわかった(中1 広島県)

石灰石は今でも大切にしています。(小6 福岡県)

(小5 広島県)
(小5 広島県)

— 保護者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

段、ゲームとYouTubeの話以外はあまりしてこないのに、掃除と石灰石運びのお仕事は、得意げに答えてくれました。石灰石をたくさん頂いたので、3個飾って残りは庭に置いておこうかと提案すると、「僕には全部宝物なのに、大人は全部自分の都合のいい様に考えてる!」と烈火の如く怒られました。今回も、様々な方々・企業の協力に驚くと共に、応援して下さっている事に力を貰えました。親子共に貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。(小6保護者 福岡県)

最近新しい事にチャレンジする事を嫌がっており、今回も乗り気ではなかったのを、絶対面白いと思うよ〜今日締め切りだし!と少し強引に応募したのもあり(決まってからは他の活動報告の動画を見て楽しみにしているようでしたが)、どんな顔で戻って来るかと心配でしたが、初対面の子と話している姿に、ほっとしました。コンクリート工場の体験も、こうやって体験しながら学ぶことの方が、学校で机に座って勉強するより合ってるんだろうなと、生き生きしてるなと改めてと感じました。貴重な体験をさせて頂いて、ありがとうございました。またぜひLEARNのプログラムに参加させて頂きたいと思います。(中2保護者 山口県)

山で夢中になって石灰石を集めた話、聴かせてくれました。楽しかったことが、すごく伝わってきました。連れて行ってやることができない場所。帰りにGoogleマップで見せてくれました。帰ってから、早速、石灰石のよごれをとり、着々と何か作業を始めています。好きなことと、バッチリはまった今回の企画は息子の好きを後押ししていただき、感謝しています。ありがとうございました。(中2保護者 山口県)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス
協力:山口県新たな時代の人づくり推進ネットワーク(山口県・山口県教育委員会・(公財)山口県ひとづくり財団 ほか)、
   UBE三菱セメント株式会社

LEARN with NITORI@神奈川県 箱根町『昆虫学者と森を歩き、生き物とコミュニケーションする!』
2023年10月15日

LEARN with NITORI@神奈川県箱根町
LEARN with NITORI

『昆虫学者と森を歩き、生き物とコミュニケーションする!』
2023年10月15日 @神奈川県 箱根町

【報告動画 Coming soon】

昆虫や生き物が、好きで好きでたまらない子どもたちが、箱根の森に集まった。
普段は、「好き」や「興味」を心ゆくまで誰かと語り合ったり、調べたりすることはなかなかできないけれど、ここに来たら好きなだけ語り合え、驚きあえる仲間がいる。
自分の納得が行くまで歩きまわり、調べることができる。
そして、自分たちよりももっともっとたくさんの知識と経験を持っている専門家たちがいる。
仲間と、専門家の先生たちと一緒に、森を歩き、そこで暮らす虫たちとコミュニケーションをとってみよう。
ワクワクが詰まった森の中で、いったいどんな発見があったのだろう?

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

他の参加者はみな年上の方でしたが、一緒に昆虫採集する時間はとても楽しかったです。アサギマダラの飛翔を野生で見たのは初めてです。他の参加者からはアカタテハをプレゼントしてくれてとても嬉しかったです。みんなのプレゼンも面白いものばかりで、それぞれ得意分野があり、より探究していくところがすごいなと思いました。いつもの学校では経験できないことだらけで、もっと採集したり昆虫の話をしたかったところは、心に残ったことではなく心残りでした。(小3 神奈川県)

最初は泣きそうなくらい緊張して、来なければよかったと思ったけれど、時間がたつにつれて慣れてきて、途中からすごく楽しくなった。生き物採集ではクスサンが採れてとても感激した。発表は言いたいことを言えて大満足している。他の参加者のプレゼンが生き物について詳しくて凄かった。自分の名刺を渡そうと思っていたけれど、活動が楽しすぎて忘れてしまった。また、みんなに会いたい。(小3 東京都)

養老さんと小林さんと蛾とか植物を顕微鏡で見たり、ラオスの蛾の話をしたり、虫とりをして楽しかった。(小4 千葉県)

初めてオオカマキリをさわれたこと。カマキリにさわる機会が今までほとんどなかったので嬉しかったし飼いたいと思った。雨が降って寒かったけれど、とても楽しかった。同じように昆虫が好きな人は学校にはいないので、好きなだけ昆虫の話をできたことが嬉しかった。またみんなと会いたいです。(小4 東京都)

一番印象に残ったのは、顕微鏡で蛾の毛を見たことです。動物の毛のように見えて面白かったです。また顕微鏡のサイズが大きくて驚きました。標本の数が多かったのも驚きました。(小5 埼玉県)

1番心に残ったことは「広くない広場」に苦手なキノコがあったので逃げたこと。2番目はとったことのないコガタコオロギをとれて嬉しかったこと。3番目はもう1人の「広くない広場」に入らなかった(自分はキノコが生えてたから入らなかった)子からツユムシをもらって嬉しかったこと。4番目はみんな虫のことを知っていて気楽にいれたこと。みんな、蛾の話をよくしていたので蛾にも面白そうだなと興味を持てた。(小5 埼玉県)

自分が知らなかった生物のことを他の子から聞くことができて、とても楽しかったのと自分の好きな生物をみんなに伝えることができた。ルリタテハを初めて生で生きているものを見られたことが印象に残りました。(中1 東京都)

カナヘビを捕まえられて嬉しかった。家でもカマキリを飼っているけど野生のカマキリを捕まえられて楽しかった。養老先生の別荘が広くて、木にクワガタとセミの木の模型があって凄かった。仲良くなった子と帰ってからもLINEで会話して虫の話で盛り上がった。また行きたいです。(中1 東京都)

LEARN with NITORI@神奈川県箱根町

まわりに虫が好きな友達がいないので、虫好きなメンバーと参加できたことが良かったです。標本と顕微鏡を見せてもらえたことがいちばん印象に残っています。(中2 埼玉県)

ものすごい標本の数があってとても驚いた。顕微鏡で目では見えない細かいとこまで観察ができて楽しかった。採集したかったクロルリトゲハムシを持ち帰ることができて嬉しかった。みんなの発表で絵がとても上手い人がいたり、花の写真をたくさん撮影している人などがいて、好きなものの熱意を感じてとても刺激になった。(中2 埼玉県)

応募の質問をきっかけに自分のことを深掘りしたり、プレゼンの準備、出発準備など家に帰るまでいくつものハードルがありました。一つ一つ乗り越えたことでわくわく、ハラハラ、ドキドキ、うきうきなど色々な感情が芽生え、生きている実感が味わえました。翌日に思い出しながら、達成感がわきあがってきました。今回、達成できなかったこともあるのでリベンジしたい気持ちも少しあります。一番心に残った出来事は、地衣類を顕微鏡で拡大して見たことです。緑色のブツブツした物が付いていたり、虫を取り込んでいる所が見えて感動しました。養老先生が「地衣類面白いね」と言って気に入って顕微鏡を覗いている姿を見ながらよかったと思いました。ありがとうございました。(中3 東京都)

自分一人でよく知っている方が誰もいない場所へ遠出するということが初経験で、1週間以上前から緊張していました。振り返ればこれはこれで良い経験でした。皆さんのプレゼンは、僕が詳しく知らない分野を深掘りされていて、薄く広く手をつけている僕としてはとても興味深かったです。昆虫館の甲虫を集めた標本箱や顕微鏡、昆虫関連の書籍など、昆虫研究の「本物」に触れられたのもとても良い経験でした。昆虫採集はみんな自由にやっていて(自分が一番自由にやってたかもですが)、元気さについて行けないところもありましたが、小型昆虫などはそれなりに見つけられ、写真も撮れた(あまり良い写真は撮れませんでしたが)ので良かったです。貴重な機会をいただきありがとうございました。(中3 神奈川県)

今回はとても楽しかったです。何より養老先生に会えたことが1番嬉しかったです。テレビや本などで見たり聞いたりしていましたが、身長や話し方、雰囲気など実際に会ってみて分かることも沢山ありました。僕の絵を貰ってくれたり、ためになるお言葉も聞かせていただいてすごく貴重な体験でした。プログラムの中で仲良くなった子もいて沢山の人と関われるいい機会でした。発表の時間も色々な話を聞けて、とても面白く興味深いものでした。虫取りの時間も大きい蛾やカタツムリ、カマキリなど僕の住んでいる地域ではなかなか見れない生き物に沢山出会えてすごく楽しかったです。(中3 北海道)

— 保護者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

不登校で分離不安がある息子は、自宅での留守番も難しく、コンビニの駐車場でも親と離れることが出来ません。今回、子どもだけでの参加でしたので、とても心配していました。LEARNのコンセプト、企画の内容がとても魅力的で息子自身が参加したいと希望したので、挑戦しました。また、息子もプレゼンの準備を進めるにつれ、自信と期待に変わっていきました。参加中、気もそぞろな両親でしたが、プロジェクトから戻ってきた息子が、満面の笑みで「めっちゃ楽しかったー」という声を聞いて、安堵しました。用意したほどプレゼンで発言できなかったり、参加者ともっと雑談したかったようですが、息子は大満足していましたので、親としては何よりのお土産でした。(小3保護者 東京都)

参加前は苦手な人前での発表があるということもあり、だいぶ緊張している様子でした。プログラムの後は、とにかく楽しかったと連呼しており帰りのバスの中でも他のプログラム参加者の方とずっと話が弾んでいたようでした。家でもプログラムの話をたくさんしてくれましたが、普段は知り合えない生物好きのいろいろな子と知り合えたことが本当に楽しかったようです。学校では生物の話をしたいけれども隠したり抑える必要があるのにプログラムでは好きなだけ話すことができて本当に嬉しかったようです。(小4保護者 東京都)

同じ「昆虫採集」でも、普段所属している自然体験スクールで興奮して虫とりをし熱弁を振るう様子と違って、今回は等身大で自然な感じで戻って来たものの、相変わらず虫に集中している様子を見て、その場に馴染んでいる印象を受けました。楽しめたのか聞くと、超楽しかったよ、と。「みんな超虫に詳しくて、いつも学校などで「この虫は何?」と聞かれて「またか…」と思うやりとりがなくて、みんな当たり前に当たり前の虫のことを知っていたから普通でいられた。」という言葉が印象的でした。ラオスに3年後行けたら行きたいという話も聞き、学校を超えた虫活をしている近い年代の子供たちの活動のコミュニティが今回限り、国内限りでなく続いて行けたら、そこが社会性や知的好奇心を伸ばす「学校」のような存在の一つになってくれるのではないかと学校や進路に悩む親としては願います。(小5保護者 埼玉県)

生物にとても関心がある娘ですが、同年代ではなかなか共有できる仲間を見つけることが難しかったのですが、このプロジェクトに参加し、生物好きで研究熱心な仲間と出会え、多くの刺激を受けられて非常に嬉しそうでした。(中1保護者 東京都)

プログラムに参加が決まり、最初は発表することへの苦手意識が大きい様子でしたが、資料を作ったり、読む練習をしたりと準備を進めていくと、苦手意識よりも楽しみな気持ちの方が大きくなっている様子でした。高速バスに乗車するもの初めてでしたが、必要なサポートはしつつ子どもだけで向かうことができ今後の自信に繋がる良い体験となりました。プログラム終了後はとても充実した表情で内容を教えてくれました。発表の時間に関して「とてもスライドが凝っていた子がいた」「絵がすごく上手な子がいた」「植物にそうとう詳しい子がいた」など、他の参加者のお話に良い刺激を受けた様子でした。好きなこともっと知っていきたい、自分も負けれられないなという良いモチベーションに繋がりそうです。とても良い機会を作って頂き本当にありがとうございました。(中2保護者 埼玉県)

三度の飯より生きものが大好きだけれど、コミュニケーションが苦手で不安やダメージを受けやすい息子にとって最高にチャレンジできるプログラムでした。知らない人の中に単独で参加しプレゼンまでするのは、彼にとってとても大きな冒険でした。参加が決まってからは緊張の日々で色々なことが手につかない様子もあり、直前には弱音も聞こえ、「このチャンスに挑戦しなかったら君はいつ、どこで、どんな時にチャレンジするんだい?」と話すと「だよね…わかっちゃいるんだけど…」と葛藤している様子でしたので、とにかく(緊張で)熱を出さずに当日を迎えて出かけて欲しいと内心ドキドキしていました。どんな顔で帰ってくるかなと思っていましたが、帰宅した表情が明るく「楽しかったよ~」と聞いて嬉しく思いました。本人から当日の様子について多くを語られることはないのですが、大きな挑戦の翌日も元気に過ごしていたので反動がないというだけでも楽しかったことが伝わりました。母としては荷物を背負って知らないところへ家から一人で参加し「行ってみたら大丈夫だった。やれた。」という成功体験につながったことが嬉しく、この経験がこれから彼の成長にどのように生きてくるのか楽しみです。(中3保護者 神奈川県)

 

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス

LEARN with NITORI@京都府 京都市『對龍山荘プログラム〜日本庭園の秘密に迫る〜』『對龍山荘プログラム 〜沈黙を通して学ぶ子育て〜』
2023年10月7日

LEARN with NITORI@京都府京都市
LEARN with NITORI

若者向けプログラム『對龍山荘プログラム 〜日本庭園の秘密に迫る〜』
保護者向けプログラム『對龍山荘プログラム 〜沈黙を通して学ぶ子育て〜』

2023年10月7日 @京都府 京都市

【報告動画 Coming soon】

100年もの時の流れを見守ってきた日本庭園で、沈黙の時を過ごす。
静かに目を閉じ、耳を澄ませる。
何が観えるだろう。何が聞こえるだろう。
若者たちは、100年の時に、庭園と共にあった人々に、思いを馳せる。
大人たちは、普段の子育てを、穏やかに、ゆっくりと振り返る。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<若者向けプログラム参加者より>
僕は今までにいくつかの日本庭園を見てきましたが、あれほどの自然の中にあり、見てきた中でも比較的小さな土地の中で日本庭園を作れるというのがすごいなと思いました。庭師の人に聞いてみると手前側の樹木は、背丈が低く奥に行くにつれて背丈が高くなる庭の作り方をすると庭園が広く見えることや、隣の敷地にある木や山とうまく同化させて広く見させたり、あえて縁側の下に小さな滝を作ってその音であたかも奥にある滝がとても大きいように見せるなどといった工夫が一つの庭の詰まっているということを知ってすごいと思いました。あと45分間何もしゃべらないと、滝の音や木の揺れる音などを楽しむことが出来ました。日本庭園は水が欠かせないということも知ったし、滝の音の方が自動車や人の声よりも大きかったのにうるさいなんて全く感じませんでした。そのときは、自動車の音や人の声などがあまり聞こえませんでしたが、滝を止めてみると自動車の音や人の声がきこえてきてうるさいと思いました。後で聞いてみると自動車の音や人の声はノイズというもので、そのノイズというものを聞こえにくくするにはホワイトノイズというものを流すと聞こえにくくなるらしく、ノイズは大きくなると人の嫌がるものだがホワイトノイズは大きくしてもそこまで気にならないということも教えてくれたので理解できました。建物の下が清水寺の舞台の様に木の枠組みみたいになっていてかっこよかったです、色々な美術品も見られてとてもいい経験になりました。(小5 東京都)

沈黙の時は、ずっと同じ場所にいました。同じ場所にいると、目と脳が、勝手に新しいものを新しい情報を探してました。その事に気づいても、人が来たり、風が吹いて木々が揺れたりすると、目が動いていました。ずっと同じところを見つめるのがこんなにも難しいことなのだと初めて知りました。日本庭園を歩いているときも庭師さんが教えてくれる新しいことや、初めて見る風景などを見ていると、これが私にとってのものすごい情報なんだな。と思いました。もう一つ、感じたことは、森や、山などを見ていると、木々一本一本を見ているのでは、なくて「森」として、まとめて見ていて、日本庭園は、木や、苔その他の植物や生き物を一本一本一匹一匹見ていることに、気が付きました。沢山の新しいことを見つけられてとても楽しかったです。(中1 千葉県)

私は今まで日本庭園は人工的だと思っていたのですが、今回のプログラムを通して日本庭園とは、自然と調和し、30年後の未来にもその姿を残していくものであると感じました。日本庭園を無言で1時間過ごした際には、せせらぎや葉擦れなどの音が聞こえてきて全ての音に無駄が無く、完璧に感じました。また、私は緊張しやすいのですが、今回のプログラムではあまり緊張せず参加でき、多くのことを学ぶことができました。(高1 大阪府)

お庭をまわる時、自分の中の最大の「素敵」で溢れていて泣きそうだった。少し泣いていた。こんなにも鮮やかな景色や音や匂いがあるんだと、前までの私が見えていたものがまた見えてきた。大好きな光がいっぱいあった。(大1 神奈川県)

お庭は「ちいさな地球」でもあるということがとても印象的でした。自分自身の中にある感覚を研ぎ澄ませて「感じる」「考える」沈黙の時間は、なんだかすこし心が軽くなって自分のペースで歩んでいいと思い出せたような気がします。(22歳 京都府)

<保護者向けプログラム参加者より>
特に心に残ったことは、2つあります。1つ目は、私個人としては、素晴らしい環境の中でたくさんの保護者の方々や先生と子育てについて話す時間や懇談の時間をいただいたことで、大きな安心に包まれたことです。さらに、その後、1人で沈黙の中で過ごす時間もいただき、その両方の時間があったことで、自分のいろいろな気持ちに気づいたり、整理することができました。2つ目は、保護者としては、普段文化財や庭園などの説明を伺うような場面では、参加メンバーによっては、娘の感覚過敏の症状が出てぐったりしてしまうため、参加を諦めることが多いのですが、今回のプログラムでは娘が自分でうまくコントロールして、自分の意志で最後まで参加できたことです。大変成長を感じました。娘はマイクを使ったお話が苦手だったり、突然体当たりされそうになる度にビクッとして苦しくなったり、具合が悪くなってしまうので、正直今回も難しいかなと心配しながら見守っておりまさかたが、魅力的なプログラムへの熱い気持ちからか、他の参加者の方々が見本を示してくださったからなのか、娘なりにうまく距離を取れたり、自分が整うまで自由に庭を歩いたり、ただずんだりしたようです。うまく自分をコントロールし、自分のご機嫌をとれていたように思いました。母子では苦手な刺激は回避するしかなかったので、このプログラムへの参加グループでの学びの機会となり、大変ありがたく思いました。(小5保護者 滋賀県)

日常のあまり注目しないことにじっと向き合い、見たり聞いたり感じたりすることが初めてでした。学校はもちろんのこと、子育てでも何かをさせることばかりしてきた自負があったので、意味のある時間が過ごせました。これからの人生に残る経験になったと思います。(高1保護者 京都府)

建築物や庭園を見ることで、時代を超えてそれらの方々と繋がり合うことが出来る様な不思議な感覚、幸せな時間でした。また45分間の時間の中で自分にとって心落ち着く場所で過ごすという何とも贅沢な時間をいただきました。特に子育て中は常に何かをしながら先々の何かを考える、ゆっくりと立ち止まり振り返る時間も持てずに何かに追われる日々です。その様な中から少し解放され、私は改めて幼少期のことを思い起こしていました。小さい頃、私は祖父母と同居しており、庭園のある日本家屋の中で育ちました。いつまでも空や庭の植物を眺めていた、時々、縁側の陽だまりの中でうたた寝しながら時間などを気にせずに生きていた日々。思い返せばその様なゆったりとした時間が今の私を育て、自らを支えている様にも思います。同時に我が子達にも同じ様な時間を持たせてあげられているか、私は知らず知らずに子供達から自由を奪い、縛ってしまっているのではないかとの反省もさせられました。この度、多感な時期に入った息子を京都の素晴らしい文化財に触れさせてあげることが出来たことは本当に良かったと思います。貴重な機会を与えて下さりありがとうございました、心より感謝いたします。また機会があれば参加させていただけたらと思います。(小5保護者 東京都)

非日常な場所でゆったりとした時間を過ごせたことはとても貴重な経験だったと思います。一緒に参加した息子は庭園や建築物に興味がないと思っていましたが、いろいろな疑問や知りたいことが溢れてきてそれをどんどん質問していて、意外な面を見ることが出来ました。単に、私が勝手に興味がないと決めつけていただけなのかもしれません。庭園や歴史的建築物の保存や維持がいかに難しいかを目の当たりにし、次の世代へと引き継いでいくにはどうすればいいのかを私たち大人が真剣に考えなければいけないのだと思いました。またこのような機会があれば参加したいと思いました。(高1保護者 京都府)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
『對龍山荘プログラム 〜日本庭園の秘密に迫る〜』
『對龍山荘プログラム 〜沈黙を通して学ぶ子育て〜』

共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス