第三回 LEARN ONE 2023 @個別申請型スカラーシップ奨学生決定報告

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第三回 個別申請型の奨学生決定報告

第三回LEARN ONE 2023 @個別申請スカラーシップ
奨学生が決定しました

今回は以下の5名の子どもたち・若者が奨学生となりました。
今後、スカラシップを利用しての活動報告についてもお知らせしていきます。

  1. Aさん(神奈川県・中2)
    申請タイトル「自作の造形物(セロテープ)を用いたストップモーションなどの短編映画制作」
    スカラシップ内容:
    短編映画制作に必要な物品を支給
     
  2. Bさん(三重県・中2)
    申請タイトル「世界記録更新(竹とんぼ競技)」
    スカラシップ内容:
    竹とんぼ制作に必要な物品、全国競技大会参加のための交通費・宿泊費を支給 
     
  3. Cさん(奈良県・小4)
    申請タイトル「『あらまあ王』をもっと書くためにえんぴつがほしい!」
    スカラシップ内容:
    漫画制作のために必要な物品を支給
     
  4. Dさん(島根県・中1)
    申請タイトル「東京自分の力で行く」
    スカラシップ内容:
    東京までの旅費、宿泊費を支給
     
  5. Eさん(愛媛県・24歳)
    申請タイトル「自分の作品を並べて、展示空間を作りたい!」
    スカラシップ内容:
    個展開催準備に必要な物品および画廊の使用に関する費用を支給

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

主催:東京大学先端科学技術研究センター

LEARN in やまぐち『昆虫好き集まれ!虫は眠るのか?!真夏の秋吉台で朝まで昆虫観察』
2023年7月27日(木)〜28日(金)

LEARNin山口

『昆虫好き集まれ!虫は眠るのか?!真夏の秋吉台で朝まで昆虫観察』
2023年7月27日〜28日

日本最大級のカルスト大地である秋吉台は、広い広い草っ原と、でこぼこの岩がたくさん広がる。君たちは知っているかい?
いったいどれだけの種類の昆虫たちが、その広大な大地で暮らしているのか。
いったいどれだけの数の昆虫たちが、その広大な大地で夜も眠らずにせっせと動いているのか。
プログラムに参加した子どもたちは、
一晩のあいだに、どれだけの昆虫たちを見つけることができたのでしょうか?

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

蛾やバッタ、カナブンなど、色々な虫がいたので楽しかったです。他にも、景清洞に入ったり、他の人と夜更かしして雑談したりお菓子を食べたり、本を読んだりしたのでとても満足しました。機会があれば、また参加したいです。(中3)

新しく出来た仲間と虫を一緒に観察したり採ったり出来たのでよかったです。来年は高校生になりますが、参加出来たら参加したいです。(中3)

洞窟探検で想像以上に狭くて寒かったです。長靴を履いていましたが、水が深くてびしょぬれになったことです。あと昆虫観察の時にほとんど昆虫観察しなくて、風景や空を撮っていたことです。きれいに撮れたので楽しかったです。(中3)

(中3)

虫に刺されまくって痒いけど、色んな虫がいっぱい居たし、みたこともない虫もいてビックリしました。(中2)

光にスゲー虫が寄ってきてた。景清洞の探険コースが楽しかった。(中2)

みんなやさしかった! カブクワがいなくて残念だった!(中2)

初めての人ばかりで最初は緊張したけど、すぐに仲良くなれてよかったです。自分から声をかけることもできました。実物で見たことがない虫をたくさん見ることができて、おもしろかったです。夜中に起きて過ごした後に見た日の出がとてもきれいで心に残っています。すごくいい経験ができました。ありがとうございました。(中1)

LEARN inやまぐちに参加して、夜ふかしをしたり景清洞に行ったりしたのが楽しかったです。機会があればまた参加したいです。(中1)

違うあったこともない友達と一緒に虫観察をして、もともと昆虫は知識はないけど大好きで、このプログラムでもっと虫が好きになったし、友達との交流の仕方や色々学べたし、この地域しかいない虫はなんでこの地域しかいないの?とかここがいいからここにいるのかな?とか色々考える力もついて、いい勉強になりました。(小6)

夜に昆虫を観察することは普段できないことだから、いい経験になった。そして夜徹夜することも滅多にできないから、いい経験ができたなと思った。(小6)

専門家の方が、優しくて、何でも答えてくれて、嬉しかったです。

(小6)

最初は緊張してどうしようかなと思ったけど、友達とかが出来て協力して出来たので面白かったです!また参加したいです!(小6)

虫取りが面白かった。(小6)

シンジュサンを見れた事(小6)

蛾がいっぱい居て可愛かったです。クワガタが2匹しかいないで不思議でしたが、先生がここはクワガタが住みにくいことを知りました。ハンミョウという虫が採れたことが嬉しかったです。(小6)

友達もたくさんできて昆虫もたくさん勉強できる、とても良い経験ができるイベントに参加できたと思った。(小6)

ライトトラップが楽しかったのでまたやりたいです。サツマヒメカマキリが来たことがとても嬉しかったです。ただ、カブトムシやクワガタが来なかったことは残念だったので、またリベンジしたいです。(小6)

足を骨折していて、全部には参加できなかったけど、お父さんと一緒に、晩御飯と昆虫観察に参加させてもらえました。夜の昆虫観察って、カブトムシやクワガタだと思ったけど、ガやナナフシなど、色んな昆虫がいて、先生や他の子たちが昆虫の名前を沢山知っていて驚きました。秋吉台にしかいないガもいると聞いてとても驚きました。参加させてくれて、ありがとうございました。(小5)

景清洞で初めて、探検コースに行ってライトを消して真っ暗なのを体験できたこと。見たことなくて知らない虫に会えたこと。(小5)

昆虫採集が夜探すのが楽しかったです。(小5)

アオスジカミキリとセンチコガネが発見出来たことが一番嬉しかったです。景清洞の探検コースを体験出来て楽しかったです。(小5)

①景清洞がわくわくした。せまいところに入ったから。
②ライトトラップが楽しかった。(小5)

— 保護者から寄せられた感想 —

思春期に片足入ったくらいで、あまり親に詳細を話してくれない年齢になりました。今回はとても楽しかったようで、言葉少なめですが「いろんな虫がいて、夜中3時まで起きてたよ、秋吉にしかいない虫も見れた。」と話してくれました。また行きたいと言っており、行かせてよかったと心から感じております。根掘り葉掘り聞いても本人は詳細話しませんが、それで良いと思っております。また行きたい、が全ての感想かなと思いますので。このような貴重な機会に参加できましたこと、ほんとうに感謝しております。(小5 保護者)

とても楽しかった、と言って帰ってきました。これまでに、キャンプ等は体験させましたが、本格的な昆虫観察は初めてだったので、発見がいろいろあったようです。アキヨシトガリエダシャクを捕まえたことを褒められたことが、子供の心に刻まれました。専門家の先生が、何でも答えてくれて、すごかった、と。憧れのような感情を抱いておりました。参加して本当に良かったと、親は思ってます。(小5 保護者)

親としては、人見知りな息子が無事に過ごせるのかと色々不安でしたが、無事楽しめたようで安心いたしました。虫がとにかく好きで、ライトトラップをとにかく楽しみにしていましたが、まさか朝の4時まで粘るとは…!!良い経験になったようで、大変ありがたく思っております。夫は相談会の方にも参加させていただきました。先回り育児のお話が大変興味深く、帰宅後に夫婦で色々話し合いました。我が家は元々、なるべく自分たちでやらせる、失敗させるようにしていたのですが、宿題やプリントの提出で先生から電話が来たり懇談で注意が入り、段々と親のチェックを厳しくして、結果的に先回りしてしまっていたと反省いたしました。先生のお話(山から一人で帰らせる等)がとても興味深く、まずは学校以外のところから積極的に取り入れようと考えております。親子共々良い経験をさせてくださり、ありがとうございました。(小6 保護者)

好きな蛾をライトトラップで採集出来てしばらく興奮してました。最近は出掛ける事を余り好まなかった子どもが「楽しかった〜、また行きたい」と言っていました。また、他の学校や他学年と交流することが余り無いので、その点も良かったようです。(小6 保護者)

秋吉台で子供に貴重な体験を仕組んでいただきありがとうございました。息子は自分と似たような人がいた(車好きで話が盛り上がった)、高校行かないでもの作りすると言っていた、きれいな蛾がいたなど、あふれ出すみたいに話をしていました。本当に楽しかったのだと思います。相談会では思わず涙がこぼれ、思い返す度に2日くらい涙がこぼれっぱなしで、なんでかなと考えると、今の学校や世の中に適応しにくい息子を2人抱え、一人で学校や世の中に対峙している気持になっていたことに気が付きました。中邑先生たちの取組やお話は、なんだか同じ側に立って、世の中や学校や子供と向き合って動いてくださっている方々がいるように感じられて、ありがたくて、ちょっとほっとして、心がゆるんで涙が出てしまいました。できることから、動いてみようと思います。希望をありがとうございます。(中2 保護者)

 

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共催:東京大学先端科学技術研究センター・山口県

LEARN報告会 2022-2023「教育が社会を変える」
2023年3月24日

learn報告会2022-2023

LEARN 報告会 2022-2023「教育が社会を変える」を開催しました

 

2021年からスタートした それぞれの個性を伸ばす教育プログラム「LEARN」は、2022年度も皆様のご支援をいただきながら、多様な子どもたちと共に活動を進めることができました。
2022年度の活動報告ならびに、ご支援のお礼をお伝えすべく、2023年3月24日(金)にオンラインにて報告会を開催いたしましたので、収録映像とともに報告させていただきます。

皆様のお力に支えられて活動が進んでおりますこと、心より感謝申し上げます。子どもたちの「やってみたい」という思いが突き動かすエネルギーを今後ともどうぞ一緒に楽しんで見守っていただけたら幸いです。

【報告会動画】

動画再生

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主催:東京大学先端科学技術研究センター

LEARN ONE プログラム参加型スカラーシップ『1週間の家出をしてアルバイト体験をする旅2023』
2023年2月1日〜5日@日本旅

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LEARN ONE
プログラム参加型スカラーシップ
『1週間の家出をしてアルバイト体験をする旅 2023』

2023年2月1日〜5日 @日本旅

将来に不安を感じ、悶々と暮らす子どもたち
未来に向かって歩き始めたいのだけど、誰かの後押しが欲しい子どもたち
親に申し訳ないなと思いながらも喧嘩ばかりして後悔する子どもたち

働き、お金を稼ぐ。大自然に身を包まれる。変化を求めて動き出してみる。
家を離れる旅に出て、見えたものはなんだろう?

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

自分の人生を自分で生きている

北海道に行ってよかった。楽しかった。大変だったのは洗濯物をほすこと。みんなでご飯を一緒に食べたこと。疲れたし、気持ち悪くなった時もあったけど大じょうぶだった。楽しかった。雪をふんだ。汗をかいた。馬の鳴き声を聞いた。景色がきれいだった。海。風が強い。吹きとばされそう。新しい場所に行くといろんなことを感じられる。自分の人生を自分で生きている。自分の頭で考えている。その日のごはんをなににするか、何時にお風呂に入るか、何時に寝るか、服は何を切るか。全部自分で決めていい。北海道に行けてよかったです。(高1 東京都)

今まで抱えていた悩みが少し楽になった気がします

プログラムが終わった今は、今まで抱えていた悩みが少し楽になった気がします。駅員さんにどの電車に乗ればいいのかを質問したり、どのようにすれば薪を上手く割れるのかを試行錯誤したり、いろいろなことを初めてしました。どれも、スマホで検索をかければすぐに出てきてしまうことでしたが、自分で考えて解決することによって、その知識・経験は記憶に残るものになっています。(中略)また、やることがなかったのでいろいろなことを考えさせられて、スマホやパソコンなどの電子機器を使わずに過ごす時間も悪くないなと思うことができました。特に印象に残ったのは、仕事場の静けさです。雪が音を吸収するので、音を出さなければ都会にいるとなかなか感じないような静けさを感じることができました。東京にいると、大小はありますがほぼ24時間何らかの音が鳴っているので、雪の中の静けさでどこかリセットされたような、スッキリした感覚を得られました。(中2 東京都)

現状を変えたいという思いからプログラムに参加した

私がこのプログラムに応募しようと考えたのは、自分がいくら他人より多くの苦手なことがあろうと、いつか社会に出なければいけないのは誰だって一緒なので一度社会に触れてみたい、うまくいかないコミニュケーションの場から離れて違う環境で自分に適した社交法を模索したい、新しい経験をしてみたい、頭を冷やしたいなどなど、現状を変えたいという思いからでした。(中略)3日目から始まったアルバイトでは、それまで家出仲間だった人たちと協力しながら全力で体を動かし働きました。いつぶりだろうと思えるくらいに純粋に目の前のことに没頭し、大量の汗をかき、夜はぐっすりと眠れました。こんなにも精神的なストレスを感じない環境があるのか、と驚くくらい心が軽かったことも印象に残っています。他人と緊張せずに言葉を交わすこともできました。合間の休憩時間に飲ませてもらったキャラメルラテや聞かせてもらった山奥ならではの小噺は忘れることができません。最終日には仲間とともに少しずつ割って積んでいた薪で薪小屋を埋めるに至り、過去一といっていいほどの達成感を感じました。(中2 千葉県)

自分の手でやってみることに必要な学びがある

学校の道徳で、「働くは傍楽が由来」だと聞いた。傍楽は、傍を楽にするということ。働くと稼ぐは別物なのだと考えた。傍を楽にした時、金を払うかどうかは雇い主が決めることであり、別に時間と金を交換しなくてもいい。その一例はボランティアだろう。傍を楽にしたいが、交換は別にいらない。逆に稼ぐ場合、交換するために、金を得るために結果的に傍を楽にするということになる。働くと稼ぐは全くの別物であって何が目的なのかによって違う、と僕は考えた。今回僕がしたのはあくまで体験だ。本当の “働く”ではなかっただろう。雇い主さんを楽にしたいという思いが根底にあったわけでもなく、働くという体験をしたいという自分本位の考えで応募した。しかし“稼ぐ”でも“働く”でもどちらでもないこの体験が、これからの稼ぐや働くに繋がることは確かだ。(中略)また常々「パンツを洗え」と言われ続けてきた。そしてこの旅で実際に毎日洗ったのだが、まさに生活が出来るということと繋がっている。今は洗濯機に放り込めば自動で洗ってくれる。しかし、この手で洗って乾かすことで、気づけることは山ほどあると実感した。生活を続けていくために必要なことを中邑先生は教えてくれる。「体験は大事だ」と言っていたし、「知識は大事だ」とも言っていた。ブラックボックスになっている部分を知るということ、そしてその中で処理されている諸々を実際に自分の手でやってみるということ、そこに僕にとって必要な学びがたくさんあるのだと思った。(中2 埼玉県)

— 保護者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

「自分で考えて行動する」ことをたくさん引き出してもらった

まず本人から「行きたい!」と積極的に応募。参加前、とても楽しみにしている様子。帰宅後は「楽しかった」というより「とても良い経験だった」という言葉と晴れ晴れした表情が印象的でした。応募~参加最終日まで「積極性」「自分で考えて行動する」このような面をたくさん引き出してもらったように思います。また、「半端ない帯広の寒さ」「自分の住む東京とは違う牧場での常識の数々」表現豊かに語ってくれました。見るもの触るものや聞く話がとても新鮮だったようです。経験したことのない極寒の環境で全身を使って労働した事も普通には味わう事のできないかけがえのない時間で、決して家庭では経験できない素晴らしい体験の連続だったと想像します。参加させて頂き本当にありがとうございました。慣れぬ環境の中、困難やストレスも多かったと想像しますが、弱音を吐かず体調も崩さず「最後までやりきる」事ができ、娘の今後の「自信」に繋がる経験だったと思います。これからは娘を信じてさらなる自立を支えてゆきたいと思うようになりました。(高1保護者 東京都)

出来る力を本人も経験し、親もその力を信じる事が出来た

こちらのプログラムに自分で申し込み、参加できると決まってからの本人のワクワク感を感じながらも、私の方が過保護にも朝起きれるか、電車に1人で乗り無事に到着するかを心配してしまいました。しかし心配をよそに、1人で出発し帰宅して参りました。親から解放されると出来なかった事も出来ることが実証された思いです。親の方も頭では理解していても何事にも手助けし過ぎてしまう事が子どもの能力を発揮出来なくさせていることがつくづくわかりました。極寒の中、初めての方々との旅を自分で選んで楽しんだ息子を今までで1番頼もしく感じました。今回の旅で貴重な経験をし、やれば何でも出来るはずと思うのですが、親がいると甘える事も多いようです。出来る事を信じて放っておけばいいと思うようになりましたが、お互いにそう簡単には変わらないのが現状です。しかし出来る力を本人も経験し、親もその力を信じる事が出来たので根底では思いがかなり変化したのではないかと思います。(中2保護者 東京都)

頑張ってるんだなという姿が見えるようになりました

緊張半分、楽しみ半分の様子で出掛けていきました。帰って来た時は、玄関でゴールテープを切ったようなガッツポーズをしたので、私と弟で思わず拍手で迎えました(笑)。寝坊して働く時間が少なくなってしまったことを「俺は金が欲しかったんじゃない、もっと働きたかったんだよ!」と叫んでいました。(中略)保護者の座談会でも「向き合い方を変えていってください」というようなお話があったので、どんなふうに変えるのがいいのかな…と考えていました。旅の興奮が収まって日常モードになってくると、さっそくいつも通り親子喧嘩しました(-_-;)本人も変わってないし私も変わってませんでした。でも少し引いて見ると、全部ではないにせよある程度のことは自分はやって、家の外では頑張ってるんだなという姿が見えるようになりました。自分で人生の師になるような人を見つけて憧れが持てているなら、それはすごく有り難いことだなと思います。これからの成長段階で長男との心理的な距離は縮まることはもうないと思うので、親としてはうまく離れていきつつ、今の家がホッとできる場所ではありつづけるように、本人の変化を気をつけて見ながら、できる限り環境調整は工夫していこうと思います。(中2保護者 埼玉県)

子どもの気持ちが動き始めた 

プログラム参加後、「他のプログラムに参加してみようかな」と子ども自身が話していて、動きだすエネルギーが子ども自身にたまっている感じがしています(学校生活でエネルギーはすぐに枯渇するかもしれませんが)。このような機会に恵まれたこと、保護者自身もとても嬉しく感じております。子どもが中学2年になり、子ども自身の悩みも出てきているようでしたが、親子関係もとても迷走してきていました。親子が離れて一度親子の関係を俯瞰してみる必要性を感じていました。かといって、気軽に旅に出させる先の親族等もおらず、外に出そうとしても年齢的に本人の気持ちが動く内容でなくては親子関係をさらにこじらせるだけです。このような状況でしたので、保護者としても子どもの気持ちが動いた今回のプログラムに参加させてもらいとてもありがたく感じております。(中略)今回、マイペースで忘れ物の多いこどもが、想像どおり、いろいろと事務局の方のお世話になりました。そのたびに事務局の方が、温かくかつ保護者に頼らずやってみようというメッセージを、子どもに直接発してくれている様子を感じ、私自身が頼れる大人の存在に気づけたことが収穫でした。(中2保護者 千葉県)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

主催:東京大学先端科学技術研究センター

LEARN with NITORI『アルバイトって何? 〜働くことを通していろいろ考えてみよう〜』

LEARN with NITORI

『アルバイトって何? 〜働くことを通していろいろ考えてみよう〜』

働くってなんだろう?
いつかは向き合わなければならない時が来るのは分かっているけれど、
なんとなく自信がなかったり、不安だったり。。。
アルバイトにチャレンジしようと思っていても、その一歩がなかなか踏み出せない。
そんな子どもや青年たちの悩みに一緒に向き合い、アルバイトを体験してもらうのが、この「働くプログラム」。
世の中にはいろんな働き方がありますが、
このプログラムではニトリ店舗での働き方を体験してもらい、
働くことへの一歩を踏み出すことに繋げていきます。

【これまでに実施したプログラム】

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<LEARN with NITORI@東京都北区3 2023年2月16日・17日 @ニトリ 赤羽店>

同世代の人たちの話を聞くことができて楽しかった

今回のアルバイトをしてみて良かったことは、アルバイトを高校になってからやってみたいと思えるようになったことと、開店前のニトリのバックヤードに入れるという貴重な経験ができたことです。最近、年齢が上の人たちと接する事が多く同世代の人たちと接する機会が少なく、今回の企画で久しぶりに同世代の人たちがどのような事をしてどのような考えをしているかを聞くことができて楽しかったです。(中3 東京都)

労働の大変さを思い知った

今回働いてみて思ったこととしては、やはりお金は大切だということです。私たちは毎月貰うお小遣いや、お手伝いをして貰うお小遣いを受け取っています。しかし、それは当たり前では無いのです。私たちは、私たちの両親が働いているから生まれるお金を分けてもらっているに過ぎずません。そのため本当の意味で自分たちで働いてお金を受け取るという行為をしたことがないのです。そのため今回働いてみたことで、労働の大変さに着いて思い知り、常日頃から働いて私たちを養ってくれる両親に、そこで生まれたお金に感謝をしていく必要があると思ったのです。(中2 東京都)

緊張したけど楽しかった

ニトリに行く前はバイトが初めてだったので緊張したけど、実際に行ってみたら品出しとか段ボールから商品を出したり商品を探したりして楽しかったです。また朝7時に出ることは今までなかったので早く起きて家を出ることが今回できた。今回は体験のチャンスをくれてありがとうございました。(中3 東京都)

<LEARN with NITORI@宮城県仙台市 2023年1月25日・26日 @ニトリ 仙台松森店>

・思ったより自分の頭の回転が遅かったので反省
・でも時間をかければ修正はできそう
・一度説明を聴いて覚えるのが難しかった
・単純作業が自分に向いていると感じた
またやりたい (高2 宮城県)

今回はとても学ぶ事ができる活動でした

袋から物を取り出す作業や、掃除、ネジ締め、品出しなど、単純作業の積み重ねが、この社会を支えていると再確認し、とても充実した2日間でした。またやってみたいと思っています。(中3 宮城県)

働いてお金をもらうのはとても大変だと思った

今回初めてアルバイトをしましたが、大変でもあり楽しかったです。開封作業で大変だったのは、商品を傷つけないようにカッターで開封するのが怖くて大変でした。次に、楽しかったことは品出しです。商品のバーコードを読み取って場所の確認をして品出しをするのが、難しかったけど楽しかったです。今回のアルバイトに参加して、働いてお金をもらうのはとても大変だと思いました。でも、とても良い経験をさせてもらいました。(中1 宮城県)

<LEARN with NITORI@東京都北区2 2022年11月24日・25日 @ニトリ 赤羽店>

どんな作業でも工夫を凝らして丁寧にやることが大切だと分かった

今回の体験を通して、様々なことを学ぶことができました。職場では身だしなみや安全面にとても気をつかっていて、どんな作業でも工夫を凝らして丁寧にやることが大切だとわかりました。今回は店舗の売場の把握と品出しその後展示品の乾拭きをやらせていただきましたが、ニトリさんには色々な商品が置いてあることがわかりとても楽しかったです。最初は初めての経験でうまく出来るか不安と緊張をしましたがみなさんが優しく、進んでいくうちに慣れていきました。今回学んだことを自分の将来の生活に活かしていきたいと思います。(26歳 神奈川県)

1000円の重みが分かった

はじめは緊張していたが、先生やみんなとコミュニケーション取りながら活動していくと2日目には緊張がなくなっていました。いままで何気なくただ買い物していたニトリさんやほかの会社でも裏で働いている人の大変さを身をもって感じることができました。今回は数日で数時間だったのでまだ働けると思いましたが、実際は毎日で今回よりも長い時間働くので1000円の重みがわかりもっと大切にしていきたいです。(中3 千葉県)

働くことに対して感じていたハードルが少し下がった気がします

二日間のアルバイト体験に参加したことで私の中にいくつか変化が起こりました。まず一つ目。今まで、自分は要領が悪いから働くのは難しいかもしれないと思っていました。しかし、意外と自分にも出来ることはあるかもしれないと思えたことです。一人で難しい作業はできないかもしれませんがその時は誰かと協力すればいい、そう考えられるようになりました。働くことに対して感じていたハードルが少し下がった気がします。二つ目の変化は人間と関わることに対する恐れが少し減ったことです。私は立場や役割がはっきりしている相手とのコミュニケーションはとれるのですが、そういったものが無い相手と関わることは苦手です。例えば医者と患者、教師と生徒、店員と客など役割がはっきりしている相手と関わる事はそこまで苦痛ではありません。しかしお互いの役割が決まっていない同年代の子と関わるのはかなり苦痛です。でも今回、同年代の子と一緒に働くことができました。少しだけですが、人と関わることに対して自信がついたと思います。こうした変化を起こせるような新しいチャレンジをこれからもしていきたいです。(高1 東京都)

— 参加者の保護者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

本人の自信につながったのではないか

1日目を終え、緊張や慣れないことの疲れからか、夜大泣きしていて2日目はどうなるかなと思いましたが、頑張って二日間出ることができたことが本人の自信につながったのではないかと思います。学校で授業に出させてもらえなかったりして家で過ごすことが多かった為、今回とてもいい経験になったと思います。このような機会をいただけてニトリの皆さま、先端研の皆さまに本当に感謝です。(中3保護者 東京都)

ありのままで受け入れられた経験

娘にとって初めてのアルバイト体験に出かけてゆく時、少しの緊張感を伴いつつもワクワク感の方が大きいように見えました。娘の話から、とても良い経験が出来たことを感じました。現在学校へ行けてないのはもちろんで、社会との関りが希薄になっている娘にとって、今回のアルバイト経験は社会を垣間見る貴重な時間でした。娘の心には人間不信、社交不安など克服すべきテーマがありますが、今回のアルバイト経験では、ウエルカムな場所で信頼できる大人達との出会い、ありのままで受け入れられた経験、工夫しながら楽しく作業が出来た経験、二日間頑張って報酬を得た経験、さらに前向きな発言(また行きたい)もあり、かけがえのない貴重な経験となったはずでプログラムに関わって下さった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(高1保護者 東京都)

<LEARN with NITORI@福岡県福岡市 2022年11月9日・10日 @ニトリ 福岡空港店>

仕事は楽しくないものとばかり思っていたけれど

掃除をしたり、品出しをしたけど裏では、こんな事をしてたんだな、と改めて凄いなと思いました。品出しの時に、場所が分からなくてバーコードを読み取って探していたのですが見つからなかったので、同じ所をずっと探していたら、場所を教えてくれたので自分の仕事もあるのに優しいな、と思ったのとチームプレイがあるから仕事が速いんだな、と感じました。このプログラムに参加する前は、仕事は楽しくないものと、ばかり思っていたのですがプログラムに参加してみたら凄く楽しいものなんだなっと、思いました。ニトリの仕事を体験してみてこんな感じなんだなと、分かったのでこのプログラムに参加出来て良かったなと、思っています。(中2 福岡県)

自分の特徴と他の人の特徴を理解して働く

2日目の仕事では、最初は、1日目と同じチームだったので作戦を立て、効率的に作業を進められました。途中でグループの入れ替えがあったので前のグループで作った作戦を教えてそれを繰り返し作業すればいいと思っていました。しかし、それぞれのやり方があって、前のグループでやっていた作戦が合わない人もいました。今回のプログラムでは、自分の特徴と他の人の特徴を理解して他の人と一緒に働くと言うことはどういうことかイメージすることができました。(高2 福岡県)

仲間と一緒に働くことで新たな発見がある

このプログラムに参加して、一からもう一度社会を学びました。現在は、引きこもりで、何度も就職をしましたが、中々人間かんけいやコロナの中で体調を崩れてしまい、私でも心の中でわかっていますが、周りから、「まだ若いから、次があると」言われましたが、正直、いやでした。ですが、プログラムを参加して、初心者に戻って、心がけました。プログラムでは、ニトリの品出して、お客様が、わざわざ、自ら足を運んで下さって、本当に使って生活するんだと思い、やりがいを感じました。それから、仲間と協力し合い、それぞれのやり方(スピード、正確さ)違うことがわかりました。仲間とコミュニケーションをし、その商品は、どこにあるのか、かくにんして、わからない時、近くのニトリのスタッフに質問して、場所を把握することができました。仲間と一緒にやって新たな発見し、声かけ、色んな働き方がヒントがあると思いました。(成人 福岡県)

— 参加者の保護者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

何もかも新鮮で心に残る体験だったようです

「働くってどういうことか知りたいから、どこかアルバイトできるところないかな?」と息子から投げかけがあり、タイミングよく今回のプロジェクトを知り参加させていただきました。小学生の頃から学校にはなかなかなじめず、中学では入学式のみの参加で、次の日からは家から出ることができず、1学期はほぼ部屋で過ごしました。他の子と同じにはできないと自己肯定感も下がりっぱなしの息子でしたが、2学期からは「自分がやりたい」ことを小さく試しながら毎日をおくっています。そんな中での今回のタイムリーな企画が本当にありがたく思いました。高校生とバディを組んだこと、ニトリの社員の方や東大の先生の話を聞けたこと、ニトリのバックヤードに入れたこと、何もかも新鮮で心に残る体験だったようです。2日間では足りない、またやりたいな~、他のプロジェクトにも参加したいと話しています。息子の興奮冷めやらぬ話で印象的だったことは、「初日に一緒に場所を覚えた高校生が話すのは苦手みたいだったけど、字がめちゃくちゃ上手でスゲーと思った」と言ったこと。苦手なところを責めたりバカにしたりするのではなく、良いところをすぐに見つけてスゴイと尊敬できる。そんな息子を知れてうれしく思いました。(中1保護者 福岡県)

「仕事をする」ことを前向きにとらえることが出来たようです

体験させていただきありがとうございました。聴覚過敏がひどく、ほぼ家にひきこもりがちの娘ですが、決まった時はハイタッチして喜んでいました。家の近くで行ったことのあるお店ということもあり、一歩踏み出すハードルがさがったようで、家でも準備の段階でワクワクしている様子が見られました。2日目は朝が早かったのですが、自分で起きることができ、元気に家を出る姿に、驚きと嬉しさと、たった1日での成長を感じました。県外から参加の子とお友達になることが出来、どうやったら会えるか、旅する計画をしているのもほほえましく思えました。普段はなにごとにも否定的に感じるところがありますが、今回のプログラムで「仕事をする」ことを前向きにとらえることが出来たようです。あまり人と話したがらない子ですが、先生方ともたくさんお話をできたようで、それも自信の一つになったようです。(中2保護者 福岡県)

<LEARN with NITORI@東京都北区1 2022年6月23日・24日 @ニトリ 赤羽店>

ちょっとした人生の一歩になりました

今回のLEARN with NITORIは僕にとってちょっとした人生の一歩になりました。一度バイトの面接に行きましたが、僕のことをただの労働力として見てくれなかったり、僕が使いずらかったら他の労働力を使うといった真意が伝わりました。正直僕は、世界はそうあるべきではないと思っていますが、世界を変えるつもりは無いです。でも自分を変えたいです。僕をただの労働力として見てくれないこの世界で、生きていく自分に成りたかったのです。でもトラウマもあったりして変えられなかったのですが、今回の体験を通して、変われやすくなりました。僕にとって今回の機会はバイトへの分厚い壁を崩す機会でした。なのでこの機会をくれたLEARNとニトリさんに感謝しています。そしてバイトの体験自体は楽しかったです。(16歳 東京都)

ただ仕事をするのではなく、考えながら仕事をする

今回のプログラムに応募しようと思ったきっかけは、自分の通う学校がアルバイト禁止で、今後おそらく体験するであろうアルバイトに不安があるためでした。アルバイト体験では、短い時間ではありましたが、働くことで得られる喜びというものを感じることができたのではないかと思います。自分が働くことで誰かのためになっているという実感や他者と協力し、一つの仕事をこなすによって得られる達成感、これらは今回のプログラムに参加しなければ得られなかったものだと思います。しかし、苦労した点も多く、ただ仕事をするのではなくこの仕事はなぜ必要なのか本当に必要なのかなど懐疑的になって考えながら仕事をすることや、他者とのコミュニケーションの重要性などにあらためて気づかされました。今後は、様々なアルバイトを体験して、自分の経験値として蓄えていければいいなと思います。(高3 神奈川県)

自分が思っているよりも、大人たちがすごく楽しそうに過ごしていた

ニトリの会社に来て、たくさんの大人が同じ場所で仕事して会議して食事をとっていたことが、すごく驚きだった。学校みたいだなと思った。でもやっていることは学校とは違って、会議室がたくさん埋まっていたり、お客さんに説明を行うスペースにも人がいて、社員さんには電話が頻繁に来たり、屋上では雑談をしている会社員の方がいて、会社のなかはつねに会話が活発なイメージがある。今まで、団体として行動している大人というのを学校の先生という規模でしか見たことがなく、学校では職員室などに隠れてしまいがちな大人たちの過ごし方が、明らかになったような気がした。以前参加したLEARNのプログラム時もそうだったけど、この企画で見えた大人たちは自分が思っているよりもすごく楽しそうに過ごしていた。(高3 東京都)

<LEARN with NITORI@大阪府豊中市 2022年2月28日・3月1日 @ニトリ 豊中三国店>

お客さんに声をかけていただいたことが嬉しかった

とても学びの多い2日間でした。貴重な機会をありがとうございました。特に、お客さんに実際に声をかけていただくことを経験できたのはとてもよかったです。実際には何もお役に立てず申し訳ない気持ちと、心構えをしているつもりでも、声をかけられるたびに緊張や驚きでいっぱいになりそうな2日間でしたが、それでも声をかけていただけたときのなんとも言えないありがたさは、あたたかくてうれしかったです。(20歳 京都府)

仕事の楽しさを体感することができた

私は今回、このプロジェクトに2日間参加して、1日目は、商品を運ぶ場所を探すのにかなり時間がかかっていた品出しが、2日目では、少し探す時間が早くなった。そのため、自分は成長出来たのだと思い、嬉しくなり、働く事の楽しさは、このようなものだと思い、仕事の楽しさを体感する事が出来た。また、私は以前、職業体験で働いた事があったが、その時は仕事を教えてもらってからは、基本1人で仕事をしなければならず、不安になりながら仕事をしていた。しかし、今回は、2人から4人で仕事していた事や、分からないことがあったら聞いてと言われていた事もあり、安心して働く事が出来た。(大1 和歌山県)

少し自信がついた気がした。(高1 愛知県)

アルバイト体験が始まると、不安や心配を忘れて、作業に打ち込むことができた

今回初めて「働く」ことをしました。アルバイト体験が始まる前は、できないことがあったらどうしようと心配になったり、言われたことをちゃんと出来ずに失敗したらどうしようと思ったりしていたけれど、アルバイト体験が始まると、不安や心配を忘れて、言われたことを一生懸命、集中して作業に打ち込むことができました。お仕事はとても大変で、特に商品を店内に陳列する作業が一番大変でした。初めての事で慣れない部分もあったけれど、今回のアルバイト体験で気づいた事、知った事などを今後、活かせるようにしたいなと思います。(高2 兵庫県)

仕事はとても考える作業なのだと身をもって知った

「働くということはそんなに堅苦しいものではない」と思っていたが、今回実際に働いてみると、大変さの中にやり甲斐、というよりは考える、考え続ける楽しさを感じられたように思う。仕事というと、負のイメージが語られることが多いかもしれないが、実際はただ己の体力のみを提供するものでもなく、とても考える作業なのだと身をもって知った。ニトリでは共に考え、共に創る、共に高めあうことが大切だと学びました。今までなかなか拭えずにいた、働くことへの躊躇が少なからず拭われた気がした。(19歳 大阪府)

LEARN in 渋谷 2022『真冬の昆⾍採集 @東⼤先端研』
2023年2月25日

LEARN in 渋谷

『真冬の昆⾍採集 @東⼤先端研』
2023年2月25日

夏休みの昆虫採集では、たくさんの虫が採れた。
冬だって、姿は見えないけれど、息を潜めている虫たちがいるはず。
冬はどんな虫たちに出会えるのだろう。
ワクワクしながら虫とりへ出かける子どもたち。さて、その結果はいかに―――?!

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちから>

いっぱい虫がとれて楽しかった。冬でも虫がとれる事に気付けた。とった虫を家に持ち帰ったけど、家で育てる事が難しかったので逃してあげました。餌が見つからなくて弱っていく虫が可哀想だった。虫を育てながら研究している人は凄いなと思った。(小3)

蟻に詳しい先生と一緒に蟻や甲虫の幼虫などを探したのが、とっても楽しかったです!!!(小3)

冬にも活動している虫が予想していた数より多くて驚きました。(小4)

蚕の成虫が見れて良かった。可愛かったです。 ゴキブリに興味がある子がいて嬉しかった。 また参加したいです。(小2)

— 保護者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

学校では出来ない学び

このイベントを通して、学校などの知っている人がいない環境でも共通の興味関心のあることがらに触れて楽しむことがとても大事だなといつも感じています。知らない人しかいない環境でもコミュニケーションを取ることで視野が広がり、また学校では出来ない学びをすることで考えや学ぶことの大切さを子供に感じてほしいです。またこのようなイベントに参加できることを親子で楽しみにしております。(中1 保護者)

大好きな事を、専門家の先生と一緒に体験

昆虫採集の時間はあっという間に過ぎる様で、今回は「蟻」の先生と一緒に回らせていてだいて、また新たな知識を吸収する事が出来て、大満足していました。昆虫採集の後の講演会では、実際にお話する先生と同じ空間で、2時間しっかりお話を聞かせていただきましたが、学校では長い時間お話を聞く事が苦手なので、本人にとっては凄い成長だと感じました。大好きな事を、専門家の先生と一緒に体験させていただく事で、子どもの中の「体験貯金」が積み重なり、日常の苦手な事にも、自分の「体験貯金」を使って乗り越えようとする力がついていく様な気がします。いつもありがとうございます!(小3 保護者)

LEARN in 福島 2022『特急列車で美味しいものを探しに行こう!』
2023年1月23日

LEARNin福島

『特急列車で美味しいものを探しに行こう!』
2023年 1月23日

いわき駅に集まったのはお互い名前も顔も知らない小中学生。
知らない友達と少し緊張しながら、特急列車に乗って美味しいものを探す日帰りの旅へ出発!ちょっと変わった「縛り」の中でお昼ご飯を探したり、節約したお小遣いで行きたいスポットに足をのばしたり。そんな中で彼らは、自分で考え選ぶ楽しさに少しずつ気づいていきます。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちから>

一緒に楽しい時間を過ごせることは一番いいこと

僕はよく日帰りで一人旅をしているので、こうやって集まって、みんなで旅行することがとても楽しみでした。(中略)一人で考えて行動することは、誰にも邪魔されず楽しく過ごせますが、考える範囲が狭くなってしまい、その楽しさを誰かと共有することはできません。仲間と行くと、ケンカしたり、意見が合わなかったりします。ですが、一緒に楽しい時間を過ごせることは一番いいことだと思います。僕は現在、学級のまとめ役として、精一杯がんばっています。そして、一人で考えるだけでなく、クラスの人たちの意見を聞きながら、いい学級にしたいと思っています。今回の経験をこれからの学校生活に活かしていきたいです。(中2 福島県)

この体験はとても楽しかった

この前はきちょうな体験をさせていただき、ありがとうございました。いままで東京や東京タワーにいったことがなかったのに、この体験で行けるとは思いませんでした。先生たちも、やさしく電車の乗り方やお金の使い方をおしえてくださり、ありがとうございました。この体験はとても楽しくて、他の友達にもしょうかいしてあげて、ぼくも参加したいなと思いました。この前はきちょうな体験をありがとうございました。いわき駅で買ったワッフルはおいしかったです!!(小5 福島県)

— 保護者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

早速一人旅の計画など考えはじめました

お陰様で楽しい1日を過ごす事が出来たようです。普段は親の後を付いて来るだけの旅行や買い物、なかなか自ら考え自ら行動する事は無い日々を過ごしていましたが、今回のプログラムを無事終えた事で本人も自信がついたようで、早速一人旅の計画など考えはじめました。また初めてお会いした方々と上手くコミュニケーションも取れた様で、親としてはかなり安心しました。今後もこの様なプログラム(体験)が有る様でしたら参加させて頂きます。(中1 保護者)

見守りのなかで実際に体験できたことは大きな収穫

最初は1人で行かせることを心配していましたが、帰ってきた時の息子の顔を見て、充実した1日だったんだなぁと感じました。自分の財布からお金を出して、予算のなかで物を買うこと、目的地までの切符を買うことなど、普段の生活では親がやってしまうことを、見守りのなかで実際に体験できたことは大きな収穫だったようです。あれから「東京駅」「東京タワー」というワードをテレビで聞くたびに反応しています。今後の生活の中でも、今回の体験を活かして、親があまり手を出しすぎずに関わっていこうと思いました。(小5 保護者)

LEARN in 福島 2022『〇〇をうしろにおもしろい写真を撮って来い!~さあ、君たちはどんな〇〇を目指すか?~』
2022年10月26日

LEARNin福島

『〇〇をうしろにおもしろい写真を撮って来い! ~さあ、君たちはどんな〇〇を目指すか?~』
2022年10月26日

郡山駅に集まった見知らぬ中学生たち。
福島と宮城に点在している〇〇の中から、好きなものを選び、そこまで行っておもしろい写真を撮ってくるという旅が始まった。
普段乗り慣れないローカル列車でのマイペースな旅には、どんな出会いが待っていたのだろう?

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

始めは、女子1人だけの班かー…みたいな感じで少し憂鬱だったけど、普段は関わりの少ない人達と行動した事で、いつもはしない楽しみ方や考え方など見聞が広がりました。参加しなかったらわからなかったこともあったなーと思います。(中2 福島県)

すごく楽しかった!!(中3 福島県)

最初急に鶴ヶ城行く事になった時はマジか面倒くさ帰りたいとか内心ボロクソに思っていたけれどいざ電車に乗って会津に行ってみたら電車の乗り方とか美味しいラーメンなど色々知れてめちゃめちゃ楽しかったです。(中3 福島県)

(中2 福島県)

子どもにとって自分のペースで興味のあるものに向き合える時間

お城に向かう電車の中で、一人の子からお城の思い出話をたくさん聴きました。その中で、「学校の修学旅行はみんなのペースに合わせないといけない。自分はもっとゆっくりお城を見ていたいけれど、それができない。」と話していました。学校の修学旅行も、歴史的な建造物を間近で見学できる素晴らしい機会ですが、集団で行動するためにどうしても時間や行動の縛りが出てきてしまいます。そのため、じっくりと自分のペースで見学するのは難しい部分があり、その子にとっては満足いかないところがあったのだと思います。
しかし、今回のプログラムは学校の修学旅行とは一味違い、時間割も計画も協働もありません。つまり、自分の好きなように時間を使い、周りに気を遣わずお城を見ることができるのです。いざ目的のお城に到着すると、その子は石垣を見て「いつかこの石垣を登りたい!」と言ったり、天守に飾られたしゃちほこをじーっと見上げたり、城の外壁にある鉄砲や矢を放つ穴をのぞいたり、楽しそうにお城を見てまわる様子が見られました。その子にとってこの瞬間は、何にも縛られることなく、自分のペースで興味のあるものに向き合える時間になったのではと思います。このような枠組みのない自由な学びの場があることで、子どもたち一人ひとりの興味関心を深められることを感じました。(学生ボランティア)

自分で考え様々な体験に飛び込むことの大切さ

今回のボランティアでは、貴重な体験をすることができました。活動が始まったばかりの時は、参加する子どもたちを「見守る」には、実際に何をすればいいのかが分からず手探りの状態で、子どもたちに対し話しかけすぎたり、気構え過ぎたりしてしまっていました。しかし子どもたちとお城を目指して歩いていくうちに、無理に気構えることもなくなっていったように思います。活動を通して印象に残っているのは、駅員さんに中学生は大人用料金だと教えてもらい、子ども料金の切符を払い戻しして買った切符を手に乗った電車の中で、「そういえば子ども料金の切符に『小児』って書いてあったよね。あれって『小学生の児童』までが子ども料金だからじゃない?」と話す子どもたちの会話です。私はこの会話を聞きながら、子どもたちを人から指示を受けて行ったことは印象にも残らず、そこから得られる学びも少ないけれど、自分でいろいろなことを考えて行ったことからは、得られる学びも経験もたくさんある、という話を思い出しました。中学生は子ども料金ではないということを漠然と知っていた私ですが、なぜ子ども料金ではないのか、また子ども料金の切符に書かれた「小児」は何歳までを指すのか、考えたこともありませんでした。誰かに言われるままに動くのではなく、自分で考え様々な体験に飛び込むこと、その先での失敗も学びとしていくことの大切さを、子どもたちから学んだボランティア活動でした。(学生ボランティア)

LEARN in 広島 2022『家を出て自分や家族を考える』
2022年6月21〜22日、10月12〜13日、2023年1月19〜20日

LEARN in 広島

『家を出て自分や家族を考える』

初級「家出の心得」2022年6月21・22日

中級「家出のための知恵」 2022年10月12・13日

上級「家出する」 2023年1月19・20日

「このままでいいのか?」と悩み始めて、日々なんだかしっくりこない。
家を飛び出してみたいけど自信がない。
そんな子どもたちと一緒に、家を出て自分や家族について考えてみる。
初級編から中級編、そして最後は上級編へとステップアップしていく
家出プログラムを経て、子どもたちは何を感じたのだろう。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

自分にとっての大事な人がわかった

印象に残ったこと。目的地に着くためにめちゃめちゃ電車を乗り継いで行ったことと、何もないホテルで15時間過ごした時に暇だったのと寂しかったことと、なかなか時間が過ぎないし、お母さんと妹が何度も浮かんできて泣きそうになって、自分にとっての大事な人がわかったことと、やっぱり一番印象に残ってるのは学割使えなくてお金の節約頑張ったけど、結局帰りの電車代が足りなかったことと、蚕の脳みそを見たこと。(中1)

幸せのハードルが下がった

家出の朝は、お母さんに「ゴミ捨ててきて〜」と言われているのを無視して、家を走って飛び出した。登校中の小中学生の波にのまれそうになりながら、集合場所の広島駅まで歩いて行った。 東京まで吹っ飛ばされるとは思っていなかったし、一人でホテルに泊まることも想定していなかったから困惑した。けれど、子どものうちだったらできないことをできた。 過酷な経験をして家に帰ったら、幸せのハードルが下がった。(小5)

少し活動的になったような気がする

プログラムを経て、少し活動的になったような気がする。 普段の生活の中で周りのことに詳しくなった。 家出プログラムでは財布を持ちながら歩いていたから、参加するまではお金のことを高い・安いくらいでしか意識していなかったけど、このお金があればこういうことができるなということを意識するようになった。(中1)

外に出ることが楽しくなった

家出プログラムの後は外に出る機会が多くなった。外に出ることが楽しくなった。それまではフリースクールくらいしか行ってなかったけど,図書館とか行くようになった。県外にひとりでいきたいなと思っている。今度、友達と映画を見に行く予定だけど、それもプログラムに出なかったらそんなことを思い付かなかった。(小5)

— 保護者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

「世の中はもっと広かったんだな」

想定外の事が多かったようで、良い意味でこういう過ごし方、生き方等学べたと思います。東京という非日常的なところでの活動を通して、帰宅後「世の中はもっと広かったんだな」ということを言っていました。この言葉を聞けただけで参加して良かったと思います。(小6 保護者)

やりたいことの視野が広くなった

初級編に参加するため初めて一人で電車に乗る練習をし、それが僅か9か月ほど前のこととは思えないほど自信をつけ、やりたいこと、やってもいいんだという事柄の視野が広くなったように思います。想像力や言葉での説明だけでは自分が何をできて何ができないのか気づきにくい子ですが、活動や経験を通してその辺りの気づきも少しずつあったのかな…とも感じます。また、学習面では「先々ものを知らないでいると不利なのか…?」ぐらいには思っているのか、短い時間ながら机に向かっています。切り替えが悪いので取りかかる声掛けは私がする時もありますが、、、(小5 保護者)

人生においてかけがえのない体験

家出プログラムの初級を終えた頃から、せっかくだからと一人で個人として参加する!と言うようになりました。家を出発したところから、あった事見た事、その時々の思い感じた事を帰宅するなり、長時間ノンストップで報告してくるのですが、活き活きと話す様子や目の輝きを見て、人生においてかけがえのない体験をさせていただいてきたのだと、参加させていただくたびに実感させられます。教授をはじめスタッフの皆様、息子にとって信じていいんだ、話をしたい会いたい、と思える大人の方々に出逢え関わらせていただけていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。(中1 保護者)