report
LEARN with NITORI@山口県美祢市『人の力と機械の力 〜これからの働き方〜』 石灰石を運んでみて巨大な働く車の凄さを知ろう
2022年9月4日
当たり前のように立っている鉄筋コンクリートのビル。その材料となるのは、セメント。
膨大な量のセメントを作り出すためには、想像もできないほどたくさんの石灰石が必要になる。
石灰岩の鉱山の中で、石灰石を自分たちの力で運んでみる。
とても重たくて、気が遠くなる作業。みんなで力を合わせてもほんの少ししか運べない。
「人の力」だけでは到底補いきれない仕事には、人の力が生み出した「機械の力」の出番だ。
初めて目にするそのあまりにも巨大なダンプカーに、目を丸くする子どもたち。
「機械の力」の仕事量は、いったいどれくらいなのか?!
「人の力」と「機械の力」が合わさって、この社会がつくられていることに思いを馳せる。
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
日頃入ることのできない、場所に、入ることができ、貴重な経験をさせてもらえて、とても、ありがたかったです。機械などを使わないで、みんなで1トンもの石灰岩や、石灰石を運ぶことにより、機械の、力や、大切さを、改めて、感じることができたのは、とても、良かったです。(中3 山口県)
石灰石を拾えて嬉しかった。石灰石がたくさんあり、驚いた。機械は大きかった。運べる量を聞いた時に、人と比べ効率が違うことがわかった。(中2 山口県)
貴重な体験ができてよかった。
特に鉱山には普段は立ち入ること自体ができないのでそれも含めて貴重な体験だった。(中2 東京都)
友達がたくさんできて楽しかったです(鉱山めちゃ深くてビックリしました) (中2 山口県)
ダンプカーに乗った
高さが高かった
車体の下に潜り込んで観察した
パイプがあった
全てがでかい
かっこいい
暑かったけど、暑い感覚を忘れていた
忙しいと、感覚を忘れる
現場仕事は絶対向いていないと思ったけど 絶対無理ではないことがわかった(中1 広島県)
石灰石は今でも大切にしています。(小6 福岡県)

— 保護者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
段、ゲームとYouTubeの話以外はあまりしてこないのに、掃除と石灰石運びのお仕事は、得意げに答えてくれました。石灰石をたくさん頂いたので、3個飾って残りは庭に置いておこうかと提案すると、「僕には全部宝物なのに、大人は全部自分の都合のいい様に考えてる!」と烈火の如く怒られました。今回も、様々な方々・企業の協力に驚くと共に、応援して下さっている事に力を貰えました。親子共に貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。(小6保護者 福岡県)
最近新しい事にチャレンジする事を嫌がっており、今回も乗り気ではなかったのを、絶対面白いと思うよ〜今日締め切りだし!と少し強引に応募したのもあり(決まってからは他の活動報告の動画を見て楽しみにしているようでしたが)、どんな顔で戻って来るかと心配でしたが、初対面の子と話している姿に、ほっとしました。コンクリート工場の体験も、こうやって体験しながら学ぶことの方が、学校で机に座って勉強するより合ってるんだろうなと、生き生きしてるなと改めてと感じました。貴重な体験をさせて頂いて、ありがとうございました。またぜひLEARNのプログラムに参加させて頂きたいと思います。(中2保護者 山口県)
山で夢中になって石灰石を集めた話、聴かせてくれました。楽しかったことが、すごく伝わってきました。連れて行ってやることができない場所。帰りにGoogleマップで見せてくれました。帰ってから、早速、石灰石のよごれをとり、着々と何か作業を始めています。好きなことと、バッチリはまった今回の企画は息子の好きを後押ししていただき、感謝しています。ありがとうございました。(中2保護者 山口県)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス
協力:山口県新たな時代の人づくり推進ネットワーク(山口県・山口県教育委員会・(公財)山口県ひとづくり財団 ほか)、
UBE三菱セメント株式会社
LEARN with NITORI@神奈川県 箱根町『昆虫学者と森を歩き、生き物とコミュニケーションする!』
2023年10月15日
【報告動画 Coming soon】
昆虫や生き物が、好きで好きでたまらない子どもたちが、箱根の森に集まった。
普段は、「好き」や「興味」を心ゆくまで誰かと語り合ったり、調べたりすることはなかなかできないけれど、ここに来たら好きなだけ語り合え、驚きあえる仲間がいる。
自分の納得が行くまで歩きまわり、調べることができる。
そして、自分たちよりももっともっとたくさんの知識と経験を持っている専門家たちがいる。
仲間と、専門家の先生たちと一緒に、森を歩き、そこで暮らす虫たちとコミュニケーションをとってみよう。
ワクワクが詰まった森の中で、いったいどんな発見があったのだろう?
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
他の参加者はみな年上の方でしたが、一緒に昆虫採集する時間はとても楽しかったです。アサギマダラの飛翔を野生で見たのは初めてです。他の参加者からはアカタテハをプレゼントしてくれてとても嬉しかったです。みんなのプレゼンも面白いものばかりで、それぞれ得意分野があり、より探究していくところがすごいなと思いました。いつもの学校では経験できないことだらけで、もっと採集したり昆虫の話をしたかったところは、心に残ったことではなく心残りでした。(小3 神奈川県)
最初は泣きそうなくらい緊張して、来なければよかったと思ったけれど、時間がたつにつれて慣れてきて、途中からすごく楽しくなった。生き物採集ではクスサンが採れてとても感激した。発表は言いたいことを言えて大満足している。他の参加者のプレゼンが生き物について詳しくて凄かった。自分の名刺を渡そうと思っていたけれど、活動が楽しすぎて忘れてしまった。また、みんなに会いたい。(小3 東京都)
養老さんと小林さんと蛾とか植物を顕微鏡で見たり、ラオスの蛾の話をしたり、虫とりをして楽しかった。(小4 千葉県)
初めてオオカマキリをさわれたこと。カマキリにさわる機会が今までほとんどなかったので嬉しかったし飼いたいと思った。雨が降って寒かったけれど、とても楽しかった。同じように昆虫が好きな人は学校にはいないので、好きなだけ昆虫の話をできたことが嬉しかった。またみんなと会いたいです。(小4 東京都)
一番印象に残ったのは、顕微鏡で蛾の毛を見たことです。動物の毛のように見えて面白かったです。また顕微鏡のサイズが大きくて驚きました。標本の数が多かったのも驚きました。(小5 埼玉県)
1番心に残ったことは「広くない広場」に苦手なキノコがあったので逃げたこと。2番目はとったことのないコガタコオロギをとれて嬉しかったこと。3番目はもう1人の「広くない広場」に入らなかった(自分はキノコが生えてたから入らなかった)子からツユムシをもらって嬉しかったこと。4番目はみんな虫のことを知っていて気楽にいれたこと。みんな、蛾の話をよくしていたので蛾にも面白そうだなと興味を持てた。(小5 埼玉県)
自分が知らなかった生物のことを他の子から聞くことができて、とても楽しかったのと自分の好きな生物をみんなに伝えることができた。ルリタテハを初めて生で生きているものを見られたことが印象に残りました。(中1 東京都)
カナヘビを捕まえられて嬉しかった。家でもカマキリを飼っているけど野生のカマキリを捕まえられて楽しかった。養老先生の別荘が広くて、木にクワガタとセミの木の模型があって凄かった。仲良くなった子と帰ってからもLINEで会話して虫の話で盛り上がった。また行きたいです。(中1 東京都)

まわりに虫が好きな友達がいないので、虫好きなメンバーと参加できたことが良かったです。標本と顕微鏡を見せてもらえたことがいちばん印象に残っています。(中2 埼玉県)
ものすごい標本の数があってとても驚いた。顕微鏡で目では見えない細かいとこまで観察ができて楽しかった。採集したかったクロルリトゲハムシを持ち帰ることができて嬉しかった。みんなの発表で絵がとても上手い人がいたり、花の写真をたくさん撮影している人などがいて、好きなものの熱意を感じてとても刺激になった。(中2 埼玉県)
応募の質問をきっかけに自分のことを深掘りしたり、プレゼンの準備、出発準備など家に帰るまでいくつものハードルがありました。一つ一つ乗り越えたことでわくわく、ハラハラ、ドキドキ、うきうきなど色々な感情が芽生え、生きている実感が味わえました。翌日に思い出しながら、達成感がわきあがってきました。今回、達成できなかったこともあるのでリベンジしたい気持ちも少しあります。一番心に残った出来事は、地衣類を顕微鏡で拡大して見たことです。緑色のブツブツした物が付いていたり、虫を取り込んでいる所が見えて感動しました。養老先生が「地衣類面白いね」と言って気に入って顕微鏡を覗いている姿を見ながらよかったと思いました。ありがとうございました。(中3 東京都)
自分一人でよく知っている方が誰もいない場所へ遠出するということが初経験で、1週間以上前から緊張していました。振り返ればこれはこれで良い経験でした。皆さんのプレゼンは、僕が詳しく知らない分野を深掘りされていて、薄く広く手をつけている僕としてはとても興味深かったです。昆虫館の甲虫を集めた標本箱や顕微鏡、昆虫関連の書籍など、昆虫研究の「本物」に触れられたのもとても良い経験でした。昆虫採集はみんな自由にやっていて(自分が一番自由にやってたかもですが)、元気さについて行けないところもありましたが、小型昆虫などはそれなりに見つけられ、写真も撮れた(あまり良い写真は撮れませんでしたが)ので良かったです。貴重な機会をいただきありがとうございました。(中3 神奈川県)
今回はとても楽しかったです。何より養老先生に会えたことが1番嬉しかったです。テレビや本などで見たり聞いたりしていましたが、身長や話し方、雰囲気など実際に会ってみて分かることも沢山ありました。僕の絵を貰ってくれたり、ためになるお言葉も聞かせていただいてすごく貴重な体験でした。プログラムの中で仲良くなった子もいて沢山の人と関われるいい機会でした。発表の時間も色々な話を聞けて、とても面白く興味深いものでした。虫取りの時間も大きい蛾やカタツムリ、カマキリなど僕の住んでいる地域ではなかなか見れない生き物に沢山出会えてすごく楽しかったです。(中3 北海道)
— 保護者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
不登校で分離不安がある息子は、自宅での留守番も難しく、コンビニの駐車場でも親と離れることが出来ません。今回、子どもだけでの参加でしたので、とても心配していました。LEARNのコンセプト、企画の内容がとても魅力的で息子自身が参加したいと希望したので、挑戦しました。また、息子もプレゼンの準備を進めるにつれ、自信と期待に変わっていきました。参加中、気もそぞろな両親でしたが、プロジェクトから戻ってきた息子が、満面の笑みで「めっちゃ楽しかったー」という声を聞いて、安堵しました。用意したほどプレゼンで発言できなかったり、参加者ともっと雑談したかったようですが、息子は大満足していましたので、親としては何よりのお土産でした。(小3保護者 東京都)
参加前は苦手な人前での発表があるということもあり、だいぶ緊張している様子でした。プログラムの後は、とにかく楽しかったと連呼しており帰りのバスの中でも他のプログラム参加者の方とずっと話が弾んでいたようでした。家でもプログラムの話をたくさんしてくれましたが、普段は知り合えない生物好きのいろいろな子と知り合えたことが本当に楽しかったようです。学校では生物の話をしたいけれども隠したり抑える必要があるのにプログラムでは好きなだけ話すことができて本当に嬉しかったようです。(小4保護者 東京都)
同じ「昆虫採集」でも、普段所属している自然体験スクールで興奮して虫とりをし熱弁を振るう様子と違って、今回は等身大で自然な感じで戻って来たものの、相変わらず虫に集中している様子を見て、その場に馴染んでいる印象を受けました。楽しめたのか聞くと、超楽しかったよ、と。「みんな超虫に詳しくて、いつも学校などで「この虫は何?」と聞かれて「またか…」と思うやりとりがなくて、みんな当たり前に当たり前の虫のことを知っていたから普通でいられた。」という言葉が印象的でした。ラオスに3年後行けたら行きたいという話も聞き、学校を超えた虫活をしている近い年代の子供たちの活動のコミュニティが今回限り、国内限りでなく続いて行けたら、そこが社会性や知的好奇心を伸ばす「学校」のような存在の一つになってくれるのではないかと学校や進路に悩む親としては願います。(小5保護者 埼玉県)
生物にとても関心がある娘ですが、同年代ではなかなか共有できる仲間を見つけることが難しかったのですが、このプロジェクトに参加し、生物好きで研究熱心な仲間と出会え、多くの刺激を受けられて非常に嬉しそうでした。(中1保護者 東京都)
プログラムに参加が決まり、最初は発表することへの苦手意識が大きい様子でしたが、資料を作ったり、読む練習をしたりと準備を進めていくと、苦手意識よりも楽しみな気持ちの方が大きくなっている様子でした。高速バスに乗車するもの初めてでしたが、必要なサポートはしつつ子どもだけで向かうことができ今後の自信に繋がる良い体験となりました。プログラム終了後はとても充実した表情で内容を教えてくれました。発表の時間に関して「とてもスライドが凝っていた子がいた」「絵がすごく上手な子がいた」「植物にそうとう詳しい子がいた」など、他の参加者のお話に良い刺激を受けた様子でした。好きなこともっと知っていきたい、自分も負けれられないなという良いモチベーションに繋がりそうです。とても良い機会を作って頂き本当にありがとうございました。(中2保護者 埼玉県)
三度の飯より生きものが大好きだけれど、コミュニケーションが苦手で不安やダメージを受けやすい息子にとって最高にチャレンジできるプログラムでした。知らない人の中に単独で参加しプレゼンまでするのは、彼にとってとても大きな冒険でした。参加が決まってからは緊張の日々で色々なことが手につかない様子もあり、直前には弱音も聞こえ、「このチャンスに挑戦しなかったら君はいつ、どこで、どんな時にチャレンジするんだい?」と話すと「だよね…わかっちゃいるんだけど…」と葛藤している様子でしたので、とにかく(緊張で)熱を出さずに当日を迎えて出かけて欲しいと内心ドキドキしていました。どんな顔で帰ってくるかなと思っていましたが、帰宅した表情が明るく「楽しかったよ~」と聞いて嬉しく思いました。本人から当日の様子について多くを語られることはないのですが、大きな挑戦の翌日も元気に過ごしていたので反動がないというだけでも楽しかったことが伝わりました。母としては荷物を背負って知らないところへ家から一人で参加し「行ってみたら大丈夫だった。やれた。」という成功体験につながったことが嬉しく、この経験がこれから彼の成長にどのように生きてくるのか楽しみです。(中3保護者 神奈川県)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス
LEARN with NITORI@京都府 京都市『對龍山荘プログラム〜日本庭園の秘密に迫る〜』『對龍山荘プログラム 〜沈黙を通して学ぶ子育て〜』
2023年10月7日

若者向けプログラム『對龍山荘プログラム 〜日本庭園の秘密に迫る〜』
保護者向けプログラム『對龍山荘プログラム 〜沈黙を通して学ぶ子育て〜』
2023年10月7日 @京都府 京都市
【報告動画 Coming soon】
100年もの時の流れを見守ってきた日本庭園で、沈黙の時を過ごす。
静かに目を閉じ、耳を澄ませる。
何が観えるだろう。何が聞こえるだろう。
若者たちは、100年の時に、庭園と共にあった人々に、思いを馳せる。
大人たちは、普段の子育てを、穏やかに、ゆっくりと振り返る。
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
<若者向けプログラム参加者より>
僕は今までにいくつかの日本庭園を見てきましたが、あれほどの自然の中にあり、見てきた中でも比較的小さな土地の中で日本庭園を作れるというのがすごいなと思いました。庭師の人に聞いてみると手前側の樹木は、背丈が低く奥に行くにつれて背丈が高くなる庭の作り方をすると庭園が広く見えることや、隣の敷地にある木や山とうまく同化させて広く見させたり、あえて縁側の下に小さな滝を作ってその音であたかも奥にある滝がとても大きいように見せるなどといった工夫が一つの庭の詰まっているということを知ってすごいと思いました。あと45分間何もしゃべらないと、滝の音や木の揺れる音などを楽しむことが出来ました。日本庭園は水が欠かせないということも知ったし、滝の音の方が自動車や人の声よりも大きかったのにうるさいなんて全く感じませんでした。そのときは、自動車の音や人の声などがあまり聞こえませんでしたが、滝を止めてみると自動車の音や人の声がきこえてきてうるさいと思いました。後で聞いてみると自動車の音や人の声はノイズというもので、そのノイズというものを聞こえにくくするにはホワイトノイズというものを流すと聞こえにくくなるらしく、ノイズは大きくなると人の嫌がるものだがホワイトノイズは大きくしてもそこまで気にならないということも教えてくれたので理解できました。建物の下が清水寺の舞台の様に木の枠組みみたいになっていてかっこよかったです、色々な美術品も見られてとてもいい経験になりました。(小5 東京都)
沈黙の時は、ずっと同じ場所にいました。同じ場所にいると、目と脳が、勝手に新しいものを新しい情報を探してました。その事に気づいても、人が来たり、風が吹いて木々が揺れたりすると、目が動いていました。ずっと同じところを見つめるのがこんなにも難しいことなのだと初めて知りました。日本庭園を歩いているときも庭師さんが教えてくれる新しいことや、初めて見る風景などを見ていると、これが私にとってのものすごい情報なんだな。と思いました。もう一つ、感じたことは、森や、山などを見ていると、木々一本一本を見ているのでは、なくて「森」として、まとめて見ていて、日本庭園は、木や、苔その他の植物や生き物を一本一本一匹一匹見ていることに、気が付きました。沢山の新しいことを見つけられてとても楽しかったです。(中1 千葉県)
私は今まで日本庭園は人工的だと思っていたのですが、今回のプログラムを通して日本庭園とは、自然と調和し、30年後の未来にもその姿を残していくものであると感じました。日本庭園を無言で1時間過ごした際には、せせらぎや葉擦れなどの音が聞こえてきて全ての音に無駄が無く、完璧に感じました。また、私は緊張しやすいのですが、今回のプログラムではあまり緊張せず参加でき、多くのことを学ぶことができました。(高1 大阪府)
お庭をまわる時、自分の中の最大の「素敵」で溢れていて泣きそうだった。少し泣いていた。こんなにも鮮やかな景色や音や匂いがあるんだと、前までの私が見えていたものがまた見えてきた。大好きな光がいっぱいあった。(大1 神奈川県)
お庭は「ちいさな地球」でもあるということがとても印象的でした。自分自身の中にある感覚を研ぎ澄ませて「感じる」「考える」沈黙の時間は、なんだかすこし心が軽くなって自分のペースで歩んでいいと思い出せたような気がします。(22歳 京都府)
<保護者向けプログラム参加者より>
特に心に残ったことは、2つあります。1つ目は、私個人としては、素晴らしい環境の中でたくさんの保護者の方々や先生と子育てについて話す時間や懇談の時間をいただいたことで、大きな安心に包まれたことです。さらに、その後、1人で沈黙の中で過ごす時間もいただき、その両方の時間があったことで、自分のいろいろな気持ちに気づいたり、整理することができました。2つ目は、保護者としては、普段文化財や庭園などの説明を伺うような場面では、参加メンバーによっては、娘の感覚過敏の症状が出てぐったりしてしまうため、参加を諦めることが多いのですが、今回のプログラムでは娘が自分でうまくコントロールして、自分の意志で最後まで参加できたことです。大変成長を感じました。娘はマイクを使ったお話が苦手だったり、突然体当たりされそうになる度にビクッとして苦しくなったり、具合が悪くなってしまうので、正直今回も難しいかなと心配しながら見守っておりまさかたが、魅力的なプログラムへの熱い気持ちからか、他の参加者の方々が見本を示してくださったからなのか、娘なりにうまく距離を取れたり、自分が整うまで自由に庭を歩いたり、ただずんだりしたようです。うまく自分をコントロールし、自分のご機嫌をとれていたように思いました。母子では苦手な刺激は回避するしかなかったので、このプログラムへの参加グループでの学びの機会となり、大変ありがたく思いました。(小5保護者 滋賀県)
日常のあまり注目しないことにじっと向き合い、見たり聞いたり感じたりすることが初めてでした。学校はもちろんのこと、子育てでも何かをさせることばかりしてきた自負があったので、意味のある時間が過ごせました。これからの人生に残る経験になったと思います。(高1保護者 京都府)
建築物や庭園を見ることで、時代を超えてそれらの方々と繋がり合うことが出来る様な不思議な感覚、幸せな時間でした。また45分間の時間の中で自分にとって心落ち着く場所で過ごすという何とも贅沢な時間をいただきました。特に子育て中は常に何かをしながら先々の何かを考える、ゆっくりと立ち止まり振り返る時間も持てずに何かに追われる日々です。その様な中から少し解放され、私は改めて幼少期のことを思い起こしていました。小さい頃、私は祖父母と同居しており、庭園のある日本家屋の中で育ちました。いつまでも空や庭の植物を眺めていた、時々、縁側の陽だまりの中でうたた寝しながら時間などを気にせずに生きていた日々。思い返せばその様なゆったりとした時間が今の私を育て、自らを支えている様にも思います。同時に我が子達にも同じ様な時間を持たせてあげられているか、私は知らず知らずに子供達から自由を奪い、縛ってしまっているのではないかとの反省もさせられました。この度、多感な時期に入った息子を京都の素晴らしい文化財に触れさせてあげることが出来たことは本当に良かったと思います。貴重な機会を与えて下さりありがとうございました、心より感謝いたします。また機会があれば参加させていただけたらと思います。(小5保護者 東京都)
非日常な場所でゆったりとした時間を過ごせたことはとても貴重な経験だったと思います。一緒に参加した息子は庭園や建築物に興味がないと思っていましたが、いろいろな疑問や知りたいことが溢れてきてそれをどんどん質問していて、意外な面を見ることが出来ました。単に、私が勝手に興味がないと決めつけていただけなのかもしれません。庭園や歴史的建築物の保存や維持がいかに難しいかを目の当たりにし、次の世代へと引き継いでいくにはどうすればいいのかを私たち大人が真剣に考えなければいけないのだと思いました。またこのような機会があれば参加したいと思いました。(高1保護者 京都府)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
『對龍山荘プログラム 〜日本庭園の秘密に迫る〜』
『對龍山荘プログラム 〜沈黙を通して学ぶ子育て〜』
共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス
東大駒場リサーチキャンパス公開2023 LEARNスペシャルプログラム『AIやスマホと共に街に繰り出そう』
2023年6月10日
ザワザワした音が苦手。人の話がうまく聞き取れない。
授業中のノートがとれない。読むことにとても時間がかかってしまう。
聞いたり、書いたり、読んだりすることに苦手さのある子どもたちが集まった。
今日は、AIやスマホを使って、君たちの苦手さを補う方法を一緒に考える日。
子どもたちは、初めて出会うICT機器にワッと驚き、どんどん使いこなし、そして、街に繰り出す。
ICT機器を使った先に見えた世界は、どんなものだったのだろう?
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
ノイズキャンセリングを使う時に、ワクワクした。良い学びができたと思います。(中3 千葉県)
知らない子と、話が合って沢山話せた時、ワクワクした。こんなに話が合う人がいるんだと驚いた。(中1 茨城県)
短い時間だったけれども、しゃべっていることを録音して、お菓子を買って楽しかったです。(小5 東京都)
携帯の操作で、音を聞き取りやすくすることができると知った時、びっくりした。「こんな技術が携帯に入っているんだ」と驚いたし、お友達と活動できて楽しかったです。(小5 山梨県)
コンビニにいく冒険が楽しかったです。またやりたいです。(小5 東京都)
また東大駒場に行きたいです。次は今日見学した研究を1日かけてやってみたいです。オヤツをありがとうございました。でもスーパーカップが溶けてしまって残念でした。お世話なりました。ありがとうございました。(小4 長野県)
知らない機能をたくさん知ることができてよかった。学校でそれを使うことはまだ実感がないけれど、家ではどんどん試してみたいと思う。(小4 東京都)
タブレットを使って文字が出たり、録音することができたことに驚いた。音がメモの代わりになることに感動した。(小4 神奈川県)
買い物しに行くのが楽しかった。買い物の内容を注文されたのが普段と違ったから。自分たちで場所を探すのが楽しかった。ボイスメモとか、マップでルートを検索するのも初めてだった。お友達とも相談できた。あんまり遠いところはだめだけど、初めてのところでも行けそう。(小3 神奈川県)
はじめて東京大学に行った。ミッションをくりあしたりするゲームが楽しかったです。ロクオン機能のすごさがわかりました。ぎゅうにゅうととうにゅうをかいますと、ロクオン機能にはなしてめもしました。またちがうあそびをしたい。(小3 東京都)
お菓子を買えると聞いた時からワクワクが止まらなくて、買えたとき嬉しかったです。(小2 神奈川県)
言われた通りの買いものを忘れないように工夫するのが面白かった。自分の買いたいものも買わせてもらって嬉しかったです。(小2 東京都)
— 参加した子どもの保護者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
今回の学びを通じて、息子自身も自分がどのような環境にいると快適なのか、どのような環境だと辛いのか、そこを明確に言語化できるようになりました。
特性を理解した上で、どのように環境調整すれば良いのか、あるいはどうしようもない事については良い意味で切り捨てていくという選択もあって良いのだと知ることができたことは、これからの息子の支援に大いに役立てていきたいです。(小2 保護者 神奈川県)
初めて同じような悩みを抱えた保護者の方のお話を聞け、誰かが話すと頷きながら聞いている保護者の存在がとても心強い気がしました。同じような悩みを抱えたり、同じような経験をしているそう実感できた『子育て作戦会議』はとても貴重な時間でした。今回参加させていただき(子どもにとって)苦手なのか得意なのかを考えるきっかけを奪ってしまっていると思いました。苦手だと思えるから対処することができ、家庭では苦手にしない努力をしていても長く過ごす学校では同じようにいかないし先生に怒られてしまうという様な差が大きくなる前に気付くことができよかったと思っています。苦手なものを苦手だと認識できること、それに気付かずにストレスを溜め込むことになってしまう前に、苦手意識を持たせないようにと思ってきたことで余計不自由にさせてしまう可能性があったと気付くことができました。(小3 保護者 東京都)
参加直後、キラキラ目を輝かせて興奮しながらプログラム内容を語ってくれたことが感動的でした。帰りの道すがら、お友達の様子やお買い物の内容、使った機器やアプリなども教えてくれました。そして、自身と同じ聴覚過敏の体質を持ったお友達がたくさんいると知ったこと、その体質によって困る状況がたくさんあっても、携帯を使ってカバーしていける。と体感した事が、感動的だったようです。現在ほとんど登校できない状況ですが、学習意欲は失っていないので、特性にあった学び方を模索して行きたいと思います。親としても、希望の光を見せて頂きました。本当にありがとうございました。(小5 保護者)
本当に申し訳ありませんが、中一絶賛反抗期の二次障害いじけで、 つまんなかった。必要ない。記憶できるから。 と言っていましたが、じつはあの後外出が増えています。(最近は家族との外食や友達の誘いにも断ってばかりで外に出たがらなかったのですが)なので引っ張り出してみて良かったです。自分だけじゃないってもっともっと知ってほしいです。(中1 保護者 東京都)
今日お話いただいた中で、「めんどくさいって言うのは負荷がかかっているから」という言葉がとても腑に落ち、心に残りました。自分でいくら考えても出てこない考え方や見方に出会えたように思います。私自身が、めんどくさいという言葉が好きでは無く、思うことはあっても口に出してはいけないと考え、意識的に表に出す事はしない言葉で、子供の口からめんどくさいという言葉が出ると、とても残念な気持ちになっていました。今後は子供からのSOSととらえ、どのような負荷がどのくらいかかっているのか考えてみようと思います。新たな視点をいただけて参加できて良かったと思います。ありがとうございました。(中3 保護者 千葉県)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
LEARNスペシャルプログラム@東大駒場リサーチキャンパス公開2023
『学びに苦手感のある子ども集まれ!〜AIやスマホと共に街に繰り出そう〜』『子育て作戦会議〜学びに苦手感のある子ども編〜』
LEARNセミナー@東大駒場リサーチキャンパス公開2023
『社会と共に子どもを育てるLEARNプログラム 〜企業は子どもの教育にどのように貢献できるのか〜』
主催:東京大学先端科学技術研究センター
第三回 LEARN ONE 2023 @個別申請型スカラーシップ奨学生決定報告

第三回 個別申請型の奨学生決定報告
第三回LEARN ONE 2023 @個別申請スカラーシップ
奨学生が決定しました
今回は以下の5名の子どもたち・若者が奨学生となりました。
今後、スカラシップを利用しての活動報告についてもお知らせしていきます。
- Aさん(神奈川県・中2)
申請タイトル「自作の造形物(セロテープ)を用いたストップモーションなどの短編映画制作」
スカラシップ内容:
短編映画制作に必要な物品を支給
- Bさん(三重県・中2)
申請タイトル「世界記録更新(竹とんぼ競技)」
スカラシップ内容:
竹とんぼ制作に必要な物品、全国競技大会参加のための交通費・宿泊費を支給
- Cさん(奈良県・小4)
申請タイトル「『あらまあ王』をもっと書くためにえんぴつがほしい!」
スカラシップ内容:
漫画制作のために必要な物品を支給
- Dさん(島根県・中1)
申請タイトル「東京自分の力で行く」
スカラシップ内容:
東京までの旅費、宿泊費を支給
- Eさん(愛媛県・24歳)
申請タイトル「自分の作品を並べて、展示空間を作りたい!」
スカラシップ内容:
個展開催準備に必要な物品および画廊の使用に関する費用を支給
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
主催:東京大学先端科学技術研究センター
LEARN in やまぐち『昆虫好き集まれ!虫は眠るのか?!真夏の秋吉台で朝まで昆虫観察』
2023年7月27日(木)〜28日(金)
日本最大級のカルスト大地である秋吉台は、広い広い草っ原と、でこぼこの岩がたくさん広がる。君たちは知っているかい?
いったいどれだけの種類の昆虫たちが、その広大な大地で暮らしているのか。
いったいどれだけの数の昆虫たちが、その広大な大地で夜も眠らずにせっせと動いているのか。
プログラムに参加した子どもたちは、
一晩のあいだに、どれだけの昆虫たちを見つけることができたのでしょうか?
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
蛾やバッタ、カナブンなど、色々な虫がいたので楽しかったです。他にも、景清洞に入ったり、他の人と夜更かしして雑談したりお菓子を食べたり、本を読んだりしたのでとても満足しました。機会があれば、また参加したいです。(中3)
新しく出来た仲間と虫を一緒に観察したり採ったり出来たのでよかったです。来年は高校生になりますが、参加出来たら参加したいです。(中3)
洞窟探検で想像以上に狭くて寒かったです。長靴を履いていましたが、水が深くてびしょぬれになったことです。あと昆虫観察の時にほとんど昆虫観察しなくて、風景や空を撮っていたことです。きれいに撮れたので楽しかったです。(中3)

虫に刺されまくって痒いけど、色んな虫がいっぱい居たし、みたこともない虫もいてビックリしました。(中2)
光にスゲー虫が寄ってきてた。景清洞の探険コースが楽しかった。(中2)
みんなやさしかった! カブクワがいなくて残念だった!(中2)
初めての人ばかりで最初は緊張したけど、すぐに仲良くなれてよかったです。自分から声をかけることもできました。実物で見たことがない虫をたくさん見ることができて、おもしろかったです。夜中に起きて過ごした後に見た日の出がとてもきれいで心に残っています。すごくいい経験ができました。ありがとうございました。(中1)
LEARN inやまぐちに参加して、夜ふかしをしたり景清洞に行ったりしたのが楽しかったです。機会があればまた参加したいです。(中1)
違うあったこともない友達と一緒に虫観察をして、もともと昆虫は知識はないけど大好きで、このプログラムでもっと虫が好きになったし、友達との交流の仕方や色々学べたし、この地域しかいない虫はなんでこの地域しかいないの?とかここがいいからここにいるのかな?とか色々考える力もついて、いい勉強になりました。(小6)
夜に昆虫を観察することは普段できないことだから、いい経験になった。そして夜徹夜することも滅多にできないから、いい経験ができたなと思った。(小6)
専門家の方が、優しくて、何でも答えてくれて、嬉しかったです。

最初は緊張してどうしようかなと思ったけど、友達とかが出来て協力して出来たので面白かったです!また参加したいです!(小6)
虫取りが面白かった。(小6)
シンジュサンを見れた事(小6)
蛾がいっぱい居て可愛かったです。クワガタが2匹しかいないで不思議でしたが、先生がここはクワガタが住みにくいことを知りました。ハンミョウという虫が採れたことが嬉しかったです。(小6)
友達もたくさんできて昆虫もたくさん勉強できる、とても良い経験ができるイベントに参加できたと思った。(小6)
ライトトラップが楽しかったのでまたやりたいです。サツマヒメカマキリが来たことがとても嬉しかったです。ただ、カブトムシやクワガタが来なかったことは残念だったので、またリベンジしたいです。(小6)
足を骨折していて、全部には参加できなかったけど、お父さんと一緒に、晩御飯と昆虫観察に参加させてもらえました。夜の昆虫観察って、カブトムシやクワガタだと思ったけど、ガやナナフシなど、色んな昆虫がいて、先生や他の子たちが昆虫の名前を沢山知っていて驚きました。秋吉台にしかいないガもいると聞いてとても驚きました。参加させてくれて、ありがとうございました。(小5)
景清洞で初めて、探検コースに行ってライトを消して真っ暗なのを体験できたこと。見たことなくて知らない虫に会えたこと。(小5)
昆虫採集が夜探すのが楽しかったです。(小5)
アオスジカミキリとセンチコガネが発見出来たことが一番嬉しかったです。景清洞の探検コースを体験出来て楽しかったです。(小5)
①景清洞がわくわくした。せまいところに入ったから。
②ライトトラップが楽しかった。(小5)
— 保護者から寄せられた感想 —
思春期に片足入ったくらいで、あまり親に詳細を話してくれない年齢になりました。今回はとても楽しかったようで、言葉少なめですが「いろんな虫がいて、夜中3時まで起きてたよ、秋吉にしかいない虫も見れた。」と話してくれました。また行きたいと言っており、行かせてよかったと心から感じております。根掘り葉掘り聞いても本人は詳細話しませんが、それで良いと思っております。また行きたい、が全ての感想かなと思いますので。このような貴重な機会に参加できましたこと、ほんとうに感謝しております。(小5 保護者)
とても楽しかった、と言って帰ってきました。これまでに、キャンプ等は体験させましたが、本格的な昆虫観察は初めてだったので、発見がいろいろあったようです。アキヨシトガリエダシャクを捕まえたことを褒められたことが、子供の心に刻まれました。専門家の先生が、何でも答えてくれて、すごかった、と。憧れのような感情を抱いておりました。参加して本当に良かったと、親は思ってます。(小5 保護者)
親としては、人見知りな息子が無事に過ごせるのかと色々不安でしたが、無事楽しめたようで安心いたしました。虫がとにかく好きで、ライトトラップをとにかく楽しみにしていましたが、まさか朝の4時まで粘るとは…!!良い経験になったようで、大変ありがたく思っております。夫は相談会の方にも参加させていただきました。先回り育児のお話が大変興味深く、帰宅後に夫婦で色々話し合いました。我が家は元々、なるべく自分たちでやらせる、失敗させるようにしていたのですが、宿題やプリントの提出で先生から電話が来たり懇談で注意が入り、段々と親のチェックを厳しくして、結果的に先回りしてしまっていたと反省いたしました。先生のお話(山から一人で帰らせる等)がとても興味深く、まずは学校以外のところから積極的に取り入れようと考えております。親子共々良い経験をさせてくださり、ありがとうございました。(小6 保護者)
好きな蛾をライトトラップで採集出来てしばらく興奮してました。最近は出掛ける事を余り好まなかった子どもが「楽しかった〜、また行きたい」と言っていました。また、他の学校や他学年と交流することが余り無いので、その点も良かったようです。(小6 保護者)
秋吉台で子供に貴重な体験を仕組んでいただきありがとうございました。息子は自分と似たような人がいた(車好きで話が盛り上がった)、高校行かないでもの作りすると言っていた、きれいな蛾がいたなど、あふれ出すみたいに話をしていました。本当に楽しかったのだと思います。相談会では思わず涙がこぼれ、思い返す度に2日くらい涙がこぼれっぱなしで、なんでかなと考えると、今の学校や世の中に適応しにくい息子を2人抱え、一人で学校や世の中に対峙している気持になっていたことに気が付きました。中邑先生たちの取組やお話は、なんだか同じ側に立って、世の中や学校や子供と向き合って動いてくださっている方々がいるように感じられて、ありがたくて、ちょっとほっとして、心がゆるんで涙が出てしまいました。できることから、動いてみようと思います。希望をありがとうございます。(中2 保護者)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
共催:東京大学先端科学技術研究センター・山口県
LEARN報告会 2022-2023「教育が社会を変える」
2023年3月24日

LEARN 報告会 2022-2023「教育が社会を変える」を開催しました
2021年からスタートした それぞれの個性を伸ばす教育プログラム「LEARN」は、2022年度も皆様のご支援をいただきながら、多様な子どもたちと共に活動を進めることができました。
2022年度の活動報告ならびに、ご支援のお礼をお伝えすべく、2023年3月24日(金)にオンラインにて報告会を開催いたしましたので、収録映像とともに報告させていただきます。
皆様のお力に支えられて活動が進んでおりますこと、心より感謝申し上げます。子どもたちの「やってみたい」という思いが突き動かすエネルギーを今後ともどうぞ一緒に楽しんで見守っていただけたら幸いです。
【報告会動画】
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
主催:東京大学先端科学技術研究センター
LEARN ONE プログラム参加型スカラーシップ『1週間の家出をしてアルバイト体験をする旅2023』
2023年2月1日〜5日@日本旅
将来に不安を感じ、悶々と暮らす子どもたち
未来に向かって歩き始めたいのだけど、誰かの後押しが欲しい子どもたち
親に申し訳ないなと思いながらも喧嘩ばかりして後悔する子どもたち
働き、お金を稼ぐ。大自然に身を包まれる。変化を求めて動き出してみる。
家を離れる旅に出て、見えたものはなんだろう?
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
自分の人生を自分で生きている
北海道に行ってよかった。楽しかった。大変だったのは洗濯物をほすこと。みんなでご飯を一緒に食べたこと。疲れたし、気持ち悪くなった時もあったけど大じょうぶだった。楽しかった。雪をふんだ。汗をかいた。馬の鳴き声を聞いた。景色がきれいだった。海。風が強い。吹きとばされそう。新しい場所に行くといろんなことを感じられる。自分の人生を自分で生きている。自分の頭で考えている。その日のごはんをなににするか、何時にお風呂に入るか、何時に寝るか、服は何を切るか。全部自分で決めていい。北海道に行けてよかったです。(高1 東京都)
今まで抱えていた悩みが少し楽になった気がします
プログラムが終わった今は、今まで抱えていた悩みが少し楽になった気がします。駅員さんにどの電車に乗ればいいのかを質問したり、どのようにすれば薪を上手く割れるのかを試行錯誤したり、いろいろなことを初めてしました。どれも、スマホで検索をかければすぐに出てきてしまうことでしたが、自分で考えて解決することによって、その知識・経験は記憶に残るものになっています。(中略)また、やることがなかったのでいろいろなことを考えさせられて、スマホやパソコンなどの電子機器を使わずに過ごす時間も悪くないなと思うことができました。特に印象に残ったのは、仕事場の静けさです。雪が音を吸収するので、音を出さなければ都会にいるとなかなか感じないような静けさを感じることができました。東京にいると、大小はありますがほぼ24時間何らかの音が鳴っているので、雪の中の静けさでどこかリセットされたような、スッキリした感覚を得られました。(中2 東京都)
現状を変えたいという思いからプログラムに参加した
私がこのプログラムに応募しようと考えたのは、自分がいくら他人より多くの苦手なことがあろうと、いつか社会に出なければいけないのは誰だって一緒なので一度社会に触れてみたい、うまくいかないコミニュケーションの場から離れて違う環境で自分に適した社交法を模索したい、新しい経験をしてみたい、頭を冷やしたいなどなど、現状を変えたいという思いからでした。(中略)3日目から始まったアルバイトでは、それまで家出仲間だった人たちと協力しながら全力で体を動かし働きました。いつぶりだろうと思えるくらいに純粋に目の前のことに没頭し、大量の汗をかき、夜はぐっすりと眠れました。こんなにも精神的なストレスを感じない環境があるのか、と驚くくらい心が軽かったことも印象に残っています。他人と緊張せずに言葉を交わすこともできました。合間の休憩時間に飲ませてもらったキャラメルラテや聞かせてもらった山奥ならではの小噺は忘れることができません。最終日には仲間とともに少しずつ割って積んでいた薪で薪小屋を埋めるに至り、過去一といっていいほどの達成感を感じました。(中2 千葉県)
自分の手でやってみることに必要な学びがある
学校の道徳で、「働くは傍楽が由来」だと聞いた。傍楽は、傍を楽にするということ。働くと稼ぐは別物なのだと考えた。傍を楽にした時、金を払うかどうかは雇い主が決めることであり、別に時間と金を交換しなくてもいい。その一例はボランティアだろう。傍を楽にしたいが、交換は別にいらない。逆に稼ぐ場合、交換するために、金を得るために結果的に傍を楽にするということになる。働くと稼ぐは全くの別物であって何が目的なのかによって違う、と僕は考えた。今回僕がしたのはあくまで体験だ。本当の “働く”ではなかっただろう。雇い主さんを楽にしたいという思いが根底にあったわけでもなく、働くという体験をしたいという自分本位の考えで応募した。しかし“稼ぐ”でも“働く”でもどちらでもないこの体験が、これからの稼ぐや働くに繋がることは確かだ。(中略)また常々「パンツを洗え」と言われ続けてきた。そしてこの旅で実際に毎日洗ったのだが、まさに生活が出来るということと繋がっている。今は洗濯機に放り込めば自動で洗ってくれる。しかし、この手で洗って乾かすことで、気づけることは山ほどあると実感した。生活を続けていくために必要なことを中邑先生は教えてくれる。「体験は大事だ」と言っていたし、「知識は大事だ」とも言っていた。ブラックボックスになっている部分を知るということ、そしてその中で処理されている諸々を実際に自分の手でやってみるということ、そこに僕にとって必要な学びがたくさんあるのだと思った。(中2 埼玉県)
— 保護者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
「自分で考えて行動する」ことをたくさん引き出してもらった
まず本人から「行きたい!」と積極的に応募。参加前、とても楽しみにしている様子。帰宅後は「楽しかった」というより「とても良い経験だった」という言葉と晴れ晴れした表情が印象的でした。応募~参加最終日まで「積極性」「自分で考えて行動する」このような面をたくさん引き出してもらったように思います。また、「半端ない帯広の寒さ」「自分の住む東京とは違う牧場での常識の数々」表現豊かに語ってくれました。見るもの触るものや聞く話がとても新鮮だったようです。経験したことのない極寒の環境で全身を使って労働した事も普通には味わう事のできないかけがえのない時間で、決して家庭では経験できない素晴らしい体験の連続だったと想像します。参加させて頂き本当にありがとうございました。慣れぬ環境の中、困難やストレスも多かったと想像しますが、弱音を吐かず体調も崩さず「最後までやりきる」事ができ、娘の今後の「自信」に繋がる経験だったと思います。これからは娘を信じてさらなる自立を支えてゆきたいと思うようになりました。(高1保護者 東京都)
出来る力を本人も経験し、親もその力を信じる事が出来た
こちらのプログラムに自分で申し込み、参加できると決まってからの本人のワクワク感を感じながらも、私の方が過保護にも朝起きれるか、電車に1人で乗り無事に到着するかを心配してしまいました。しかし心配をよそに、1人で出発し帰宅して参りました。親から解放されると出来なかった事も出来ることが実証された思いです。親の方も頭では理解していても何事にも手助けし過ぎてしまう事が子どもの能力を発揮出来なくさせていることがつくづくわかりました。極寒の中、初めての方々との旅を自分で選んで楽しんだ息子を今までで1番頼もしく感じました。今回の旅で貴重な経験をし、やれば何でも出来るはずと思うのですが、親がいると甘える事も多いようです。出来る事を信じて放っておけばいいと思うようになりましたが、お互いにそう簡単には変わらないのが現状です。しかし出来る力を本人も経験し、親もその力を信じる事が出来たので根底では思いがかなり変化したのではないかと思います。(中2保護者 東京都)
頑張ってるんだなという姿が見えるようになりました
緊張半分、楽しみ半分の様子で出掛けていきました。帰って来た時は、玄関でゴールテープを切ったようなガッツポーズをしたので、私と弟で思わず拍手で迎えました(笑)。寝坊して働く時間が少なくなってしまったことを「俺は金が欲しかったんじゃない、もっと働きたかったんだよ!」と叫んでいました。(中略)保護者の座談会でも「向き合い方を変えていってください」というようなお話があったので、どんなふうに変えるのがいいのかな…と考えていました。旅の興奮が収まって日常モードになってくると、さっそくいつも通り親子喧嘩しました(-_-;)本人も変わってないし私も変わってませんでした。でも少し引いて見ると、全部ではないにせよある程度のことは自分はやって、家の外では頑張ってるんだなという姿が見えるようになりました。自分で人生の師になるような人を見つけて憧れが持てているなら、それはすごく有り難いことだなと思います。これからの成長段階で長男との心理的な距離は縮まることはもうないと思うので、親としてはうまく離れていきつつ、今の家がホッとできる場所ではありつづけるように、本人の変化を気をつけて見ながら、できる限り環境調整は工夫していこうと思います。(中2保護者 埼玉県)
子どもの気持ちが動き始めた
プログラム参加後、「他のプログラムに参加してみようかな」と子ども自身が話していて、動きだすエネルギーが子ども自身にたまっている感じがしています(学校生活でエネルギーはすぐに枯渇するかもしれませんが)。このような機会に恵まれたこと、保護者自身もとても嬉しく感じております。子どもが中学2年になり、子ども自身の悩みも出てきているようでしたが、親子関係もとても迷走してきていました。親子が離れて一度親子の関係を俯瞰してみる必要性を感じていました。かといって、気軽に旅に出させる先の親族等もおらず、外に出そうとしても年齢的に本人の気持ちが動く内容でなくては親子関係をさらにこじらせるだけです。このような状況でしたので、保護者としても子どもの気持ちが動いた今回のプログラムに参加させてもらいとてもありがたく感じております。(中略)今回、マイペースで忘れ物の多いこどもが、想像どおり、いろいろと事務局の方のお世話になりました。そのたびに事務局の方が、温かくかつ保護者に頼らずやってみようというメッセージを、子どもに直接発してくれている様子を感じ、私自身が頼れる大人の存在に気づけたことが収穫でした。(中2保護者 千葉県)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
主催:東京大学先端科学技術研究センター
LEARN with NITORI『アルバイトって何? 〜働くことを通していろいろ考えてみよう〜』
働くってなんだろう?
いつかは向き合わなければならない時が来るのは分かっているけれど、
なんとなく自信がなかったり、不安だったり。。。
アルバイトにチャレンジしようと思っていても、その一歩がなかなか踏み出せない。
そんな子どもや青年たちの悩みに一緒に向き合い、アルバイトを体験してもらうのが、この「働くプログラム」。
世の中にはいろんな働き方がありますが、
このプログラムではニトリ店舗での働き方を体験してもらい、
働くことへの一歩を踏み出すことに繋げていきます。
【これまでに実施したプログラム】
— 参加者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
<LEARN with NITORI@東京都北区3 2023年2月16日・17日 @ニトリ 赤羽店>
同世代の人たちの話を聞くことができて楽しかった
今回のアルバイトをしてみて良かったことは、アルバイトを高校になってからやってみたいと思えるようになったことと、開店前のニトリのバックヤードに入れるという貴重な経験ができたことです。最近、年齢が上の人たちと接する事が多く同世代の人たちと接する機会が少なく、今回の企画で久しぶりに同世代の人たちがどのような事をしてどのような考えをしているかを聞くことができて楽しかったです。(中3 東京都)
労働の大変さを思い知った
今回働いてみて思ったこととしては、やはりお金は大切だということです。私たちは毎月貰うお小遣いや、お手伝いをして貰うお小遣いを受け取っています。しかし、それは当たり前では無いのです。私たちは、私たちの両親が働いているから生まれるお金を分けてもらっているに過ぎずません。そのため本当の意味で自分たちで働いてお金を受け取るという行為をしたことがないのです。そのため今回働いてみたことで、労働の大変さに着いて思い知り、常日頃から働いて私たちを養ってくれる両親に、そこで生まれたお金に感謝をしていく必要があると思ったのです。(中2 東京都)
緊張したけど楽しかった
ニトリに行く前はバイトが初めてだったので緊張したけど、実際に行ってみたら品出しとか段ボールから商品を出したり商品を探したりして楽しかったです。また朝7時に出ることは今までなかったので早く起きて家を出ることが今回できた。今回は体験のチャンスをくれてありがとうございました。(中3 東京都)
<LEARN with NITORI@宮城県仙台市 2023年1月25日・26日 @ニトリ 仙台松森店>
・思ったより自分の頭の回転が遅かったので反省
・でも時間をかければ修正はできそう
・一度説明を聴いて覚えるのが難しかった
・単純作業が自分に向いていると感じた
またやりたい (高2 宮城県)
今回はとても学ぶ事ができる活動でした
袋から物を取り出す作業や、掃除、ネジ締め、品出しなど、単純作業の積み重ねが、この社会を支えていると再確認し、とても充実した2日間でした。またやってみたいと思っています。(中3 宮城県)
働いてお金をもらうのはとても大変だと思った
今回初めてアルバイトをしましたが、大変でもあり楽しかったです。開封作業で大変だったのは、商品を傷つけないようにカッターで開封するのが怖くて大変でした。次に、楽しかったことは品出しです。商品のバーコードを読み取って場所の確認をして品出しをするのが、難しかったけど楽しかったです。今回のアルバイトに参加して、働いてお金をもらうのはとても大変だと思いました。でも、とても良い経験をさせてもらいました。(中1 宮城県)
<LEARN with NITORI@東京都北区2 2022年11月24日・25日 @ニトリ 赤羽店>
どんな作業でも工夫を凝らして丁寧にやることが大切だと分かった
今回の体験を通して、様々なことを学ぶことができました。職場では身だしなみや安全面にとても気をつかっていて、どんな作業でも工夫を凝らして丁寧にやることが大切だとわかりました。今回は店舗の売場の把握と品出しその後展示品の乾拭きをやらせていただきましたが、ニトリさんには色々な商品が置いてあることがわかりとても楽しかったです。最初は初めての経験でうまく出来るか不安と緊張をしましたがみなさんが優しく、進んでいくうちに慣れていきました。今回学んだことを自分の将来の生活に活かしていきたいと思います。(26歳 神奈川県)
1000円の重みが分かった
はじめは緊張していたが、先生やみんなとコミュニケーション取りながら活動していくと2日目には緊張がなくなっていました。いままで何気なくただ買い物していたニトリさんやほかの会社でも裏で働いている人の大変さを身をもって感じることができました。今回は数日で数時間だったのでまだ働けると思いましたが、実際は毎日で今回よりも長い時間働くので1000円の重みがわかりもっと大切にしていきたいです。(中3 千葉県)
働くことに対して感じていたハードルが少し下がった気がします
二日間のアルバイト体験に参加したことで私の中にいくつか変化が起こりました。まず一つ目。今まで、自分は要領が悪いから働くのは難しいかもしれないと思っていました。しかし、意外と自分にも出来ることはあるかもしれないと思えたことです。一人で難しい作業はできないかもしれませんがその時は誰かと協力すればいい、そう考えられるようになりました。働くことに対して感じていたハードルが少し下がった気がします。二つ目の変化は人間と関わることに対する恐れが少し減ったことです。私は立場や役割がはっきりしている相手とのコミュニケーションはとれるのですが、そういったものが無い相手と関わることは苦手です。例えば医者と患者、教師と生徒、店員と客など役割がはっきりしている相手と関わる事はそこまで苦痛ではありません。しかしお互いの役割が決まっていない同年代の子と関わるのはかなり苦痛です。でも今回、同年代の子と一緒に働くことができました。少しだけですが、人と関わることに対して自信がついたと思います。こうした変化を起こせるような新しいチャレンジをこれからもしていきたいです。(高1 東京都)
— 参加者の保護者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
本人の自信につながったのではないか
1日目を終え、緊張や慣れないことの疲れからか、夜大泣きしていて2日目はどうなるかなと思いましたが、頑張って二日間出ることができたことが本人の自信につながったのではないかと思います。学校で授業に出させてもらえなかったりして家で過ごすことが多かった為、今回とてもいい経験になったと思います。このような機会をいただけてニトリの皆さま、先端研の皆さまに本当に感謝です。(中3保護者 東京都)
ありのままで受け入れられた経験
娘にとって初めてのアルバイト体験に出かけてゆく時、少しの緊張感を伴いつつもワクワク感の方が大きいように見えました。娘の話から、とても良い経験が出来たことを感じました。現在学校へ行けてないのはもちろんで、社会との関りが希薄になっている娘にとって、今回のアルバイト経験は社会を垣間見る貴重な時間でした。娘の心には人間不信、社交不安など克服すべきテーマがありますが、今回のアルバイト経験では、ウエルカムな場所で信頼できる大人達との出会い、ありのままで受け入れられた経験、工夫しながら楽しく作業が出来た経験、二日間頑張って報酬を得た経験、さらに前向きな発言(また行きたい)もあり、かけがえのない貴重な経験となったはずでプログラムに関わって下さった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(高1保護者 東京都)
<LEARN with NITORI@福岡県福岡市 2022年11月9日・10日 @ニトリ 福岡空港店>
仕事は楽しくないものとばかり思っていたけれど
掃除をしたり、品出しをしたけど裏では、こんな事をしてたんだな、と改めて凄いなと思いました。品出しの時に、場所が分からなくてバーコードを読み取って探していたのですが見つからなかったので、同じ所をずっと探していたら、場所を教えてくれたので自分の仕事もあるのに優しいな、と思ったのとチームプレイがあるから仕事が速いんだな、と感じました。このプログラムに参加する前は、仕事は楽しくないものと、ばかり思っていたのですがプログラムに参加してみたら凄く楽しいものなんだなっと、思いました。ニトリの仕事を体験してみてこんな感じなんだなと、分かったのでこのプログラムに参加出来て良かったなと、思っています。(中2 福岡県)
自分の特徴と他の人の特徴を理解して働く
2日目の仕事では、最初は、1日目と同じチームだったので作戦を立て、効率的に作業を進められました。途中でグループの入れ替えがあったので前のグループで作った作戦を教えてそれを繰り返し作業すればいいと思っていました。しかし、それぞれのやり方があって、前のグループでやっていた作戦が合わない人もいました。今回のプログラムでは、自分の特徴と他の人の特徴を理解して他の人と一緒に働くと言うことはどういうことかイメージすることができました。(高2 福岡県)
仲間と一緒に働くことで新たな発見がある
このプログラムに参加して、一からもう一度社会を学びました。現在は、引きこもりで、何度も就職をしましたが、中々人間かんけいやコロナの中で体調を崩れてしまい、私でも心の中でわかっていますが、周りから、「まだ若いから、次があると」言われましたが、正直、いやでした。ですが、プログラムを参加して、初心者に戻って、心がけました。プログラムでは、ニトリの品出して、お客様が、わざわざ、自ら足を運んで下さって、本当に使って生活するんだと思い、やりがいを感じました。それから、仲間と協力し合い、それぞれのやり方(スピード、正確さ)違うことがわかりました。仲間とコミュニケーションをし、その商品は、どこにあるのか、かくにんして、わからない時、近くのニトリのスタッフに質問して、場所を把握することができました。仲間と一緒にやって新たな発見し、声かけ、色んな働き方がヒントがあると思いました。(成人 福岡県)
— 参加者の保護者から寄せられた感想 —
※一部抜粋して掲載しています。
何もかも新鮮で心に残る体験だったようです
「働くってどういうことか知りたいから、どこかアルバイトできるところないかな?」と息子から投げかけがあり、タイミングよく今回のプロジェクトを知り参加させていただきました。小学生の頃から学校にはなかなかなじめず、中学では入学式のみの参加で、次の日からは家から出ることができず、1学期はほぼ部屋で過ごしました。他の子と同じにはできないと自己肯定感も下がりっぱなしの息子でしたが、2学期からは「自分がやりたい」ことを小さく試しながら毎日をおくっています。そんな中での今回のタイムリーな企画が本当にありがたく思いました。高校生とバディを組んだこと、ニトリの社員の方や東大の先生の話を聞けたこと、ニトリのバックヤードに入れたこと、何もかも新鮮で心に残る体験だったようです。2日間では足りない、またやりたいな~、他のプロジェクトにも参加したいと話しています。息子の興奮冷めやらぬ話で印象的だったことは、「初日に一緒に場所を覚えた高校生が話すのは苦手みたいだったけど、字がめちゃくちゃ上手でスゲーと思った」と言ったこと。苦手なところを責めたりバカにしたりするのではなく、良いところをすぐに見つけてスゴイと尊敬できる。そんな息子を知れてうれしく思いました。(中1保護者 福岡県)
「仕事をする」ことを前向きにとらえることが出来たようです
体験させていただきありがとうございました。聴覚過敏がひどく、ほぼ家にひきこもりがちの娘ですが、決まった時はハイタッチして喜んでいました。家の近くで行ったことのあるお店ということもあり、一歩踏み出すハードルがさがったようで、家でも準備の段階でワクワクしている様子が見られました。2日目は朝が早かったのですが、自分で起きることができ、元気に家を出る姿に、驚きと嬉しさと、たった1日での成長を感じました。県外から参加の子とお友達になることが出来、どうやったら会えるか、旅する計画をしているのもほほえましく思えました。普段はなにごとにも否定的に感じるところがありますが、今回のプログラムで「仕事をする」ことを前向きにとらえることが出来たようです。あまり人と話したがらない子ですが、先生方ともたくさんお話をできたようで、それも自信の一つになったようです。(中2保護者 福岡県)
<LEARN with NITORI@東京都北区1 2022年6月23日・24日 @ニトリ 赤羽店>
ちょっとした人生の一歩になりました
今回のLEARN with NITORIは僕にとってちょっとした人生の一歩になりました。一度バイトの面接に行きましたが、僕のことをただの労働力として見てくれなかったり、僕が使いずらかったら他の労働力を使うといった真意が伝わりました。正直僕は、世界はそうあるべきではないと思っていますが、世界を変えるつもりは無いです。でも自分を変えたいです。僕をただの労働力として見てくれないこの世界で、生きていく自分に成りたかったのです。でもトラウマもあったりして変えられなかったのですが、今回の体験を通して、変われやすくなりました。僕にとって今回の機会はバイトへの分厚い壁を崩す機会でした。なのでこの機会をくれたLEARNとニトリさんに感謝しています。そしてバイトの体験自体は楽しかったです。(16歳 東京都)
ただ仕事をするのではなく、考えながら仕事をする
今回のプログラムに応募しようと思ったきっかけは、自分の通う学校がアルバイト禁止で、今後おそらく体験するであろうアルバイトに不安があるためでした。アルバイト体験では、短い時間ではありましたが、働くことで得られる喜びというものを感じることができたのではないかと思います。自分が働くことで誰かのためになっているという実感や他者と協力し、一つの仕事をこなすによって得られる達成感、これらは今回のプログラムに参加しなければ得られなかったものだと思います。しかし、苦労した点も多く、ただ仕事をするのではなくこの仕事はなぜ必要なのか本当に必要なのかなど懐疑的になって考えながら仕事をすることや、他者とのコミュニケーションの重要性などにあらためて気づかされました。今後は、様々なアルバイトを体験して、自分の経験値として蓄えていければいいなと思います。(高3 神奈川県)
自分が思っているよりも、大人たちがすごく楽しそうに過ごしていた
ニトリの会社に来て、たくさんの大人が同じ場所で仕事して会議して食事をとっていたことが、すごく驚きだった。学校みたいだなと思った。でもやっていることは学校とは違って、会議室がたくさん埋まっていたり、お客さんに説明を行うスペースにも人がいて、社員さんには電話が頻繁に来たり、屋上では雑談をしている会社員の方がいて、会社のなかはつねに会話が活発なイメージがある。今まで、団体として行動している大人というのを学校の先生という規模でしか見たことがなく、学校では職員室などに隠れてしまいがちな大人たちの過ごし方が、明らかになったような気がした。以前参加したLEARNのプログラム時もそうだったけど、この企画で見えた大人たちは自分が思っているよりもすごく楽しそうに過ごしていた。(高3 東京都)
<LEARN with NITORI@大阪府豊中市 2022年2月28日・3月1日 @ニトリ 豊中三国店>
お客さんに声をかけていただいたことが嬉しかった
とても学びの多い2日間でした。貴重な機会をありがとうございました。特に、お客さんに実際に声をかけていただくことを経験できたのはとてもよかったです。実際には何もお役に立てず申し訳ない気持ちと、心構えをしているつもりでも、声をかけられるたびに緊張や驚きでいっぱいになりそうな2日間でしたが、それでも声をかけていただけたときのなんとも言えないありがたさは、あたたかくてうれしかったです。(20歳 京都府)
仕事の楽しさを体感することができた
私は今回、このプロジェクトに2日間参加して、1日目は、商品を運ぶ場所を探すのにかなり時間がかかっていた品出しが、2日目では、少し探す時間が早くなった。そのため、自分は成長出来たのだと思い、嬉しくなり、働く事の楽しさは、このようなものだと思い、仕事の楽しさを体感する事が出来た。また、私は以前、職業体験で働いた事があったが、その時は仕事を教えてもらってからは、基本1人で仕事をしなければならず、不安になりながら仕事をしていた。しかし、今回は、2人から4人で仕事していた事や、分からないことがあったら聞いてと言われていた事もあり、安心して働く事が出来た。(大1 和歌山県)
少し自信がついた気がした。(高1 愛知県)
アルバイト体験が始まると、不安や心配を忘れて、作業に打ち込むことができた
今回初めて「働く」ことをしました。アルバイト体験が始まる前は、できないことがあったらどうしようと心配になったり、言われたことをちゃんと出来ずに失敗したらどうしようと思ったりしていたけれど、アルバイト体験が始まると、不安や心配を忘れて、言われたことを一生懸命、集中して作業に打ち込むことができました。お仕事はとても大変で、特に商品を店内に陳列する作業が一番大変でした。初めての事で慣れない部分もあったけれど、今回のアルバイト体験で気づいた事、知った事などを今後、活かせるようにしたいなと思います。(高2 兵庫県)
仕事はとても考える作業なのだと身をもって知った
「働くということはそんなに堅苦しいものではない」と思っていたが、今回実際に働いてみると、大変さの中にやり甲斐、というよりは考える、考え続ける楽しさを感じられたように思う。仕事というと、負のイメージが語られることが多いかもしれないが、実際はただ己の体力のみを提供するものでもなく、とても考える作業なのだと身をもって知った。ニトリでは共に考え、共に創る、共に高めあうことが大切だと学びました。今までなかなか拭えずにいた、働くことへの躊躇が少なからず拭われた気がした。(19歳 大阪府)
<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから
LEARN with NITORI@東京都北区3 2023年2月16日・17日 @ニトリ 赤羽店
LEARN with NITORI@宮城県仙台市 2023年1月25日・26日 @ニトリ 仙台松森店
LEARN with NITORI@東京都北区2 2022年11月24日・25日 @ニトリ 赤羽店
LEARN with NITORI@福岡県福岡市 2022年11月9日・10日 @ニトリ 福岡空港店
LEARN with NITORI@東京都北区1 2022年6月23日・24日 @ニトリ 赤羽店
LEARN with NITORI@大阪府豊中市 2022年2月28日・3月1日 @ニトリ 豊中三国店
共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス