LEARN in 福島2025「農園でアルバイト体験をして、農作物を東京に売りに行こう!」「農園でいつもと違う視点で子育て作戦会議」
2025年10月1日(水)、11日(土)

LEARNin福島
LEARNin福島

活動報告

子ども・保護者プログラム

▼プログラム

2025年10月1日(水)
子どもプログラム:

「農園でアルバイト体験をして、農作物を東京に売りに行こう!〜働いて、食べて、人に届ける中でリアルに学ぶ日々の営み〜」part1

保護者プログラム:

「農園でいつもと違う視点で子育て作戦会議」

2025年10月11日(土)
子どもプログラム:

「農園でアルバイト体験をして、農作物を東京に売りに行こう!〜働いて、食べて、人に届ける中でリアルに学ぶ日々の営み〜」part2

働くプログラム Part ❶ 二本松編

10/1(水)、福島県の小中学生14名、保護者14名と東京都港区の小中学生16名が、福島県二本松市の自然豊かな農園「遊雲の里」に集まりました。
子どもたちは、地元農家の方々の指導のもと、お米の稲刈り、野菜の収穫など、実際の農作業に取り組む「農園アルバイト体験」に参加しました。最初は慣れない手つきだった子どもたちも、時間が経つにつれて協力し合い、チームで効率よく作業を進める姿が見られました。
この農園では、働いた時間に応じて報酬として農作物が渡される仕組み。「1時間でこんなに取れるんだ!」「もっと頑張ってたくさんもらいたい!」といった声が聞かれ、 自分の力で得る喜びや働くことの意味を、実感をもって学ぶ時間となりました。
保護者の皆さんは、農園の一角で「子育て作戦会議」を実施しました。
日々の悩みや家庭での工夫を語り合いながら、自然の中でリラックスした雰囲気のもと、「子どもたちをどう見守るか」「子どもたちのリアルな学び」などについて考える時間を持ちました。親子双方にとって実りの多い時間となりました。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

この体験を通して私は、いつも食べている米がこんなに苦労をして作っているのがよく分かりました。なかなかできない体験ができて良かったです。(小5 二本松市)

私は今回LEARNの活動に参加し、稲刈りや、はせがけというなかなかできない体験をさせていただきました。最初は、初めての稲刈りをちゃんとできるか、みんなに馴染めるかどうか、とても不安だったのですが、農家さんやLEARNのスタッフの方々がとても優しく、温かく教えてくださったおかげで少しず緊張がほぐれコツを掴むことができました。稲刈りではどうしても屈伸運動が多く、鎌を使うのも力がいるので、とても体力を使いました。稲刈りだけでも大変だったのに、もっと大変な作業を毎日のようにこなしている農家さんたちは凄いなと、改めて普段お米が食べられている事への喜びや感謝を感じました。その後、はせがけと落穂拾いをして、お昼休憩に入りました。ご飯の準備をしながら餅つきを見たり、実際ついてみたり、ご飯の時も楽しい時間でした。豚汁がとてもおいしく、おかわりまでしてしまいました。お昼が終わり、水中の生き物を見たのですが、フナやミズカマキリなど、普段見れない生き物がいてワクワクしました。その後野菜を取りに行き、まだ緑のパプリカを二つ収穫して活動は終了しました。勉強になることが多く、とても楽しい1日でした!東京での活動も楽しみです。(中2 喜多方市)

私は今回のプログラムに参加して、農家さんの大変さや、みんなでやる事の楽しさ、自然の良さなどを学べました。まず、稲刈りをした時、刈った時に爽快感が楽しかったですが、それと同時に大変さもありました。人によっては、腰を痛めてしまったり、ケガをしてしまう人もいると思います。楽しさもありましたが、やはり稲刈りは大変なんだな。と思いました。もちろん田植えも大変なんだろうな…と思いました。そこも踏まえて、農家の方に感謝の気持ちが湧いてきました。みんなでやることの楽しさは、みんなで仲良く話していたり、虫を見つけたりしていて、見ているこっちも元気になってきました。きっと、1人よりみんなで作業した方が楽しいし、楽になるんだと思います。今回は港区の方も来ていて、福島とは違うことなどを話して盛り上がっているのを見て、他の地域の方と作業するのっていいんだなと感じました。自然の良さは、特に生き物観察で感じました。みんなでたくさんの生き物を捕まえて、楽しかったです。ここにたくさんの生き物がいるんだな…とすこし驚きました。私はあまり捕まえられなかったのですが、最後にみんなで捕まえた生き物を解説してもらって、とても興味深かったし、楽しかったです。雨の中の活動も楽しかったけど、今度は晴れた時にも生き物探しをしてみたいです。お昼は、地域の方などに準備してもらって、すごくありがたかったです。おにぎりがシンプルだったのにすごく美味しく感じたし、お餅もあんこときなこがあってすごく美味しかったです。豚汁も、お餅を入れてみるという、私的には新しい食べ方だったのですが、結構美味しくてびっくりしました。温室で野菜をとらせていただいた時も、こんなところに温室があったんだという驚きと、おいしそうな野菜がなっていてとてもわくわくしました。帰りに、野菜をもらってすごく嬉しかったです。なかなかできない体験ができて、大変だったけど、すごく楽しかったです。(中3 いわき市)

本人は疲れに弱く運動が続くと帰ると言い出しそうで心配もしていましたが初めての体験や他のお子さんとの時間を楽しんだようで、最後まで参加できました。午後は雨で靴が濡れたことが不快で機嫌も悪くなっていましたが、最後まで参加できたことが自信に繋がったようです。帰宅後は給料表を参加しなかった母親に見せたりしていました。(中2保護者 伊達市)

働くプログラムPart ❷ 東京編

10月11日、福島県二本松市の子どもたち7名が、「自分たちが育てた野菜を東京の人にも食べてもらいたい」という思いを胸に、「働くプログラムpart❷」に参加しました。
朝早くに小蕪(こかぶ)、きゅうり、トマト、なす、パプリカを収穫し、新幹線で東京まで運びました。重たい野菜を手にしながらの移動中も、子どもたちは販売のためのキャッチコピーを考えたり、値段を相談したりと、真剣な表情で準備を進めていました。
東京に到着すると、以前二本松で一緒に働いた港区の子どもたちが最寄り駅の浜松町で温かく出迎えてくれました。あいにくの雨の中でしたが、子どもたちは「おいしいよ!」「無農薬だよ!」と元気な声で呼び込み、自分たちの手で育てた野菜を一生懸命販売しました。
自分たちが作った野菜を通して人とつながる喜びや、働くことの楽しさ、伝えることの大切さを学ぶ一日となりました。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

今回は、朝早く家を出て農家さんのところで野菜を朝どれしてから東京に行くという流れだったので、自分の収穫した野菜が実際に売られるんだということを意識しながら収穫していました。自分の中でカブは辛い物だと思っていたのですが、採れたてのカブを食べた人たちが「甘い!」と言っていて、野菜の産地や鮮度もやはり味に影響するんだなと思いました。どれがどのくらい売れるか、お客さんたちに喜んでもらえるかどうかなど色々なことを考えながら、収穫した野菜を東京まで運びました。東京に着いてフリーマーケットの会場へ行き、野菜を並べ前日作ったうちわで呼び込みをしようとしたのですが雨が降っていてどうしようかと思っていたところ、LEARNの職員の方に野菜を入れた箱を持たせてもらい、それを使って呼び込みをすることになりました。あまり多くの方を呼び込む事はできませんでしたが、何人か興味を示し話を聞いてくださった方もいて、やってよかったと思いました。結果、野菜と新米の売り上げは元手以上となり、給料も上がって嬉しかったです。東京タワーをバックに記念写真を撮り、お菓子ももらって福島に帰りました。帰る途中、いただいた給料で期間限定という言葉に釣られて買ったアールグレイティーラテミルフイュを帰ってから食べて美味しかったです。本当に楽しい1日をありがとうございました!(中2 喜多方市)

野菜や米を売る時間は長くはなかったけれど、たくさんの人が買いにきてくれてよかった。野菜が売れていく様子を見てよかった、と思った。朝、早く起きて二本松に行き、野菜を採ってきたかいがあったなと思った。会場までは予想をしていたより遠かった。家族以外と新幹線に乗ったのは初めてだった。切符を自分で持っている、と言うことももちろん初めてだ。新幹線に乗って、一人でいろんな所へ行ってみたくなった。昨年のLEARN の果樹園での仕事で、りんごで給料はもらっていたけれど、本当のお金の初任給だなとおもった。初めての給料で、駅でチョコを買った。いつもと変わらずおいしかった。そして、家に届いた新米の味。自分の労働の対価だと思うといつもよりおいしく感じた。(中3 郡山市)

事前にいただいたデータを印刷して本人に手渡し「読んでおいてね」と渡したもののちゃんと確認したのか不安なまま、当日を迎えました。朝は予定どおりの時間に(プロレス以外でこんなことありません。)出発し、野菜の収穫へ。途中の車内で、まつりで収穫した米がいくらで販売されるのだろうという話題から、米がスーパーでいくらで売られているか、我が家では一回に何合くらい炊いているのか、そして、福島県のブランド米の話など、いつもは話題にのぼらないような話をすることができました。東京での販売の話は、チラシを袋にいれる仕事を手伝ったよ、と言葉少なめの報告でしたが、スタッフの皆さんに声をかけていただいて、ほんとにみんな優しい人たちばっかりだね、とニコニコしていました。お金で給料をもらったのも初めてのことでうれしかったようです。行きの新幹線でお菓子をいただいたお友達に、お給料を使ってキオスクで買ったチョコを、さっきのお礼ですとひとつ差し上げたそうです。そんなことできるんだ!気が利く!とびっくりしました。貴重な経験をしていただき、ありがとうございました。(中3保護者 郡山市)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:福島県教育委員会・東京大学先端科学技術研究センターLEARN

LEARN with Porsche 2025 未来を駆け抜ける君へ『君の学びはこのままで十分か?』
2025年8月18日(月)〜22日(金)

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LEARN with Porscheロゴ

君の学びを変えるサマープログラム
LEARN with Porsche 2025
未来を駆け抜ける君へ「君の学びはこのままで十分か?」
2025年8月18日(月)から22日(金)@日本を移動しながら

「君の学びはこのままで十分か?」・・・そんな問いかけから始まった、5年目のサマープログラム。参加者たちは東京駅と新潟駅の2つの場所から出発し、行き先を知らされないまま、毎日、別の場所に移動し旅を続けました。

歴史や自然、文化や経済を探る旅の中で、彼らはこれまで出会ったことのない人や環境、出来事に触れ、自分の感情や考えを揺さぶられました。予想外の体験は、多様な価値観との出会いを生み、新しい学びの可能性を実感させました。

今の学びに違和感を抱き、この場に集まった若者たちは、この旅でどんな「未来への学び」を始めたのでしょうか。

このプログラムが、トラベルWatchさんの記事に掲載されました。
よろしければ、下記よりご覧ください。

ポルシェ×東大先端研、今年は東京・新潟から北海道へ!
金座と水銀、公害と環境保全、キーワードを紡いで自分なりの答えを見つける旅
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/2049458.html

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

 5日間の旅で自分の視野の顕微鏡の倍率が大きく変化する時があった。その瞬間は一時的に全ての視野がぼやけることがあり、自分という存在の定義など、僕の根幹にあった部分ですら変化し、僕はその自分自身の変化にとても驚いた。しかし、それは自分の成長につながると信じ、肯定的に受け入れることにした。旅の途中、いくら倍率が変化しても、ぼんやりせずキョロキョロ観察し続けたつもりでいても、見えない部分や見落としている部分が多々あった。そんな見えない部分にスポットライトを当ててくれたのが、5日間を共にした仲間であり、先生方やスタッフのみなさん、旅の先々で出会った方たちの言葉であった。特に、仲間たちと各々の考えを共有することで、自分が今どこの視点から物事を理解しようとしていて、どの知識と知識の点を線でつなげようとしているのかが見えてくることが多々あった。他の人の意見を聞き、自分の考えを自分の言葉で発表することで、無意識のバイアスに気付き、なぜ自分には見えていない知識があったのかを知ることもできた。(中3 東京都)

 今回のLEARNのプログラム内容が点と点で結ばれ、線になる感覚はまだ実感できていないが、今まで自分が考えてきたことが線として結ばれた気がする。例えば自分が気づかないうちに偏見を持ってしまっていたことだ。小学校や中学校で偏見を持ってはいけないと教わったが、私自身「偏見をもっている」という感覚はなかった。しかしこのプログラムを通して私は勝手に新潟水俣病にかかった人は「かわいそう」という偏見を無意識にもってしまっていたのだ。新潟水俣病がどのようにして起こったのかも知らず、被害にあわれた方がどんな気持ちで生きて、どんな気持ちで語り部として活動してきたのかも知らず「かわいそう」という単純な言葉で片づけてしまっていた自分がいたことに気づいた。でも実際は「かわいそう」だけではなく、工場ができて町が栄えたという良い面があったことや、新潟水俣病になったことを信じてもらえず悪口を言われたり想像を絶するような、聞いてるだけで言 葉も出ないような経験をたくさんしてきたことを知った。自分のイメージだけで「かわいそう」 と決めつけて思い込んでしまっている自分がいることを知った。良く知らないのに分かった気になって、決めつけて思い込んでいることの危うさに気づけた。どれだけ自分が物事の一面しか捉えられていないかを知った。(高2 東京都)

 私が感じたのは、点が広がっていく感覚です。すでに教科書などで得た「知識」という点に、現地で実際に見たもの、肌で感じたこと、現地の方の話から得られるリアリティなどが結びつき、点が広がっていくのです。今まで、受験勉強を始めとして様々な学びに取り組んできましたが、この感覚は新鮮でした。そして、広がった点は重なり、新たなものを映し出しました。新たな共通点が見えたり、全く見えなかった側面が見えたり。実際に足を運び、五感で感じることの価値を再認識できたように感じます。(高2 千葉県)

 私は今回、「共存」と「課題意識」について、これまでにないほど深く考える 5 日間を過ごした。 世の中では「共存」という言葉が頻繁に使われ、あたかも当然のように受け入れられている。しかし今の私たちは本当に共存できているのだろうか。そう問われれば、答えはまだ「NO」だと思う。心のどこかで共存を願っていても、人はやはり自分を優先しがちである。その気持ちがある限り、他者に真に目を向けることは難しい。現に、紛争も差別もなくならず、環境を脅かしているのは他でもない私たち人間だ。だからこそ、共存の実現に必要なのは「課題意識」なのだと気づかされた。ただ並んで存在するだけなら、それは共存ではない。共存とは、理想的な到達点ではなく、課題に向き合い続ける中で形づくられる「絶え間ない営み」であり、違いを抱えたまま衝突し、ときに痛みを伴いながらも、未来へつながる選択を重ねていく。その営みこそが、私たちが目指すべき「共存」の姿であると私はこの 5 日間を通して思った。5 日間でこれほど多くの考えを巡らせることができるとは、出発前には想像もしていなかった。 ここで得た学びを胸に挑戦し続けること、考えを巡らし続けること、疑問を持ち 続けることをやめず、人生を歩んでいきたい。止まらない歩みの先にこそ、仲間と分かち合える最高の瞬間が待っていると信じている。(高3 福井県)

 プログラムでは初めから、お話を聞いた上で自分の中で「どのような学び方をするか」「何を考えてほしいか」ということに焦点を合わせ、事前に指針を与えてもらったからこそ、頭の中が常に忙しく動き続けました。これから何に出会い何を行い何を知ることになるかわからないことを知っているからこそ、常にアンテナを張りその感度を上げることができたのではないかと考えました。そしてその学び方は、点と点をつなげるとか、教科書での学びと現場での学びとか、人と 出会った対話の中でとか、言葉にしてしまえば一つのことで、私も同じような言葉でこれ までの探究活動を表してきてはいました。しかし、この五日間で自分の中ですでにあった ものを上回る現実味と実感、これらの言葉の再定義を経験できた感覚がずっと残っていま す。合流した 2 日目の夜に、「つなげる」は「共通点を見つける」とは違うのだろうと考えたことがそのひとつです。なにか抽象的なキーワードを当てはめて綺麗にラベリングしようとしてしまって、それはこれまでの校外学習のレポートなんかにはよく映える書き方なので癖になっていました。それはむしろ学びを打ち消していると思ったのは金と水銀がフェアトレードで繋がれた時で、その時の悔しさは忘れません。1 日目から 5 日目まで、今日はこれで十分だったのだろうか、もっとここを深掘ったら、 ここをもっと知りたい、この人に会ってみたい、振り返ることが多くて、その後悔や惜し む気持ちを実際に次の行動に繋げていくのが学びなんだろうなあとどきどきの止まらない プログラムでした。(高3 東京都)

 一生の同世代の友達たちにも出会えました。自分は高校3年生ということもあり、自分の進路や将来、学ばなければならない理由について考えることが多く、常に感情が完全に彷徨っている状態でした。そんな中、素晴らしく知的で面白い話ができるみんなと出逢え、本音をぶつけ合ったり、気を使い合ったりなど紆余曲折しながら体験した全ては互いにとって大きな刺激となりました。今までここにくるまでの自分の学習者としての姿勢を信じてよかったと心から思いました。自分が努力して掴もう新しい景色を目にしたステージの数だけ、自分を更に成長させてくれる新たな仲間に出会える。そう思うともっともっと学ぼうと思い、これこそが自分が学ぶことを絶やしてはならない理由だと「学び」ました。本気で人間を愛せたし愛された時間で幸せでした。全ては決して狙っては起こせない「奇跡」だったと思います。(高3 大阪府)

 旅の1、2日目はここを訪れる理由は何なのか、どういう意図があるのか、そういうわかりやすい目的を求め、答えが見つからずに困惑していました。しかし、4日目に知床で森林の再生のお話を聞いている時、何か目的を持って話を聞くのではなく、単純に好奇心からいろんな質問や興味が湧いて自然と心が踊った感覚を覚えました。それはそこまでの旅で人との会話や土地の様子からたくさんの情報や考えを得て、それらについて自分の中で噛み砕いたり、他人と話して考察していたからだと思います。何気ない情報にも意味があって、それを心のどこかに置いておくことで、新しい情報の受け取り方が変化するように感じました。(高3・大阪府)

 旅の1、2日目はここを訪れる理由は何なのか、どういう意図があるのか、そういうわかりやすい目的を求め、答えが見つからずに困惑していました。しかし、4日目に知床で森林の再生のお話を聞いている時、何か目的を持って話を聞くのではなく、単純に好奇心からいろんな質問や興味が湧いて自然と心が踊った感覚を覚えました。それはそこまでの旅で人との会話や土地の様子からたくさんの情報や考えを得て、それらについて自分の中で噛み砕いたり、他人と話して考察していたからだと思います。何気ない情報にも意味があって、それを心のどこかに置いておくことで、新しい情報の受け取り方が変化するように感じました。(高3・大阪府)

 音楽を続ける中で、「正しさ」や「美しさ」を追い求めすぎていた自分にとって、今回出会った農業、林業、演奏、記録といった営みは、どれも根源的で、逃げ場のない現実と向き合う行為でした。理屈ではなく、生きる人の人生としての重みがありました。音楽という営みもまた、複雑で矛盾を含んだ現実を、そのまま音として差し出す力を持っています。技術や形式に頼らず、迷いながらも何かを伝えようとする響きには、言葉を超えた重さがあると改めて感じ、それを自分なりに追い続けていきたいと思います。このプログラムを通じて、人間の不完全さを他人事ではなく、自分の問題として捉える感覚が育っていきました。矛盾や過ちを抱えながらも誰かのために行動し、未来へ何かを手渡そうとする営みこそが、人を人たらしめるものだと感じました。 ともに過ごした仲間たちは、決して一面的ではなく、それぞれの視点や背景を持ちながらも、深く考え、丁寧に言葉を紡いでいました。目の前の問いに本気で向き合う人たちと過ごした時間は、今も自分の中で静かに響き続けています。先生方やスタッフの皆さまが一人ひとりに寄り添い、場を支えてくださったことにも、深く感謝しています。 これからの進路や生き方に明確な答えはありませんが、この数日間で得たまなざしと姿勢は、きっと自分の中に残り続けます。自分に何ができるのか、なぜこの時代に生かされているのかという問いと向き合いながら、日々を大切に積み重ねていきたいと思います。(高3・神奈川県)

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主催:東京大学先端科学技術研究センター LEARN・ポルシェジャパン株式会社

LEARN in やまぐち『君は本当の山口を知っているか?「山口探しトレイン」に乗って探検に出かけないか? 』
2024年10月13日(日)

LEARNinやまぐち

『君は本当の山口を知っているか?「山口探しトレイン」に乗って探検に出かけないか?』

2024年 10月13日(日)

山口県の小中学生16名が、新山口駅から、山口県をぐるぐるっとめぐる列車の旅にでました。ルートは、下関を目指す西回りと、岩国を目指す東回りに分かれました。西回りは宇部新川・下関・長門市・東萩、東回りは徳山・岩国・柳井・防府と途中下車をして、その町の名物を探して、歴史を聞いていく。半数以上のグループが、列車に乗り遅れる波瀾万丈な旅で、多くのことを学んだようです。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

下関で乗り遅れるかすごく心配したけど、間に合ってホッとした。チームのみんなや東回りの人といっぱいコミュニケーションがとれたことが、僕の緊張を和らげてくれた。(小5)

山口県のいろいろな市を巡る旅がとても楽しかったです。(小4)

電車に乗り遅れたり、ハプニングがあったけど、面白かったし、いい経験になった。(小5)

場所が分からないときに人に聞いたらすぐに見つかったことが印象に残った。(中2)

私は、親以外と電車に乗るのが初めてでした。何もわからなかったので、ついて行くのが必至でした。でも、ちゃんとお兄ちゃんお姉ちゃんについていけていたので、迷子にならなくて安心しました。次は、ゆっくり買い物を楽しみたいです。(小4)

— 保護者からの感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

子どもを信じて任せていきたいと思いました
時間に合わせて行動する、ということをあまりして来なかったな、と感じました。間に合う?とこちらから声をかけていたからだと思います。今後は、少しずつ子どもを信じて任せて、先回りをしないようにしていきたいです。 迎えに行った時には、遠くからお土産の入ったビニール袋を、少し誇らしげに見せながら嬉しそうに帰って来た時の表情が印象的でした。全てのミッションはクリアできなかったり、電車に乗り遅れたりがあったようですがその時にパニックになることなく、旅も楽しめたようです。予想外のことが起きた時も、どうすればいいか立ち止まって考えられるようになってくれたら良いなと思います。(小5 保護者)

自分で旅に出たいと言っています
これまで1人で電車には乗れないと言っていましたが、もう一度同じ旅をしてみたい、西廻りのお友達から聞いた「なんとか岩」が気になったので、今度自分で西廻りもしてみたいと言っていました。自信が付いたのだと思います。帰宅してからもいろいろ話してくれました。これまでで1番楽しい1日だったと言っています。子供の人生が変わる経験だったと感じています。(小4 保護者)

生きていく力が育っていることに勇気づけられました
人に執着しない息子が、初見の子に、別れ際、わざわざあいさつにいったのに、驚きました。一緒に旅したわけではないけれど、スマフォを通じてのやり取りで、反応を返してくれたのが彼だったそうで。それなのに、名前はやっぱり交換してこないんだなぁ、と思ったのですが。ふと、単語とものごとの紐付けが苦手な息子にとっては、出会った人や見て感じたことは、映像や感覚で覚えていて、名前は音の羅列でしかないのかもしれないと気付かされました。新しい発見でした。息子は電車の乗り方はこれで完璧に分かったと言い、あと折りたたみ自転車があれば、どこまでも行けると言っていました。学校の勉強やテストはからっきしで、進学も不安だけど、彼の生きてく力が育ってきていることに、とても勇気づけられました。とことん、自然体での旅に寄り添っていただきありがとうございました。(中3 保護者)

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共催:東京大学先端科学技術研究センターLEARN・山口県

第4回LEARN ONE 2025 @個別申請型スカラーシップ奨学生決定報告

個別申請型スカラーシップロゴ
個別申請型スカラーシップLEARN ONE

第4回 個別申請型の奨学生決定報告 ​

第4回 LEARN ONE 2025 @個別申請型スカラーシップ
奨学生が決定しました。

今回は、以下の2名の子どもたちが奨学生として採択されました。
今後、スカラシップーを利用しての活動報告についてもお知らせしていきます。

  1. Aさん(東京都・中2)
    「日本中の石で絵の具を作ってみたい!」
    石を粉砕するための道具、絵の具にするための材料、石を購入する費用を支給

  2. Bさん(東京都・高1)
    「佛師になるために」
    松本明慶工房に行く旅費、寺院・美術館に行く旅費、木材を買う材料費、彫刻刀・鑿・鉋・砥石など道具購入費用の支給

また今回、以下の4名の子どもたちは準採択として、事務局から物品を支給することとなりました。

  1. Cさん(千葉県・小6)
    「機織り器を作って自分だけの布を作りたい!」
    機織りや糸紡ぎ、編み物などに関する書籍(10,000円以内)の提供

  2. Dさん(秋田県・中3)
    「3度目、4度目、5度目…N回目チャレンジ〜個展開催〜」
    いくつかの詩を載せた小冊子をLEARNのスタッフと作成

  3. Eさん(埼玉県・小5)
    「折り紙講師資格取得を目指して、たくさんの作品に挑戦したい!」
    いろいろな折り紙(10,000円以内)の提供

  4. Fさん(東京都・小3)
    「四元数、八元数についての探求」
    早稲田大学 教授・巖淵先生とお話する機会の提供

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主催:東京大学先端科学技術研究センター LEARN

東大駒場リサーチキャンパス公開2025 LEARN セミナー『先端研 LEARN が考える科学技術を学ぶ心得とは?』
2025年5月31日

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リサーチキャンパス2025logo

東大駒場リサーチキャンパス公開2025
LEARNセミナー

『先端研 LEARN が考える科学技術を学ぶ心得とは?』

2025年5月31日(土)@駒場リサーチキャンパス

東大先端研LEARNは、科学技術と学びの本質を問い直すセミナー「先端研LEARNが考える科学技術を学ぶ心得とは?」をキャンパス公開で開催しました。
本セミナーでは、森林生態学・環境エネルギー・がん代謝学・動物言語学といった異なる分野で活躍する4名の研究者が登壇。それぞれが、自身の問いと向き合い続ける姿勢や研究の魅力を語りました。単に知識を得るのではなく、「自分の問いに、自分の方法で取り組む」ことの重要性が強調され、参加者に深い示唆を与えました。教育関係者や学生、保護者など多様な立場の参加者にとって、これからの学びを見つめ直す貴重な機会となりました。

参加者からの寄せられた感想を抜粋して、以下に報告いたします。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

個性豊かな先生達の話を聞いて、世界のいろんなところに面白さとチャンスがあることがわかった。ワクワクは幅広くいろんなところに散りばめられていると思った。(小学生・埼玉県)

今回、好きなことを突き詰めている先生方のお話を聞くことが出来、有意義な時間を過ごせました。例えば、鈴木先生は、生き物が好きという気持ちからシジュウカラの研究を今でも黙々とされていて、そのようなことを自分も作りたいなと思いました。(中学生・広島県)

先生方が好きを極めて今の研究を夢中で追いかけておられる姿が印象的でした。好きな事ややりたい事をやっているんだけれど、それが社会的にも必要とされて、収入まで得られて持続可能というのは、幸せの極みだと思いました。最後のトークテーマについて。学校は「人が育つ場所としての一つの大切な選択肢」だと私は思いました。学校だからこそ体験できることや、学校でなら得やすい学びがあるものの、必ずしも学校でなければいけないというわけではない。多様な学び場所の選択肢があっていい。どの子にも、自分に合った学びの場が複数もてるといいな、と思います。(教育関係者・神奈川県)

研究をされている方々は、それぞれの研究分野への愛が熱かったです。好きでなければ続けられない。どの時点で、「好き」に気づくかは人それぞれではあったようですが、わりと早い時点で「好き」に気づいているように感じました。また共通していたのが、幼い頃から自然の中で過ごすということ。自然や人間に興味を持つことで、「もっと知りたい」が出てくるのだなと思いました。一方で、常日頃小学生を相手にしていると、だれもが科学分野に興味関心を持つのではないと感じています。子供はみな科学が好きとか言うけれど、実験をやってみて「スゲぇ!」で止まる子と「何でだろう? もっとやってみよう!」につながる子の違いは何だろうと考えています。スポーツもみんながみんな好きなわけではないのと同じで、人によるとしか言えないのかな…。研究者の方々の熱いお話は、難しすぎて分からないところもありましたが、その熱量を感じられるだけでも興味を持つことができました。ありがとうございました。(教育関係者・群馬県)

今日は普段ではこれほど短時間に詰めて聞くことができないような貴重なお話しを聞くことができ私自身ワクワクし、また自分の子どもの頃の自分と重ねて思い出し楽しく聞き入ってしまい、気付くと終わりの時間になっていました。また中邑先生の各先生への問いかけも、相変わらず面白く、まとめとしても聞くことができ大変楽しく過ごすことができました。具体的な感想としては、鈴木先生は少年の心を忘れずというより本物の少年でした。「今、鳥の声が!」「鳥の声が聞こえると今やっていたことを忘れてしまう」「検索したことは誰が調べたもの」など、今の生徒たちに1番響いてほしい言葉を気付かせていただきました。大澤先生の、すでにできている1から考えるのではなく、何も無いゼロから考える、1に疑問を持つことの大切さ、Nobody knous the answer。本当にそう感じ、生徒たちにもそれを感じさせることができるプログラムを考えようと思いました。森先生の次世代ではなく次々世代を見据えた取り組みにも感激し、さらに未来を見据えて行動することの大切さや意義に気付かされ、生徒たちにも未来に繋がること、自ら考え興味を持たせようと思いました。飯田先生の風力発電についても初めて知ることが多く、興味のあることに対して本気になるとでいろいろなところに繋がっていき、これからもさらに繋がっていくのだという、明るい未来の見つけ方を教えていただきました。本当にどの先生方の話を聞いても心に響き心が温まる。そして素敵な話を聞くと幸せな気持ちになるのだと感じることもできました。(保護者・静岡県)

各研究室の展示を見てはいたが、直接研究者のお話を伺えたのでとても中身に興味が湧いた。子供と一緒にセミナーに参加できたことで、寝る前に模型のヘビの話や風車の話が出来て嬉しかった。何かのためになるかもしれないから勉強するいうのではなく、人は好きなもの、自分の興味のある分野を突き進んでいたほうが、話題が豊富に話せるし、魅力が伝わると思いました。休憩のない1時間半は子供にとっては長い講義になりますが、情熱がある研究者の側にいると、何か惹きつけられる空気感は意図せず伝わってしまうものだと思いました。参加出来て良い時間を過ごせました。(保護者・兵庫県)

研究者の皆さんが楽しそうにお話されているのが印象的でした。自分が本当に好きなことを話すのってとても楽しいですよね。話を聞いている私もワクワクしましたし、とても前向きな気持になりました。また、私が人に興味があるのは、わからないことがたくさんあるからだと改めて気づきました。人と接したり対話を重ねて理解が深まったと感じた瞬間や、自分にない発想にふれる瞬間、理解しようとあれこれ試行錯誤している瞬間などはいつもワクワクします。また、「学校に主体的に関わり、うまく利用する」という発想は私にとっては新鮮でした。学生時代の自分がいかに受け身だったか、だから社会人になった時に苦労したのだと、納得しつつ、もったいなかったと今更ながら過去の自分に対して反省しました。(会社員・茨城県)

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主催:東京大学先端科学技術研究センターLEARN

LEARN with NITORI@山梨県『動物言語学入門〜僕はどうやって、鳥の言葉を見つけたか?』
2024年9月8日

LEARN with NITORI動物言語学入門
LEARN with NITORI

『動物言語学入門
〜僕はどうやって、鳥の言葉を見つけたか?』
2024年9月8日(日)@山梨県

山梨県道志村にある「養老の森」に、鳥や生き物好きの12名の子どもたちが集まりました。
今回のテーマは「観察」。森に暮らす野鳥たちのさえずりを手がかりに、生き物同士のコミュニケーションの様子を探りました。森の中を歩きながら、子どもたちは耳を澄ませ、「鳥たちはどんな方法で、何を伝えているのかな?」と想像を巡らせていました。
講師には動物言語学の第一人者・鈴木俊貴先生をお招きし、日々森を歩き観察を続ける姿を間近で見ることで、「観察すること」の奥深さや面白さを実感。鈴木先生の「観察の仕方」を「観察する」体験を通して、子どもたちは自分自身の視点や感性を磨くきっかけを得ました。自然と向き合う中で、何よりも大切なのは「好奇心」。そのことを体いっぱいで学ぶ、豊かな一日となりました。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

「百聞一見に如かず」というように、自分の五感をフルに使った活動だった。鈴木先生と過ごした時間の中で、僕が特に印象に残ったことは次の通りだ。夏場ということもあり、木々が覆い茂っていたため鳥の姿が見えにくかった。鈴木先生曰く、この時期は鳥にとっても人間の姿が確認しにくいうえに、鳥同士でも姿の確認が難しい状況になる。このため、より一層コミュニケーションをとるために、鳥たちは鳴き声が活発になるということだった。よく耳を澄ますと、色々なバリエーションの音が聞こえることに気が付いた。人間に限らず、動物もお互いに理解し合うためには、コミュニケーションが必要だということを再認識した。近年コロナ禍をきっかけに、現代社会において急速にIT化が進んだ。学校の授業や会議もオンラインを活用して遠隔でもできるようになり、対面以外のコミュニケーションの手段は以前より増えてきている。しかしその一方で、何か大切なことが失われた気がする。直接顔を突き合わせて話すことで感じ取っていた、顔の表情や雰囲気、声のトーン等の微妙な変化が分かりにくくなったのではないだろうか。こうして考えてみると、オンラインを使うことがない動物にとっては、いかに「鳴き声」が重要なコミュニケーションツールであるかがわかる気がする。(高1 東京都)

生物に興味があるので、よく観察とか採集とかに行ったりするのですが、今までほぼ全て目で見て探してきたので、鈴木俊貴先生の立ち上げた動物言語学を研究して行く中で鳥の声を聞きその現場の状況を探って鳥を探すという詮索方法に感銘を受けました。やはり人間も元々自然の一部である以上、視覚以外の感覚を使って生物やその行動を感じ取り調査する事が大切なのかと思いました。ところでチンパンジーなどのフォベアによって高い視力を持ち複雑な顔の動きが見分けられる様になった霊長類は表情で仲間とコミュニケーションを取ることができ、その一部は、人間の手話を理解し、人間とある程度意思の疎通が可能でして、巷で霊長類が高度な生物といわれる所以は意思疎通ができるからなのかと考えてみたりしていたのですが、今回俊貴先生のお話の中で、シジュウカラ以外の鳥もシジュウカラの言葉を理解することができると知り、何も霊長類だけが特別な存在ではなく、言葉を持っているというのは彼らにとっては当たり前のことなのかと思い、言葉は種族の壁を越えるとはこういうこともいうのかと思いました。(中3 東京都)

私は小鳥が好き。うちの周りにも鳥がいっぱいいる。庭にも来る。鳥小屋を付けたがまだ入ってこない。今回のプログラムは行きたくないしか思わなかった。私は普段から緊張して人としゃべることができないので、知らない人がいっぱいいるし、母親と離れると思うと、とても緊張した。嫌な気持ちになった。でもなんとなく行っておいたほうがいいと感じた。現地に到着して帰りたくなった。参加したほうがいいと思った。いま帰ったら後悔するかもと思った。その場で悩んだ。ちょっとなら参加できるかもと思った。参加していた時間は鳥のことを考えていた。鳴き声がするけど鳥がいなかった。今日はもう来ないと思った。自分で「かえりたい」のカードを見せることが出来た。カードを見せることも緊張した。森だからうちの方よりもっと鳥が見られるのかと思った。鳥がいなかった。鳴き声は3種類くらい聞こえた。姿を見ることが出来なかった。見たかった。先生の話、ちょっと興味あった。もうちょっと聞きたかった。鳥にとって危ないと感じる色は黄色と黒のしましま。黄色と黒も危険を感じるそう。人間も無意識のうちにそういう色を選んでると先生が言っていた。東京タワーも元は赤と白ではなく、黄色と黒の予定だったらしい。もし、またこういうイベントに行く機会があれば、参加できるようになりたい。(中3 神奈川県)

アオバトの鳴き声が録音出来たこと。「やったー!!!!!!!!」と思いました。何で人間の言葉に似た音を出せるのかな、鳥の声帯ってどうなってるんだろうと家に帰って録音を聴いて思いました。鈴木先生は一言で言うと凄い。鳥の生態を分析して鳥がどの様な言葉を喋っているのか理解できるなんて感動しました。今回もlearnで新しいお友達が出来て嬉しいです。(小5 東京都)

<本プログラムについて>
プログラム概要および募集要項はこちらから

共催:東京大学先端科学技術研究センター LEARN・(株)ニトリホールディングス

LEARN in やまぐち 2024『初めてのアルバイト体験~働いて買い物ミッションに挑戦してみよう!~』
2024年9月7日、11月27日

LEARNin山口
LEARNin山口

『初めてのアルバイト体験
~働いて買い物ミッションに挑戦してみよう!~』

2024年9月7日、11月27日

▼子ども向けプログラム
◯おうちで働いて買い物コース
2024年9月7日(土)
◯ニトリで働いて買い物コース
2024年11月27日(水)

▼保護者向けプログラム
◯子育て相談&作戦会議
2024年9月7日(土)
2024年11月27日(水)

「働くってなんだろう?どれくらい大変なんだろう?」という問いから始まるプログラムに、山口県内の小中学生20名が参加しました。2つのコースから、自分ができそうな働き方を選びました。家でお手伝いをする「おうちで働くコース」と、お店で品出しのアルバイト体験をする「ニトリで働くコース」。どちらも、それぞれの挑戦や学びがありました。買い物ミッションでは、家族のための品物を一つ買うという制限をクリアしながら、予算ギリギリまで買おうと頭をつかっていました。

—プログラムの様子 —

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>

アルバイトを毎日続けるのは大変だった。でも、もう少し続けてもよかったかな、と思った。買い物は、税込価格と本体価格で少し迷ったけど、ちゃんと買い物できて良かった。買ったものを家族みんなで食べて、美味しかった。(小4)

楽しかった。緊張せず、もくもくと作業できた。初めてスーパーで買い物をした。計算間違いをして、900 円くらい余ってしまった。仕事でスマホが使えるとは思ってなかった。仕事は楽しかった。ニトリで働きたいと思った。(中1)

カートを押したり、箱から出したり、大変だったけれど、とても楽しかったです。帰ってから、足が痛くなっているのに気がつきました。毎日やるのはきついけど、でもやれると思います。買い物の時間が少なくて、ちょっと焦りました。でも、ギリギリまで買えて、良かったです。いつもは買ってもらえないブタ麺が買えました。(小5)

最初は、ニトリでどんなことをするのかなと、不安もあったけど、実際にみんなで体を動かして作業し始めたら、不安もなくなった。働く時間がとても短く感じた。本当に楽しかった。段ボールを開けるカッターがいつもと違って短く、開けやすかった。スマホみたいな機械で、バーコードをピッとすると売り場がわかったり、新商品の情報がわかって、面白かった。ほかの会社でのお仕事もやってみたいと思った。学校でする勉強よりも面白かったから、早く働きたいと思った。(小4) 

<保護者からの感想>

今回はとても良い体験になったと思います。家のアルバイトは、時間がかかったり、もっと綺麗にと熱中して時間オーバーするくらい、一生懸命やってくれました。綺麗になることで達成感を感じていたようですし、家族が喜んだことも嬉しかったようです。(小4 保護者)

始めるまではあまり乗り気でない様子だったが、できそうなお手伝いを表にして、できたものに ◯ をすることにして始めた。すると、こちらが言わなくても「やってるよ。◯して。」と言うようになった。初めての内容も、◯してほしいから、とチャレンジできていた。夏休みは放課後デイサービスで過ごして毎日日程が違う中、よく頑張ったと思う。よい経験をさせて頂きありがとうございました。(中1 保護者)

普段は経験できない「働いてお金をもらう」という機会が、モチベーションを大きく刺激したようで、学校では掃除の参加自体を嫌がる長男が「お給料をもらうのだから」と、床掃除を自発的に始めたという事実に、環境が違えば、こうも変わるのかと驚きました。兄弟 2 人とも、家に帰ってからも、今回の体験の話が止まりませんでした。

「合計する時に何算を使うかわからないと買い物できないから、学校の勉強も必要」 と、自分なりに今回の体験と学校の勉強とを結び付けて考え、能動的に学ぶきっかけとなってくれたように思います。今回の学びを日々の生活に生かしていきたいと思います。(小2 保護者)

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センター・山口県
協力:株式会社ニトリホールディングス 

LEARN with NITORI 2024@對龍山荘@東大先端研『虫調査プログラム~閉ざされた庭に住む生き物の秘密に迫れ~』
2024年 6月15〜16日、7月21日、9月27日

LEARNwithNITORI虫調査プログラム
LEARN with NITORI

虫調査プログラム
~閉ざされた庭に住む生き物の秘密に迫れ~

▼プログラム
◯虫調査プログラム @對龍山荘
2024年6月15日(土)〜16日(日)
◯標本整理 @東大先端研
2024年7月21日(日)
◯標本同定および養老孟司先生への報告会 @東大先端研/オンライン
2024年9月27日(水)

「我こそは、生き物博士だ!」と意気込む全国の虫好きな子どもたちが、京都の對龍山荘に集まった。築100年の歴史ある庭園で、そこに息づく昆虫や生き物についての本格的な調査に、専門家とともに取り組んだ。
 このプログラムの目的は、ただの虫捕りではなく「調査」。採集から標本の作成・整理・同定、レポートの作成まで、研究者と同じプロセスを一通り体験する学びの場だ。日中は、草むらに分け入りながらの昆虫採集や、標本づくりに夢中になった子どもたち。夜にはライトトラップを使った観察も予定していたが、残念ながら雨により途中で中断に。悔しがる声もあがったが、自然が相手の調査では、こうしたハプニングも大事な学びになる。計画通りにいかないことも含めて、研究の現場を肌で感じる経験となった。採集から標本にするまでのプロセスを通じて、「命と向き合う」時間が、自然と子どもたちに伝わっていったように思える。昆虫図鑑を片手に「あれかな?いや、ちょっと違うかも」と、同定に挑戦する姿はまさに未来の研究者。紙の図鑑を何度もめくるうちに、「わかった!」と声を上げる瞬間には、学びの喜びがぎゅっと詰まっていた。

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

京都の對龍山荘での採集では、初めて同年代の虫好きの方や講師の方と一緒に生き物を捕まえて、刺激をたくさん受けました。今まで周りに自分以外に虫好きがおらず、自分より虫を追いかけている人を見たことがなかったけれど、今回のプログラムに参加した全員が熱心に生き物を探したり、観察したりしていて、世の中にはたくさんの虫好きがいるのだということを知りました。採集では、見たことのない虫を見ることができ、嬉しかったです。昆虫やサワガニなど多くの種がいて、池や川など環境も隅々まで整備されていたので、對龍山荘が長い間どれだけ大切に管理されてきたかが分かりました。標本作りは初めてすることだったので、標本の作り方を調べたり、材料を用意したり大変でしたが、勉強になりました。同定をするときも数冊の図鑑を使って、大まかな種から1つに特定するのが難しかったです。自分では見た目が似ている種までしか特定することができなかったので、これから経験を積んで自分で同定できるようにしたいです。また、博物館などでたくさんの標本を見ることができるけれど、標本づくりや標本の管理の大変さを知って、博物館の管理能力の凄さを感じました。また、プログラムに参加する前は、虫は生きている姿が一番きれいで、殺すのも可哀想だと思っていたので、標本についてあまり肯定的ではなかったけれど、学術面の標本の意味を秋田先生から聞いて、標本の大切さを学ぶことができたのでよかったです。それでも標本を作るときに生きているモノサシトンボを殺すのが心苦しかったので、個人的に趣味の昆虫採集の場面ではあまり標本は作るのは控えたいと思いました。養老先生への報告会では、養老先生の虫に対する考えを聞くことができ、良い学びになりました。実際にユーカリの木の昆虫探しはできなかったのは残念ですが、いつかまた行ったときに試してみようと思います。今回のプログラムを通して初めてのことをたくさん経験でき、とても良い学びになりました。今までは趣味で楽しむだけだったけれど、学術の面について教えていただいて、生き物の新しい世界を知ることが出来ました。(高2 岐阜県)

僕はいつも標本を作らず観察して終わりだったのですが、観察して標本を作るという過程があって大変ながらもとても楽しく感じることが出来ました。あのクビキリギスの標本は自分からみてとても上手くできた気がします。この標本作りを経験してから家でも標本を作ることが増えました。その後にした同定では今までみたことはあっても調べたことはない虫などをよく知ることができて楽しく、嬉しかったです。養老先生には、とてつもなく緊張して口ごもってしまったけど、上手く伝えたいことを伝えられてよかったです。(中2 東京都)

専門家の方達と昆虫の事について話せたり、昆虫好きの友達が出来たりして、とても楽しかったです。ライトトラップは途中で終わってしまい残念でしたが、綺麗な蛾は見れたので嬉しかったです。小さい昆虫の同定は難しかったですが同定のコツを教えてもらい、とても勉強になりました。(中3 埼玉県)

僕は今回のプログラムに参加して、甲虫の標本の作り方や、同定の仕方などを学ぶことができてとても楽しかったです。またこのようなプログラムがあれば参加させていただきたいです。(中2 東京都)

— 調査レポート —

プログラムで採取された8目77種の虫について、参加者がレポートをまとめました。下記よりご覧ください。

— 標本リスト —

※下記表は下にスクロールしてご覧ください。

標本リスト
1 カゲロウ目 トウヨウモンカゲロウ
2 カマキリ目 オオカマキリ
3 コウチュウ目 スグリゾウムシ
 
コウチュウ目
ヒメクロオトシブミ
 
コウチュウ目
ヒレルクチブトゾウムシ
 
コウチュウ目
ウスモンカレキゾウムシ
 
コウチュウ目
ヤマトタマムシ
 
コウチュウ目
マスダクロホシタマムシ
 
コウチュウ目
ヒメコガネ?
 
コウチュウ目
セマダラコガネ
 
コウチュウ目
ナガチャコガネ
 
コウチュウ目
ニセマルガタゴミムシ?もしくは、マルガタゴミムシの1種
 
コウチュウ目
ハネカクシ科の一種
 
コウチュウ目
キボシツツハムシ
 
コウチュウ目
オオナガコメツキ
 
コウチュウ目
ヒゲコメツキ
 
コウチュウ目
ラミーカミキリ
 
コウチュウ目
ナガゴマフカミキリ
 
コウチュウ目
キマダラミヤマカミキリ
 
コウチュウ目
ナミテントウ
 
コウチュウ目
オオメキバネハムシダマシ
 
コウチュウ目
クリイロクチキムシ
  ゴキブリ目 モリチャバネゴキブリ
4 チョウ目 ベニシジミ
  チョウ目 キマダラルリツバメ
  チョウ目 アカシジミ
  チョウ目 ムラサキシジミ
  チョウ目 ルリシジミ
  チョウ目 ヤマトシジミ
  チョウ目 モンシロチョウ
  チョウ目 ツマグロヒョウモン
  チョウ目 ヨツボシホソバ
  チョウ目 ナミガタシロナミシャク
  チョウ目 カノコガ
  チョウ目 クロホウジャク
  チョウ目 ホタルガ
  チョウ目 スジキリヨトウ
  チョウ目 モンクロベニコケガ
  チョウ目 エグリエダシャク
  チョウ目 ウスサカハチヒメシャク
  チョウ目 キクビゴマケンモン
  チョウ目 エグリイチモジエダシャク
  チョウ目 ヒメシャク sp
  チョウ目 キモンホソバノメイガ
  チョウ目 コキモンウスグロメイガ
  チョウ目 ヒメアカジママドガ
  チョウ目 キシタエダシャク
  チョウ目 ミツオビキンアツバ
  チョウ目 オオウスベニトガリメイガ
  チョウ目 ツトガsp
  チョウ目 ハマキsp
  トンボ目 モノサシトンボ
5 トンボ目 オオシオカラトンボ
  トンボ目 イトトンボ科の1種
  トンボ目 コオニヤンマ
  トンボ目 コシアキトンボ
  トンボ目 マユタテアカネ
  トンボ目 ショウジョウトンボ
  トンボ目 ヤゴ3
6 ハサミムシ目 キアシハサミムシ
7 ハチ目 ルリチュウレンジ
  ハチ目 キボシアシナガバチ
  ハチ目 アカスジチュウレンジ
  ハチ目 ニホンカブラハバチ
  ハチ目 キンケハラナガツチバチ
  ハチ目 クロヤマアリ
  ハチ目 ハリブトシリアゲアリ
  ハチ目 アメイロアリ
  ハチ目 クボミシリアゲアリ
  ハチ目 クロオオアリ
  ハチ目 ホソウメマツオオアリ
  ハチ目 オオハリアリ
  ハチ目 ハヤシケアリ
  ハチ目 アミメアリ
  ハチ目 ヒラセムネボソアリ
8 バッタ目 クビキリギス
  バッタ目 ANcile cinenea?

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センター LEARN・(株)ニトリホールディングス

LEARN with NITORI 2025 @静岡県熱海『たけのこの秘密に迫れ~親子それぞれプログラム~』
2025年4月12~13日

LEARN with NITORI

たけのこの秘密に迫れ 〜親子それぞれプログラム〜
2025年4月12日(土)~13日(日)@静岡県熱海

今年も熱海の竹林に春が訪れ、「たけのこの秘密に迫れ~親子それぞれプログラム~」が開催されました。
地面の下に眠る「マイたけのこ」を自分の手で探し、掘り出す体験に、子どもたちは目を輝かせて挑みました。
講師の黒ラブ教授は、細胞が水を取り込んでたけのこがぐんぐん伸びる仕組みを、実験を交えて紹介。理科が身近になる不思議な瞬間が広がりました。
2日目には最新技術にも触れ、科学が暮らしとつながっていることを実感。
保護者は子どもとの関わり方を考える対話の時間を持ち、その視点で活動を見守りました。
雨の中でも心に残る発見と出会いが詰まった2日間となりました。

【報告動画Coming Soon】

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>
タケノコを竹やぶで見つけたとき、なかなか大きいのは見つからないのに、ぼくは大きいのが見つけられたからうれしかった。大きいのを見つけたのは僕だけじゃなかったけど、ぼくは大きいのを見つけられてうれしかった。(小2 静岡県)

普段は一人で何かする方が好きだけど、グループ活動も楽しいなと思った。友だちができて、いい経験ができた。(小3 東京都)

たけのこを掘り終えて形を見てみたら想像よりも大きさが小さいたけのこで意外でした。掘る前は、1キロくらいの重さだと思っていたけど実際は、400グラムぐらいだったので意外でした。(小4 東京都)

タケノコが土の中にどのように生えているのかを知り、とても驚きました。掘り出す作業は思ったよりも難しく、タケノコの根元がとても固く、掘るのが大変だったことが印象に残っています。家に帰ってから、早速タケノコの皮をむいてみると、思ったよりも皮が厚く、中の実が少なくてびっくりしました。ですが、タケノコご飯は香りが良く、タケノコの甘さとシャキシャキした食感が楽しめて、とても美味しかったです。(小6 埼玉県)

<保護者からの感想>
この半年、息子が変わってきて学校に馴染まなくなったことへの戸惑いや、親の私が学校や社会との橋渡しをしなければいけないプレッシャーのようなものを抱えていました。そこに、根拠のある「大丈夫」をいただいて、肩の荷が下りたような気持ちになりました。子どもが楽になる方法を考えたり、つまづきの原因を探ることを諦めないでやってみます。(小2保護者 東京都)

大人と子どもがわかれて行動することで、それぞれ有意義な時間を過ごせたと思います。ふだん、つい子どもの身の回りの世話で手や口を出しすぎてしまっていることに気づき、反省しました。ただのワガママと支援すべき点の違いをよく考え、今後の生活でも今回の学びを活かしていきます。(小5保護者 神奈川県)

息子のだらしない面ばかり気になっていたけど、割とたくましく活動(友達をつくる、大人も味方にする)している姿を見られて良かった。 (小5保護者 静岡県)

タケノコを掘るという貴重な体験ができ、帰宅してからはそれを調理し、食べるという事を楽しみました。相談会でのお話は、子育てに関する気付きがたくさんあり、反省する事も多々ありました。普段、家ではあまり喋らない娘が、友達や学校の様子を話してくれ、生活を楽しんでいる事にホッとしましたし、嬉しかったです。 (中1保護者 神奈川県)

 

<本プログラムについて>
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共催:東京大学先端科学技術研究センター・(株)ニトリホールディングス

LEARN in 港区 子ども向けプログラム/保護者向けプログラム『新しい学びの一歩を体験しよう!電脳人間になって学びをパワーアップ!』
2025年3月15日

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〇子ども向けプログラム / 保護者向 けプログラム

「新しい学びの一歩を体験 しよう ! 電脳人間 になって学びをパワーアップ!」
~ 子どもには「 自分らしく学ぶ力 」を 、保護者 には「 新 しい 子育ての視点 」を ~

2025年3月15日

「授業で先生の話を聞いているのに、大事なところが分からなくなる…」
「音読していたら、何を読んでいるのか分からなくなる…」
「みんなで話していると、何を話しているのか分からなくなる…」
「宿題を書くのが面倒で、つい後回しにしちゃう…」
「ノートを取るスピードが追いつかなくて困ることがある…」
「大人から何度も同じことを言われて怒られる…」
そんな港区の子どもと保護者が、「自分に合った学び方」を探しに東大先端研に集まった。
普段感じている「ちょっと困ること」を、ICTツールを使って解決する方法を教えてもらった子どもたちは、ツールを駆使して宝探しミッションに挑戦。
日頃使っているツールでも、見方や使い方を変えると、新たな気づきがある。
新しい学びの一歩を体験した子供たちの顔は、楽しさと自信に満ちていた。

—プログラムの様子 —

— 参加者から寄せられた感想 —

※一部抜粋して掲載しています。

<子どもたちからの感想>

為になった。例えば「聞く」という行為を助けることは、ヘッドフォンでボタン1つで周りの音を消すことが出来て現代の機械は魔法のようだと思った。(小4)

学校に行けてないけどこんなふうに人と関わる機会があると良いと思う。宝探しで二つ目が難しかったけど何度もやり直したらできた。(小4)

楽しかったし、とても勉強になりました。宝探しはとても頭を使いながらも楽しめました。最後には本当の宝(お菓子)も、貰えてとても嬉しかったです。また参加したいです♪(小4)

面白かったし、今後生活をしていくにあたって、自分にとってとても重要そうな内容が含まれている気がした。ipadは普段から学校から貸し出されているけど、今回のような使い方をしたことがなかったし、うまく説明できないけど自分の困っていることを何らかの形で助けてくれるんじゃないかという期待がもてた。(小5)

<保護者からの感想>

※一部抜粋して掲載しています。

役に立つ知識やツールについて学ぶことができる良い機会だったと思います。息子達も楽しみながら学びを得たようで、今後の変化に期待しています。(小3、小5 保護者)

苦手なことも頑張ればできると、トレーニングの方法ばかりを考えていたが、そもそも無理して頑張って取り組んでも経験(頑張り)が積み重ねられない可能性もあることを知り、改めて息子の特性をしっかりと知り、困難さを軽減できる様なツールを使いこなせる様に一緒に考えていきたいと思いました。貴重な機会をどうもありがとうございました。(小3 保護者)

ツールを使うことはずるいことでは無いと親子で認識を新たにしました。親や先生の話を聞き飛ばし、注意力が散漫なところを上手くカバーしていきたい。(小5 保護者)

 

<本プログラムについて>
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共催:港区教育委員会・東京大学先端科学技術研究センターLEARN